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最初からリボ払いのクレジットカードを使い続けると痛い目を見る

リボ払いは、使った金額に関係なく毎月の支払い方法が一定の金額に固定される支払い方法です。

CMなどの広告でもよくリボ払いを見かけることが増え、実際に利用している人も年々増加傾向にあります。

あるアンケートの調査によると、20歳以上の約55%がリボ払いを使用したことがあるというデータも。

しかしリボ払いは無計画に使い続けていると、知らないうちにどんどん利息が膨らみます。
気づいたら利息分の支払いで精一杯で、元金が全然返済できないという事態に陥るケースが多いです。

リボ払いは多くの場合、クレジットカードの支払い方法として採用されています。

クレジットカードを申し込む際には、最初からリボ払いに設定されていないか注意しておく必要があります。

クレジットカード会社はリボ払いの利用者が増えるほど利益が増えるので勧めてきます。
しかしよっぽどの理由がない限り、最初は通常の支払い方法にして申し込むのがおすすめです。

最近は欲しいと思ったときにすぐ発行できる即日発行のクレジットカードが増えています。
パッと調べただけでも、その日のうちに発行できるカードは10種類以上あるようです。
(参考:クレジットカード 即日発行)

中には申し込みの段階で最初から、リボ払いに設定されているカードがあります。

急ぎでクレジットカードを発行しようとしているときほど、細かい項目を見逃してしまいがちです。

申し込みフォームに「リボ払いで支払いする」のようなチェック項目があれば、外してから手続きを進めるようにしましょう。

リボ払いのなにがそんなにヤバいのか?

そもそもリボ払いのなにが危険なのか、理解していない人も多いかと思います。

リボ払いの利息というのは、このような計算方法で決まります。

支払い残高×金利×利用日数÷12ヶ月

例えば金利が18%のクレジットカードで、20万円のバッグをリボ払いで買ったとしましょう。
その場合にかかる金利はこのように計算されます。

200,000円×18%×30日÷12ヶ月 = 3,000円

最初の1ヶ月だけでも3,000円の利息が発生します。

リボ払いのヤバいところは、返済日数が伸びるほど利息は増えるのに、支払額が一定なことです。

先ほどの例だと、支払い額10,000円だったとしても利息に3,000円払っているので、元の残高は7,000円分しか払っていません。

月の支払額の増加と返済期間の長さに比例して利息は膨らむので、使っているうちにいつの間にか多額の利息が発生してしまいます。

リボ払いで返済できなくなった人の末路

リボ払いで失敗しないために、実際に使って苦しい思いをした人の声を確認しておくのが大切です。

アンケートやSNSの声を見ると、
「月15,000円の支払いで、返済に10年以上かかりました」
「月1万円だけの支払いにしていたら、いつの間にか200万円以上の借金になっていた」
「月2万円を支払っていたけど、気づいたら残高が40万円にも膨らんでいた」
このような声が多く見られます。

なかにはキャンペーンをきっかけに「少しでもお得に買い物したい」とクレジットカードを契約したものの、リボ払いで支払い残高が増え、100万円以上の残高になった人も。
その人の場合、完済するまでに15年以上かかったようです。

キャンペーンやポイント目当てにカードを契約したのに、リボ払いで手数料を多く払うことになっては本末転倒です。

若いうちに借金を抱えてことによって、その後の人生設計を大きく左右されるパターンも多くあります。

リボ払いは一見するとどれだけ買い物をしても、一定額の支払いだけで済む便利な支払い方法に見えますが、大きな落とし穴もあります。

現在リボ払いを使っている人、これからリボ払いを使いたいと考えている人は、利用を慎重に考えましょう。

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