見出し画像

初体験はホロ苦いよね?

初体験の味を覚えているだろうか?

そう、あれは18歳、伊東温泉のホテル暖香園…

っていう話ではなくて

初めて飲んだビールの味のことである

記憶力の良い人であればそのまずさを覚えているかもしれない

日本人はまずいものでも我慢して飲み込まなければいけないという

学校給食で育ってきている人が多いから

まずっ!と思ってもそのままゴクンしてしまったのではないだろうか?

この「まずっ!」は体が発するアラート

「これは毒だよ、気ぃつけや!」って意味

ビルやはつり橋が赤くなるだけの東京アラートなんかよりも、はるかに役に立つ警告なんですね

でも、酒には

1.喉ががかわく

2.感覚がマヒする

という二つの作用があるので、何杯も続けて飲んでしまうようになる

体は正直なので、これ以上飲んだら危険!っていうレベルになると、吐き気を催してアルコールが吸収される前に体外へ排出してしまおうとします

これだけ、体がアラートを連発しても、人は酒を飲む

なぜならば、酒は渇きを癒す

酒はおいしい

酒は大人のたしなみ、

酒は楽しいもの…

と脳に刷り込まれているから

やがて体は、アルコールを解毒する力を発揮し、下も味に慣れて鈍感になっていく

そして、本当に酒を美味しいものと感じるようになっていく…

自然界に生きている動物であれば、一度口にして「まずっ!」って思ったものは二度と口にしません

しかし、人間はおろかなもので、体に害のあるとわかっていて、しかも味がおいしいわけではないお酒を繰り返し飲んでしまう

こんなバカな生き物は、自然界の設計図にはありえなかったことだろう

チンパンジーに気持ちのいいことを教えてあげると、一生やり続けるというが、まさにそのレベル

いくら体が酒のまずさに慣れたとて、お酒の危険度がなくなったわけではない

アラートなりまくりの薬物を自ら進んで飲んでいる

あぁ、なんて人間はバカな生き物なんでしょか?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?