元国民的アイドルおじさんの知恵袋👜no.7-俺のその後(恋愛編)

ID にほんだいすきメッテ さん
わたし、Denmarkコペンハーゲンというまち、そこから1じかんくるまでいったところすむ１７さいおんなです。
メッテともうす。日本ごのべんきょうしています。日本ごのせんせい、日本のアイドルをしょうかいしてくれた。Natane boys ソークール！！
クラスのフレンズ、みんなNataneすきになる。
きーくん、あいしてる。だれとこいをしたの？けっこんした？おしえてしたさい！

こりゃ参った！俺もワールドワイドになったもんだ！
まさか海外のファンから質問があるとは思わなかったよ！
その日本語の先生、一昔前の俺たちを紹介するなんて世代がばれるな（笑）
メッテさん、がっかりさせちゃって悪いけど俺はもうかつての俺じゃない、52歳のおじさんだ。でも歌声は当時の高音がまだ出せるよ、先日息子とカラオケ行って十八番を歌ったんだけど
『お父さんの声、ホントにきれいだね！』って言われたよ☺

恋や愛の話、それはいつかはしなきゃいけないと思ってたよ。
アイドル時代はちゃらちゃらした恋愛もどきはしてたし解散した後も色んな出会いがあってそして別れがあった。
どの恋も俺にとっては自己満足を満たすための飾りだった。

人生に一人だけ、本当の愛の意味を教えてくれた人がいた。
その人は俺が40近くなって知り合った人で俺が今でも恋焦がれる人。
息子の母親でもある。

俺は人生のどん底にいた。俺のかつての名声を利用して金儲けしようとするやつらが近づいてきたんだ。もう毎度のことだったけどね。
俺はだまされまいとしたけど、信じてた人がずっと裏切ってたってわかった時、もう生きる気力を失ったんだ。

街をさまよい俺は飲んだくれてた。もうやけくそだったよ。
そして公園である冬の寒い夜、寝てしまったんだ。
朝起きると俺は場末のスナックの中にいた。どうやって運んでくれたのかは謎だったけどその彼女は何も言わず温かい居場所を提供してくれた。
多分彼女は誰にでも同じ様にしたと思う。そんな女だ。

彼女は天涯孤独な人生を歩んできた人でお世辞にも俺がそれまで付き合ってきた華やかな女性とは違ってたけど静かな中に心に刺さる言葉を俺に言ってくれた。
しばらく世話になった後、ある朝彼女はいなくなった。
置手紙には『好きにこの店を使って。私を探さないで』と書いてあった。
俺はその時気づいたんだ。彼女を必要としている事を。

それから俺は彼女を探した。そしてやっと見つけた時には彼女の寿命がそんなに長くない事を知った。
短い間だったけど俺は彼女と籍を入れて夫婦になった。
その時授かったのが息子だ。
俺を助けてくれた慈悲深い人、彼女がいてくれたおかげで俺は生きる事ができたんだ。

今でも毎日彼女のほほ笑みを思い出すよ。息子という宝物を残していってくれた人。

人生は色々ある。やけくそになった日もある。でもこうやって誰かが手を差し伸べてくれたりして今がある。

今日はしんみりしちゃったな。こんな時は俺が一番好きだったナタネボーイズのラブソング“君にフォーエバー”を聞いて思い出に浸る。
君も自分の大切な人を思い出して聞いて欲しいな。

#思い出の曲

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