3000万語の格差〜人生の基礎は3歳までの言語環境でつくられる〜


まだ子育てをしたことはないけれど、


400gで産まれた赤ちゃんから年長さん6歳までの子どもたち、産まれる前に色んな理由で生きられなかった赤ちゃん、そしてそのお母さんやお父さん、家族と接する機会はかなり多かったです。



特に保育園の看護師になってからは、子どもと接することについて良く考えさせられました。

保健衛生面全般は看護師の仕事。怪我や事故、感染症のリスクマネジメントのリーダーシップは確実に取っていかないといけない中で、講習会にも参加するようにしていました。


そのなかでも衝撃的だった、
掛札逸美先生の講演会。
所々辛辣な「わあ〜、まさに。」と思わせる言い回しにグッと引き込まれる。人ごとではない、全部私ごとの内容に時間を忘れるほど。確固とした根拠の元、本当に保育現場へ愛溢れる取り組みとその姿勢に、当時はかなりの衝撃と刺激を頂きました。

その時期に出会った掛札逸見先生訳の「3000万語の格差 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ」という書籍。

人生の基礎は3歳までの言語環境でつくられる!がこの本の帯で、

3歳の終わりまでに家族の間で離されている言葉の数(赤ちゃんが触れる言葉の数)が家庭環境や育て方によって3000万語もの差がつくということ。これが子どもの発達にどのように影響していくかが書かれています。

自己肯定感
バイリンガル育児
グリット(取り組み続ける強さと意欲)
赤ちゃん言葉を使うこと
言語環境
社会への影響

etc...

全大人が知るべき内容がてんこ盛り。
子育てに関わりない人も絶対おもしろい。

ヨガは哲学の面では在り方を伝えることが多いから、ふわっとしていることが多いけど、本は実際的な方法が書いてくれていたりする。

本は先人の智慧。
こんなものをみんなに残してくれて有り難すぎる。みんながより良く生きられる。私はこの末端に居て、誰かがこの記事を目にして、誰か一人でも興味を持ってこの本を読んで、何かに取り組んでくれたら、嬉しいなあと思っています。

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