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【影響力の武器 『好意』】


影響力の武器。

Part⑤『好意

人は好意を寄せられると好意を持ちます。
相思相愛ってやつですね。
そして自分が好意を感じている人に対して、YESと言う傾向があります。

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これが好意の心理トリガーの怖いところです。

承諾を引き出そうとしてくる営業マンたちは、
この好意の心理トリガーで、
私たちが彼らを好きになるように仕向けてくるのです。


そもそもですが、
好意を寄せてしまう原因・要因はなんなのでしょうか?
それにはつの要因が関係してます。

①外見的魅力
ある人が望ましい特徴をひとつ持っている事で、その人の見方が大きく影響されるというハロー効果が大きく関係してます。
つまり、外見のいい魅力的な人=親切、誠実、知性、社交的
と自動的に都合よく判断してしまうのです。画像2

実際に、選挙で外見が魅力的な候補者は、
そうではない候補者の2.5倍もの票を獲得したというデータがあります。

また裁判の判決記録を調べたところ、ハンサムな男性の方が、ずっと軽い判決を言い渡されているが明らかになっています。

すなわち、私たちは魅力的な人物に好感を持ち、
そして彼らに従う傾向にあるのです。



②類似性
私たちは自分に似ている人を好みます
これは社会的証明の心理トリガーでも同様のことを述べました。

好意を生み出す要因の中でも類似性は、
一番強い影響力を持っています。

「公衆電話を使うために硬貨を貸してくれないか?」
という検証を行ったところ、
同じような服装をしている人の大半がお金を貸してくれたというデータがあります。
このように類似した他者に対する私たちの好意的な反応は、
様々な実験で証明されており、
いかに自動化されているか明白です。

この類似性の怖いところは、
見せかけの類似性は簡単にでっち上げられるという点です。
多くの営業マンは相手との共通点を探すように教育されています。



③お世辞
私たちはおめでたいほどお世辞に弱いです。
私たちは一般的に他者からの称賛を信じます
お世辞に対して自動的に、肯定的な反応を示してしまいまうのです。
その結果、利益を得るために意図的にお世辞を言う人の犠牲となってしまうのです。


④接触
ある実験で、参加者に数人の顔写真を、スクリーンに高速で次から次へと映します。その後、写真の人物と実際に会ってもらうと、スクリーンに映された回数の多い人ほど好感を持たれたという実験があります。

私たちは馴染みのあるもの、つまり接触回数が多いものに好意を感じるのです
ザイアンス効果とも言います。

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接触回数が増えることで好意が強まるのは普通なことですが、
接触に不快な経験が伴うと好意は逆に働き、好意はマイナスとなります。

ですから彼らは不快さを与えないように接触の回数を増やそうと努力するのです。



⑤連合
広告に外見的魅力がある人が多く使われるのは、
魅力がある人と商品を連合させるためです。

例えば車の広告なら、
美人モデルの美しさ、好ましさを車の付加価値にする意図があります。
私たちは無意識的に反応してしまっているのです。
そのため広告主たちは多額の広告費を払うのです。

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この連合というのは、望ましい結びつきにも、望ましくない結びつきにも適用されてしまいます。
雨予報を伝えるアナウンサーに比べて、
いい天気を伝えるアナウンサーには、
好意を持ちやすいというデータもあります。


このように好意の心理トリガーには、
5つの要因が深く関係います。

これらの好意の心理トリガーの対策はあるのでしょうか?

具体的な対策としてあげられるのが、
私たちにYESと言わそうとしてくる営業マンに対して、
過度の好意を持っていないかと自問自答する事です。

もし過度な好意を感じたのなら、
一度相手相手の申し出を心の中で切り離しましょう!
切り離す事で、申し出のメリットデメリットを再度検討する事が可能です。

特に投資を勧めてくる営業マンはプロです。
口が達者な方が多いです。
相手と投資案件を別で考える事で、
案件の透明性を再確認しましょう。


では今日も動きましょう!
いってらっしゃい!!

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読んで頂きありがとうございました!
また次回お会いしましょう!


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