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救急車

 近所に消防署があるから救急車の出動の音は部屋にいても聞こえる。
 最近のこの陽気からかよく出動している様だ。
 だぶん熱中症だね。
 近くの道路を走っていてもサイレンを聞きすれ違う。
 いつも心の中でお疲れ様です、ありがとうございますと言っている。
 救急車には何度かお世話になったことがある。
 最初はクリニックに勤めていた時だ。患者さんが急変して医師が総合病院に送ろうと判断した時だ。
 その時に状態を理解している医療従事者ということで書類と荷物を持って同乗して転送に付き添ったのが初めてだった。
 病院に着いて申し送りをして手続きをしたら帰ろうとなったのだがさてどうする?となった。
 来た時は救急車で何も考えずに来たが帰りはすでに救急車はいない。
 しょうがない、タクシーでクリニックに帰るかと呼んで帰った。
 後は要救助者として乗った。
 うち二度目は街中で倒れた時だ。
 この時は通りがかった方が呼んでくれて一命を取り留めた。
 この時の後遺症で今の生活をしている。
 三度目は新幹線の多目的室に乗っている時に呼吸困難になり乗務員を呼んだ時だ。
 この時はボタンを押したのはかすかに覚えているのだが次に気がついた時は駅に着いて救急隊がストレッチャーに乗せられようとしていた。
 でそのまま駅を出て病院に。
 病院に着いた時はもう症状は治まっており特に何をするわけでもなく病院を後にした。
 この時は駅まで行くのに受付で道を聞いたら車椅子で行ける距離だったからそのまま駅に向かい駅で事情を話すと切符もあったからかそのまま目的地まで行くことが出来た。
 この時は多分急病が出たので出発が遅れます、とかのアナウンスがあったのかな?
 迷惑かけてすいません。
 最後は自宅で同じ様な呼吸困難でこの時は自分で119にコールした。
 この時は呼吸困難というのもあり向こうの問いにうまく返せず少し時間がかかったが向こうがこちらの所在を掴んでくれて直ぐに来てくれた。
 後の流れは似た様なものだ。
 ほんと息が上手く出来ないと意識をなくすんだね。
 お世話になりました。

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