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夢は こころのなかで見るもの

9月11日(土)
99円で売られていたポケモンのソフビ人形を、ふたりでそれぞれ選んで買ったら小さなガムが入っている。今日は、こどもが初めてガムを食べた記念日であり、初めてにんにくの皮剥きをお手伝いしてくれた記念日。

9月12日(日)
忙しない平日にスーパーに行く手間を惜しむ私は、日曜日に多めに買い出しをする。大体同行してくれるこどもは無人レジで、背伸びしてバーコード読み取りを手伝ってくれる。最近はとても上手になってきた。
帰り道には、大体、公園でブランコをする。結構押して手が疲れてきたので(からだが大きくなってからは片手では押せない)、「あとは数が数えられるまでにしよう」というと、初めて「100」を超して数を数えていた。恐るべし、ブランコへの熱意。

9月13日(月)
私が体調不良で臥せっていて、送りはできたけれど、迎えは恋人。
帰ってきたこどもは心配そうに「ママ? しゅうくんはママのためならなんでもしてあげたいよ」と労ってくれるし、お水を運んできてくれるので「ありがとう」と言うと「このくらい当然だよ」とさらっと言われる。やさしい。

9月14日(火)
前日に描いた絵をくれて、「ママ こころのなかでは、しゅうくんと一緒だよ この絵をみて おもってね」と言われる。大変だ、涙がでそうにやさしい。

9月15日(水)
夜、怖い夢を見るのがいやなようで、こどもがなかなか眠らない。「大丈夫だよ 怖い夢を見たら起きてみて そしたらママが隣でぐうぐう寝てるよ」と伝えると、こどもは、夢を見ている間、身体も夢の中にいて、現実からは消えていると思っていたそうで驚いている。「夢は こころのなかで見るものなの? からだはお家にあるの?」と言っていて、なんだかじーんとする。
すぐには安心せず、ちょっと不安そうだったが何回か確認されて、じきに眠る。翌朝、怖い夢見なかったか訊くと、今日は楽しい夢を見たそう。

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