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優秀なエンジニアはロジカルシンキングができているらしい?必須能力である理由を解説!

突然ですが、皆さんは上司やクライアントから「結局何が言いたいの?」と言われたことはありませんか?
問題が発覚した時、解決したつもりなのにまた同じ問題が繰り返し発生していませんか?
仕事が想定よりも時間がかかることが多くありませんか?

上記は一例ですが、ロジカルシンキングを学ぶことで改善が見込めます。
問題を自覚していないパターンも多くありますが、ロジカルシンキングを学ぶことで今以上のパフォーマンスを発揮できるようになります。

ロジカルシンキングはどの仕事をするうえでも必須な能力ですが、今回はエンジニアに焦点を当てて解説していきます。



💭ロジカルシンキング(論理的思考法)とは…

ロジカルシンキングとは物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。
日本語では「論理的思考法」と言います。物事を論理的に捉えながら話すことにより、聞き手にもわかりやすく伝えることができます。
問題解決の際にも原因特定や解決策の立案に効果的な思考プロセスです。
ビジネスシーンでは「結局、何を言いたいの?」と言われない、分かりやすく筋の通った論理形成や相手を納得させるシナリオで話すスキルを身につけることはとても重要です。

https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000192/より引用


💭エンジニアになぜロジカルシンキングが必要なのか

エンジニアが業務に取り組む際、ロジカルシンキングがもたらす利点は非常に大きいです。
エンジニアの業務はシステムの開発や提案、ネットワークの管理、スケジュール策定、クライアントへの説明、障害対応とその再発防止策など多岐にわたります。これらを遂行するには、問題や課題を明確に理解し、最適な解決方法を導き出し、業務に落とし込んでいくする必要があります。
ロジカルシンキングを持つ人は、物事の本質を的確に把握し、論理的な考え方ができるので、より効果的な解決策を導き出すことができるのです。
さらに、クライアントに対しても説得力のある説明や提案ができるため、信頼関係を築くことにも繋がります。


💭エンジニアがロジカルシンキングを磨くメリット⑤選

①プロジェクトをスムーズに進められるようになる

ロジカルシンキングを磨くことで、複雑な問題に対しても冷静に対応できるようになります。これは問題を細分化し、各段階での優先順位を付ける能力が身に付くためです。これにより、プロジェクト全体の進行をスムーズにし、予期せぬ遅延やリソースの無駄遣いを防ぎます。
また、客観的な視点から業務を分析し、最適なアプローチを選択できるため、成果物の品質向上も期待できます。


②問題解決力の向上

ロジカルシンキングを身につけることで、問題の本質を的確に見極められるようになります。因果関係を明確に理解し、表面的な症状ではなく根本的な原因にアプローチすることが可能です。
例えばエンジニアでいうと、システムの不具合が発生した際に、ただ修正するのではなく、その根本原因を突き止めて解決することができる…つまり根本原因を把握することで、一時的な解決ではなく、ロスの少ないより効果的な解決案を打ち出すことができるのです。
このようなアプローチにより、再発防止策や持続可能な改善策を追求することが可能になります。


③クライアントや非エンジニアにも納得のいく説明ができる

論理的思考力が高まることで、エンジニアの専門知識を持たない人に対しても、技術やプロセスを明確に説明することができるようになります。
また、クライアントをはじめとした利害関係者に対してもスムーズにコミュニケーションを取れるようになり、自身の主張や意見を聞き入れてもらいやすくなるのもメリットです。
エンジニアは専門家としてプレゼンする機会も多いので、筋が通った話をするためにも論理力を身に付ける必要があります。
論理的に考えることができると問題を言語化することが可能になるため、ビジネスマンとして信頼を獲得することができ、自分自身の自信もついていくはずです。


④生産性の向上

作業の効率化には、仕事を順序立てて整理する力が必要です。ロジカルシンキングが苦手だと、仕事にかかる日数や、仕事のつながりを考慮できないため、段取りが上手く立てられません。
仕事の段取りが立てられるようになると、問題解決や意思決定のプロセスでの手戻りや再検討が減少するため生産性が向上します。
また、明確な目標やゴールを設定し、それに向かって集中的に努力することができるようになるので、効果的な時間管理が可能となり、チーム全体の成果に寄与できます。


⑤判断力の向上

エンジニアは日常的に判断を迫られる状況にあります。現状の課題となっているポイントについて聞き出しながら、複数ある開発手法からいずれかを選んだり、必要な設計・開発を決断したり…プロジェクトを実行する中で様々な判断が必要になります。
ロジカルシンキングを用いることで、因果関係や相関関係を的確に見極め、それに基づいて複雑な情報や選択肢の中から最適な決定を下すことができるようになります。経験と共に判断の精度はさらに向上していき、より正確なビジネス判断が可能になります。
これにより、プロジェクトの推進力が増し、チーム全体のパフォーマンス向上に繋がります。


💭ロジカルシンキングを鍛える方法

①関連書籍を読む

関連書籍は論理的思考や問題解決の手法、そして著者の論理的な展開を学ぶのに役立ちます。具体的なロジカルシンキングの方法やケーススタディ、論理的なアプローチの例を学ぶことで、自分の思考を深めることができます。


②新聞やニュース記事を読む

新聞やニュース記事の文面は論理性を重視しているため、著者や作者の論理的思考法を学ぶ機会となります。さらに、こうした記事を通じて新たな知識や視点を得ることで、自らの好奇心が刺激され、論理的思考力が自然に向上していきます。


③外部の研修を利用する

ロジカルシンキングを向上させるためには、外部の研修を積極的に活用することが効果的です。専門的な講師やトレーナーから直接指導を受けることで、ロジカルシンキングに必要な基礎から応用まで幅広く学ぶことができ、より実践的なテクニックの習得が期待できます。

▼これから開催予定のロジカルシンキング講座



ロジカルシンキングは一生使える重要なスキルです。
エンジニアに関して言えば、上流を目指すうえで必ず必要になります。
ただ一朝一夕で習得できるものではないので、基礎を学び、業務に応用していくことで徐々に自分のものにしていきましょう!


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