サッカーのうまいとは
引退してサッカー選手の時を思い出す。
プロの世界で12年間
日の丸もユース年代で背負い世界でも闘った
ただA代表には呼ばれることなく、
プロサッカー界で死に物狂いで戦い続けた
振り返ると思う。
自分は「うまい選手」だったのか?
技術は下手でもなく上手くもなかった
平凡なスキルだ
ただ、人より空間認知がよくて、キックの種類が多く
頭脳でサッカーしてきた
そんな選手ってプロの世界には当たり前だ。
ではなんで生き残れたのか?
そして「うまい」とはなんの指標で表現されるのか?
テクニックがあるブラジルのテクニシャンロナウジーニョ(古い?)がうまいのか
C・ロナウドはスピードもあってテクニックもあってゴールも決めれる
メッシは天才
全員もちろん世界で活躍する選手であるからもちろん「うまい」
の定義にはハマる。
それではプロでもなく、地域・中高大学での部活動でいう
「うまい選手」は誰だ?
キャプテン・10番を背負う選手が「うまい」といわれている気がする
深掘りすれば、「うまい」というより、「芯がある」「意志がある」
「自信がある」そんあ部分がプラスアルファーで備わっている気がする
(もちろん最低限のスキルと判断は必要である)
サッカーでは「観る(情報)」・「判断」→「決断」「実行」が瞬間瞬間で行われる。この瞬時の行動が成功になるには様々なプロセスが必要であるが、
成功になしえる自信をOFFの時間でどれだけ作ることができるか、
そこが最も大切である。
うまい選手を育成する。
もちろんスキルTRでうまくなることができるが、
どれだけリアリティーを持って取り組んでいるかで大きな差ができる
そんな当たり前の日々を私はリアリティーを持ってTRしていた
だから人より熱く・情熱を持って取り組んできた
こんな平凡なスキルでも、選手・スタッフは見ている
「あの人は本気なんだな」
そんな評価がチームの信頼となり、自分の自信になっていた
だからキャプテンを務め日本一になった
そんな世界で俺は上手くない
ただ「いい選手」であったと思う
なぜなら、「素晴らしい選手・スタッフ・仲間」から絶大な信頼を得ていた
これに尽きる
プロの世界は生き残ったやつの勝ちだ
だから何か頑張れば、テクニックが無くても
スピードが無くても、バカでも
生き残り続ければ外車にも乗れる
だから楽しい
引退して思う。
そんな経験をできるのは有限で今を一生懸命できることを
やってるやつが1番かっこいい
そんな世界がスポーツにある
YouTube・SNSには無い
刺激がある
そんな世界を目指す子どもたちが増えることを祈る
かっこいい人生に幸あれ!