日本語でソネットを書くということ その8 脚韻ソネットをつくってみる
少しおまけ。前回で終わろうと思ったのですが、よく考えたら理屈だけ述べて実作につなげないのは、僕自身にとって何の意味もないと思ったので、あと2回だけ続けます。
ここからは実作編。いくつか自分なりにつくってみたソネットをあげます。まずは、脚韻ソネットから。
今回は、脚韻だけに焦点を絞りました。なぜかというと、脚韻を踏むことで失われがちな物語としての統一感を失わせたくなかったからです。立原道造のようなソネットで、なおかつちゃんと韻を踏んでみる、というのを目指しました。
多分この方向を突き詰めていくと、今の日本語ラップのようなものになっていくのでしょうね。まあ、そこまでいってしまうと、僕の趣味ではなくなるなあ、というか、それはそれでソネットである意味がなくなるかもな、とは思います。
あと、ソネットではないけれど、脚韻の詩をもうひとつ。こちらは、韻を踏むだけじゃなくてほぼ七五調(所々七七)で揃えてみました。
マチネ・ポエティクの詩のような読後感をめざしてつくりました。
さて、次は、音律にこだわってみます。それは、また明日。続く。
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