きみが名付ける

6月21日（月）
アニメに出てきた「藤堂」というキャラクターの名前を、こどもが「ドードー」と発音する。藤堂はすごく強くて渋くて、口少ない侍。昔ながらの日本男児だけれど、こどもに発音させると「ドードー」。
マダガスカル沖のモーリシャス島に生息していた絶滅鳥類。絶滅危惧種というのは同じかもしれない。

6月22日（火）
保育園から帰ると、こどもは物干しハンガーから洗濯ものを外してくれる。そのお手伝いには、ハンガーを分解してつくった「コーン」という謎キャラクターも出てくる。今日は、外すだけでなく、ハンガーにかけていた服をウォークインクローゼットまで持っていってくれる。「ふく場にもっていくね」と元気に言われた。

6月23日（水）
洗濯を取り込んでいたら、今日も、「かかっている ふくないの？ かけてきてあげる」とリクエストされる。お手伝いが好きで、最近は、食卓にお皿を運ぶのも「おみせやさんだからね」と張り切って出勤してくれる。

6月24日（木）
こどもを起こしてから登園するまで朝は戦い。だけど、最近ちょっと焦らせすぎていると思う。それで、「朝、たくさんいそげーって言ってごめんね」と言ったら、「なんであやまるの？ いそいだら 保育園でたくさんあそべるから ママがいってくれたらうれしいよ」。

6月25日（金）
こどもは私の実家に。いつも眠る前にビデオ電話をかけてくれるけれど、恋人とふたり仕事に熱中していて出られなかった。一度きりのチャンスを逃してかけ直しても、あまり出てもらえない。