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第56回社労士試験~驚きの合格基準!

皆様、おはようございます(こんにちは?)!
独学の帝王です。

2024年度の社労士試験もいよいよ結果が出ましたね!

合格を勝ち取られた皆様に、心から敬意を表します。
本当に、おめでとうございました。
そして、大変お疲れ様でございました!

自分もちょうど1年前を思い出し、若干ながらこみあげてくるものを感じました。
苦労・努力が報われて形になったこと。
それがこれまでの苦悩に対する何よりのご褒美だと思います。


<おそらく皆が驚いた合格基準>

さて、本年度の試験結果も出て、自分は無関係ながら食い入るように見てしまいましたが、今回はその合格基準に驚かされました。

まず、自分が最もリスペクトしていた銀次郎エイトさんが、択一式総得点の予想を8年ぶりに外されたこと。
彼の予想では42点か43点でファイナルアンサーを出していましたが、意外にも44点で決着がついてしまいました。

銀次郎さんの連続予想的中がここで途絶えたことと、択一式がかなり難化傾向だったと言われていたのに受験生の平均点が思いのほか下がらなかったこと。
この両方に驚きました。

厚労省のHPでも既に得点状況など公開されていますが、今回の試験は、

✅選択式 合格基準25点(前年比ー0.4点)
✅択一式 合格基準44点(前年比ー1.2点)

とのこと。


↑↑択一式に関しては、こちらで話した採点サービス利用者の総得点が2~3点下がっているにも関わらず、全体で1.2点の下げ幅に留まってしまったことになりますが、やはり、採点サービスを利用していない人は人数比率が高いうえにその得点変動の影響も大きい。
なおかつ、彼らの情報は全くのブラックボックスなわけです。

今年度は低得点者層(おそらく大半が採点サービス非利用者)の間だけでいえば、平均点の伸びがあったのかも知れません。
例えば、20点台⇒21点台みたいに・・・

また、久々の択一式での補正可能性が噂されていた健保でも、3点以下50%未満、2点以下30%未満。補正要件を1つも満たさなかったことも意外でした。

そんな具合に今年度は、採点サービス利用者と非利用者の得点傾向が全然異なっていたことで、銀次郎さんをはじめ各社の予想が狂ってしまったものと考えます。

しかし、各社の予想は圧倒的に43点予想が多かっただけに、合格基準予想を見尽くしていた受験生たちにとっては大どんでん返しだったことでしょう・・・


<虫の知らせ?キャリーオーバー補正がキタ!?>

この3日前、独学の帝王はこんな記事を出しました。

そう。

【キャリーオーバー補正】

です。

厚労省から公開されている得点状況を見て、ピン!ときました。

今年度、選択式試験の総得点は前年比-0.4点で本来なら前年据え置きのはずですが、1点引かれています(26点⇒25点)。

自分が書いたキャリーオーバー補正の記事をご覧いただくと分かりますが、2023年度までのキャリーオーバー累積は0.6点の貸し。
つまり、0.6点分余分に基準が上げられた状態だったわけで、今回さらに0.4点加えられて合計ちょうど1.0点。

キャリーオーバー補正の基準に該当し、今年度は久方ぶりにそれが発動したと考えられます。


独学の帝王は予想屋ではありませんから、まさかあの記事を出した数日後にキャリーオーバー補正が本当に実現するなんて思ってもいませんでした。
ただただ、自分が受験生時代は気にしていて、せっかくデータも集めていたので皆さんに共有しただけにすぎません。

なので、自分があの記事を出したのは「虫の知らせ」だったのではと。

ただひとつ考えられるのは、この補正をすることで合格率が例年並みになるためちょうど良い機会だったのかも知れません。。

もちろん推測の域は出ませんが、キャリーオーバー補正がなく総得点基準が26点のままだと、前年の合格率6.4%に対してガクンッ!と落ちていたんでしょう。

予想屋の中には、2023年度は合格率が高めだったから今年度は低くなるだろうという見解も見られました。
おそらく、キャリーオーバー補正がなかったらそうなっていたと思います。

しかし、今年度の合格率は6.9%でほぼ前年並み。
突出して高くなるワケでもなかったので、今回キャリーオーバー補正を発動させたという流れが濃厚かも知れません。

今年度はキャリーオーバー補正が受験生に『ほほ笑んだ』格好になりましたが、反対に3日前の記事のタイトル通り『牙を向く』こともあります。
基準点が1点余分に上がるということですね。

改めて、キャリーオーバー補正は決して無視できないと思わされた合格発表でもありました。


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