【記憶効率が25%アップする勉強前の「10分散歩」】
【記憶効率が25%アップする勉強前の「10分散歩」】
脳機能を最大限に高めるカギは脳血流量が握っている
勉強法で気になるのは、やはり、日本一の学力を誇る東京大学や、世界屈指のハイレベル校と言われるハーバード大学やケンブリッジ大学の学生たちが、どういう勉強法をしているのか、というところ。
実は、優秀な人ほど、四六時中机にかじりついて、がむしゃらにテキストを読みあさり、知識を頭にたたき込んでいるわけではないんです。
印象的なのは、勉強を始める前や休憩時間などに、軽い運動や散歩をしている人が意外に多い、ということ。
スティーブ・ジョブズの散歩好きは有名な話ですが、Facebookの創始者マーク・ザッカーバークも散歩の習慣があるそうです。
集中力や記憶力を高め、インスピレーションを豊かにし、インプットもアウトプットも最大化する、そんな効果があるようです。
では、なぜ散歩にそんな効果があるのでしょうか?
ポイントとなるのが、脳血流。
散歩によって、脳の血流がよくなり、十分に血液が行きわたることで、脳が活性化するのです。
ある大学で歩いたグループと座っていたグループの記憶力の実験を行いました。
結果は、歩いたグループのほうが、座っていたグループよりも25%よい成績になりました。
脳は酸素と糖分を燃料として動いています。
酸素は、血液に乗って脳に運ばれます。
ですから、勉強をする前に歩いて体の血液を巡らせると、脳にどんどん血液が送られてエンジンがかかり、勉強の効率がアップするわけです。
散歩に限らず、走ったり、泳いだりと、そのほかの運動でも血流量が増える効果は見込めると思いますが、疲れきって勉強をする気を失っては問題なので、体力のない方や運動が苦手な方は散歩から始めるとよいでしょう。
これは勉強というよりは、ひらめきや発明に類する話かもしれませんが、学者のみならず、作家さんや漫画家さんなども、散歩や運動を習慣にされている方が本当に多いです。
みなさんも、頭を使うために、体を動かして、脳に血液を送ることを意識してみてください。
・勉強を始める前に10分間散歩すると、脳にエンジンがかかり、勉強の効率がアップする。
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