憧れの祭典に行って来ました《テーブルウェア・フェスティバル2023》
たぶん母の影響で、昔から焼き物の食器が好きでした。食器なんて100均でも買えるんですけどね。形状や色合いを眺めてうっとりするのが好きなのです。ルーシー・リー展に行った時は本当に幸せでした。
「この料理にはこのお皿じゃないとね!」と熱弁する母に、そういうものかと感心しつつ「やっぱりこっちの方が合うかしら…」と迷う姿を眺めながら空腹に耐えて育ちました。
東京ドームシティで開催されるこの催しは、日本各地の窯元の作品と世界各国の陶磁器、他にもガラス、漆器など様々なテーブルウェアが一同に会する「夢のような器の祭典」です。
会場では出展ブースのほかに様々な特集企画があり、なかでも一際楽しかったのが次の2つ。
グラステイスティング
自分好みのシャンパングラスを選び、そこにお好みのドリンクを注いでもらい、グラスの魅力を五感で堪能出来る体験型販促イベントです。
私のオススメは「北一硝子×日本のあわ」
独特な切り子のデザインを撫でつつ、鮮やかなグラスの色と調和するとても飲みやすいワインを眺め味わう…。うっとりしながらひたすらグラスの写真を撮る私は少し怪しかったかもしれません。
第30回テーブルウェア大賞 受賞作品の展示
テーブルウェア・コーディネートという世界があることは知っていましたが、その楽しみ方や奥深さ、面白さを初めて実感しました。
テーブルウェアだけでなく、盛りつける料理のお品書きまで考え抜かれた煌びやかな食卓は、庶民の生活にはない新鮮な驚きを与えてくれます。
落ち着いたコーデに色鮮やかな九谷焼の小皿を差し色とした作品を見て、人生で初めて九谷焼を買いに走りました。(恥ずかしながらそれまで九谷焼の良さがわかりませんでした)
私が今一番好きな陶磁器は波佐見焼です。
昔から庶民の日用食器として親しまれてきたように、実用的で使いやすい形で価格も優しい。「HASAMI」のような現代的なデザインも日常使いにぴったりです。
結局、会場を何周もして手に入れたのは先ほどの九谷焼豆皿2枚のみ。我が家の狭い収納スペースでは「スタッキング出来ること」「多用途に兼用出来ること」が必須条件、むやみに新入りを増やすわけにはいかないのです。
一度でいいから実用性を無視して好きな器を好きなだけ買ってみたいな…
と思いつつ、なんとも幸せな時間を過ごすことが出来ました。いつか九州に行って窯元めぐりするぞー。あと個人的に気になったのは福岡県上野焼の守窯さんです。動物モチーフなど個性的なデザインがとても魅力的。
レポートは以上になります。ここまで駄文にお付き合い頂きありがとうございました!
テーブルウェア・フェスティバルは12月11日までの開催です。
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