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算数って何のために勉強するの?

「あのさ、算数って何のために勉強するの?」

休校中に出た課題をやりつつぼやく小5の娘からの質問。
お、キミもついにその疑問を持ちましたか!と母は嬉しい気持ちです。

「ほら、買い物しているときにおつり間違ってたら困るじゃん?」とか
「割引で販売されていた時、結局いくらなのか計算できたほうがいいじゃん?」とか
とっさに出た簡単かつまっとうな回答では納得していただけなかったので、話は長くなるのですが…とお母さんの講義が始まりました。

算数・数学を学ぶ意味

確かに、計算は電卓でやればよろしい。
実際、微分積分くらいになると、30代になるころには解き方忘れてます。
でも、算数・数学を学んだ方がよい理由は3つあると思っています。

1.状況を考えて基本的な立式と計算ができるようになるから

細かい計算は電卓やPCでやってもらうにしても、「式を立てる」ことはできたほうが良いですよね。計算だって「この式を計算したらこのくらいになるかな~」くらいの概算はできたほうが良い。

これは暮らしの中の買い物でも、ビジネスにおいても同様ですね。
「これだと全員に配れないから追加で購入しておこう」
「この調子で利益を得たら、半年でこのくらいの投資ができる」
数字で考えると未来への見通しを具体的に立てることができます。

それを「数字は苦手だから」と稼いだお金を後先考えず使ってしまったり、「やる気出して頑張ればなんとかなる」とか根拠のないことを言ってみたり、無謀な営業目標を立てて自滅したり。数字のことを無視すると生活もビジネスも成り立たなくなってしまいます。

2.論理的な考え方ができるようになるから

中学の後半から数学に「証明」ってありませんでしたか?つながった3つの数を合計すると絶対3の倍数になることを証明する、という問題とか。高校入試の定番ですよね。

そして高校に入ってからの数学は、微分積分などの難しい計算とは別に、数学的帰納法とか、背理法とか、私ももう説明できませんけど、なんだか説明めいたうんちくを書かされた覚えはありませんか?

その時のテストの解答用紙は、ただ真っ白な紙を渡されて、それにつらつらと「これじゃないならこれだから、これならこれということになる、ゆえに~」みたいなことを書くんですよ。
ちなみに「ゆえに」は「∴」。地図記号で言うところの茶畑。

そうなると、もはや計算能力とかの問題じゃない。その時は解答例を丸暗記くらいの勢いで解いてましたが、改めて解答を順に見ると実に論理的で、ごちゃごちゃしていた頭の中が整理整頓されていくようです。

「仮に」こうなら、こうなる。
「なぜなら」こうだから。
「ゆえに」これがベストな方法だ。

習うままに使っていた、数学的な言葉。ビジネスで効果的に使うと説得力のあるプレゼンができそうですね!
数学は計算の方法ばかりを繰り返して学習するわけじゃない。相手に根拠を挙げて論理的に説明する力も育ちます。

3.効果的な伝え方を選ぶことができるから

私はかつてベンチャー企業で社長の補佐業務をしていました。そこでは「相手にこういう提案をしたいから、アナタ資料を作って」と言われるのです。
こういった場合、ボスである社長も、提案する相手も忙しい方です。提案資料に長い文章でずらずら書くのは建設的ではありません。

こんな時に私が頼りにしていたのは「グラフ」や「表」です。
変化が分かりやすい棒グラフや折れ線グラフ、割合が分かりやすい円グラフ。細かい数字が分からなくても、直感的に数量が分かるグラフや表は提案資料で大活躍です。
パワーポイントで何枚もスライドを作るより、伝えたいことを効果的なグラフや表にまとめて注釈をつけるだけで、説得力があり誰にでもわかりやすい資料を作ることができるのです。

ただし、どの数字をどんなグラフや表にまとめると相手に刺さる資料になるのか。それは算数・数学をよく勉強し、感覚を磨いていくことが大切になります。

以上のことから、算数・数学を学ぶ理由は、
1.基本的な立式と計算ができるようになるから
2.論理的な考え方ができるようになるから
3.効果的な伝え方を選ぶことができるから
以上3点に集約できるのですが……って、娘もう聞いてないし。

幼いころからできる数学的子育て

「算数や数学はそりゃあできたほうがいいでしょうよ。」
「でもまだ足し算を教えるには小さすぎる気がする。」
「いざ小学校に入って算数が嫌い、って言われたらどうしよう。」

ほんと。子育てをしていると心配が尽きませんよね。
我が子もまだまだ小学生で、効果を十分に発揮しているとは言い切れないのですが、一応保育士資格を持つ私が子育て中にやっていた「幼いころからできる算数遊び」をご紹介します。

1.まずは積み木

私がママ友や勤務先だった子育てサロンの利用者さんに「おすすめのおもちゃ」を聞かれたときに年齢問わず提案していたものです。大抵、鼻で笑われていましたが、積み木は馬鹿にできないんですよ!

