#023 僕の先輩がhowを教えない理由
ファームノートでUXデザイナーをやっている秋山ウテです。
上司や先輩にフィードバックをもらう機会ってありますよね。
人それぞれスタイルはあるかと思いますが、みなさんの先輩はどんな感じで受け答えしていますか?
今日は、フィードバックをする側の人に向けて、こんな方法もいいよということを偉そうに”される側”からお話しようと思います。
いいサービスを作るにはやりがいのある環境が必要
今、こんな本を読んでいます。
いいサービスを出し続けるためには、『現代における優秀な人(本書ではスマートクリエイティブと言っています)が、ワクワク働ける土壌を作る』ことが大事ということを詳しく語ってくれています。
僕が働くファームノートでも、似たところがあります。
僕の先輩が頑なにやっていること
新米デザイナーとして、日々脳が汗だくになる毎日を過ごしています。
僕にはデザイナーの先輩がいて、方向性とかを相談するために、都度フィードバックをもらうようにしています。
このフィードバックで、先輩はほぼ確実にhowを教えてくれません。
もちろん、ヒントになるものはたまにくれますが、howはくれません。
僕としてはすごくやりがいがあって、うれしいのですが、なぜだろうとふと疑問に思いました。
1. 答え合わせの場にしたくないから
フィードバックをもらう度に「ここをこうしよう。」とhowを教えてくれたら、そりゃあもう、ありがたい話です。
楽ですし。
でも、いつかフィードバックをもらう場がゴールになってしまって、顧客への視点はなくなるんだと思うわけです。
先輩や上司がOKと言ってくれることが目的になったら悲しいですよね。
でも、僕になかった視点やもう一度考える機会をいただけるので、すごくいいんです。
チャレンジに満ち溢れるわけです。
2. 試行錯誤をしてほしいから
本の中では、優れたプロダクトを作るには、とにもかくにも試行錯誤が必要と書かれています。
もし、フィードバックの時にhowまで教えてもらったら、試行錯誤もできないですよね。
試行錯誤をしていく中で、良質なインプットもできるので、非常に助かっています。
3. howを考えさせる度量があるから
さらにいいhowを考えてもらう自信と度量が、リーダーには必要と本の中で語られていました。
僕が営業マネージャーだった頃、これできてたかなーと、ふと考えました。
何かを取りまとめる役割を担ったことがある人ならわかると思うんですが、これ、かなり勇気がいることなんですよね。
リーダー(先輩も含む)が信頼すれば、メンバー(後輩も含む)がより頑張れるのは納得です。
フィードバックをする側の人になっても、気をつけていきたいと思います。信頼してもらっている分、しっかりと顧客に返していきますよ!
ではでは!
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