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「日々移動する腎臓の形をした石」

 村上春樹作品を読むための王道のキーワードとしてコミットメントとデタッチメントがある。前者は世界(他者)と積極的にかかわろうとする姿勢であり、後者はそれと関わり合いを避ける姿勢を指す。  村上春樹初期作品は、主人公の「やれやれ」に代表されるようにデタッチメントを貫くことが多い、とされている。『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』でも「」自身のそうした傾向を認めている。一方、『ねじまき鳥』以降をコミットメントの物語であるとする見方がある。ここでもその「デタッチメントからコミットメ

    • 古本屋で働いている日記

       私はアルバイトとして古本屋で働いている。仕事はてんで出来ないが何度同じことを訊いても怒らない先輩のおかげで何とかやれている。そして大事なことだが質問せずに大失敗するくらいなら何度でも質問した方がいい。まじな話。  ところで私の働く本屋には出張買取というサービスがある。お客さんのおうちに出向いて本を買い取りに行くのだ。亡くなった本好きの方の親族からの依頼が多い。本が沢山書斎に残されていて、捨てるのもしのびない、と皆さんおっしゃる。先日もそうだった。  (個人情報になりそう

      • 薄くも濃くもない塩酸

         僕は昔三鷹の駅前の学習塾に通っていて、勉強したりしていなかったりして過ごしていた。同じ中学からそこに通っているのは僕ともう一人のクラスの子だけで、取ってる授業が違ったから学校ではよく話したけどあんまり会わなかった。塾は学校とはかなり離れていて落ち着けるような場所では無かった。わいわい(yyではない)するようなところじゃなくて友達もあんまりできず、いつもお腹壊してては早く授業が終わらないかと時計とにらめっこばかりしていた。変わった先生が多くて講師室で般若心経を筆で書いたり(添

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