木のおもちゃなので、ぬくもりが~などという視点もあるのですが、算数的に言うと、遊んでいくにつれて、倍数や図形を感覚的に習得することができます。
例えば、何かを作りながら足りない形があったときに「これを二つ合わせるとこの積み木と同じ形になる。」と発見してみたり、「同じ高さにするには、この形ならいくつ必要だ」と考えたり。
片づけるときに「この三角形を2つ合わせるとこれと同じ四角形になる」と気づく、などといったことです。

余談ですが、積み木がたくさんあると、ビー玉ころがしのレールを買ってあげると試行錯誤する力がもっと伸びます。
ゲームの画面上ではなく、実際に手を動かしてあれやこれやと試してみる。小学生になっても子どもたちは「もっと積み木欲しい」「レールも買って」とせがんできます。本当におすすめの経験です。

「『発見』なんて大げさじゃない?教えてあげたらそのくらい覚えるわよ」という方も多いでしょう。しかし、時間をかけて遠回りしながら自分で発見するということが大切なのです。

2.楽しいおやつ分け

娘が幼稚園から帰ってきた際、生活リズムの一環で、みんなでおやつを食べていました。その際、私は一人分ずつをお皿に入れて配ったりせず、一つのお皿にボーロをざ~っと入れて、人数分の空のお皿を出していました。

私が飲み物を準備している間に、娘がそれを言われたとおりに分けます。
「弟と自分を同じ数に分けて、もし1つ残ったらお母さんのお皿に入れて」
「今日はお母さんも入れて3つに分けて。1つ残ったらお母さんのお皿に入れて、2つ残ったらあなたと弟にひとつずつ。」
正直、年少さんには難しい。

でも、おやつのことですから、子どもは頑張れます笑
そのうちにおやつを2種類にして出してみたり、分けたおやつが一人分いくつになったのか、数えてみたり。
楽しみにしているおやつの時間に、強制することなく数に触れる機会となるよう工夫していました。

なにより教材を購入することなく(おやつは購入していますが)、タダで数に触れることができるのでおすすめの方法です。

幼少期の算数あそびは、数字が書けるようになることや、早く正確な計算ができるようになることではなく、「数や図形への感覚を高めること」が大切です。
それが小学校に入っても算数への興味になり、自信につながっていくと言えるでしょう。

興味があるなら、算数のタブレット教材もおすすめ!

子どもが小学生になると、算数遊びのようなものでは子どもの興味も引けなくなってきます。ゲームや動画を見るようにもなるし、何より子どもも宿題や習い事で毎日忙しくなり、親も仕事をしているとお互いに毎日をこなすので精一杯。

下の子には有名通信教材を取っていましたが、丸付けをするのも大変で、溜めてしまったり、期日までにテストを郵送できなかったり……小さい時のようにいつまでも上手くは行かないようです。

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そこで、試してみたのは算数・数学を学ぶ教材、RISU(リス)。
算数の学習に特化した教材で、学校の授業進度に関係なく自分の興味ややる気に合わせて解説を読みながら進めてOK。実際に利用者の75%が自分より上の学年の内容を学習しているということでした。

さっそく娘がRISUに食いついた

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以前からタブレット学習をしてみたかった娘がさっそく「実力テスト」を行ってくれました。このテストで、教材のどこから学習を始めるのか、スタート地点を決めることになります。
細かいことはわかりませんが、娘は無難に学年通りの内容からスタートすることになったようです。

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進めていくと学習が細かいステージに分かれていることが分かります。実力テストで理解していると判定されたところは「クリア済み」になっているので、日常の学習はその続きから取り組んでいきます。

RISUに取り組む様子を見た私の感想

様子を見ていて思ったのは、各ステップの問題数が少ないこと。2、3問を解くだけでちょこちょことクリアすることができ、ポイントが溜まっていきます。
子どもたちも「もうこんなに溜まったよ!」と楽しそうです。

タブレットにはすぐ慣れたようで、操作や設定のこと以外で私が手助けしたことはありませんでした(無線LAN環境が必要です)。
基本的には解説を読み、自分ひとりで学習を進めていくことができるようです。

そもそも学校の勉強と合わせようとすると、対応している場所を探すところから。毎回ともなると結構手間ですよね。
昨今は休校になる心配もあるので、学校は学校の勉強として進めて、RISUはRISUで進めていけるのが気持ちの負担も少ないと感じました。
子どもたちもズブズブと算数の沼にはまりつつあるので、我が家には合っていそうです(あまりにずっとやっているので時間を決めないと…)。

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就学前のお子さんには「RISUきっず」がおすすめ。小学校1年生の前半くらいの学習内容が身に付きます。作業のように量をこなす塾や問題集よりは小さなお子さんも楽しく取り組めると思いますよ。
こちらも1週間1980円でお試しできるので、同じくクーポンコード(htt07a)を入力して申し込んでみてくださいね↓。
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みなさんが、楽しく算数を学べますように!(七夕なので)



記事を読んでいただき、ありがとうございます。