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「経営コンサル」ってどんな仕事?

こんにちは、社外社員計画のKumiです。突然ですが、「経営コンサル」ってどんな仕事?と、よく聞かれます。なので、今日はこの問いかけについての回答を、考えてみたいと思います。


新年早々にこのテーマなのは、案の定久しぶりに会った親戚からもたくさんこの質問をされたからです。
「経営計画をつくったり、数字の分析をしたりする仕事」「会社の戦略を社長と一緒に考える仕事」などなど、その都度、せっかく聞いてくれた相手に満足してもらえる回答をしようと試みますが、ほとんどの場合が「なんか難しい仕事なんだね」という返事が返ってきて、聞いてくれた相手も自分も不完全燃焼な感じで終わってしまいます。年月を積み重ねれば、独自のオリジナルメソッドのようなものが自然と確立されて、「経営コンサルとはね・・・」と、相手の理解度にあわせて、分かりやすい説明ができるようになるのかなと楽天的に考える自分がいる一方で、相手に理解してもらえる説明を早くできるようにならないかなと思う自分もいます。

そういう自分自身も、中小企業診断士や経営コンサルタントの知人は何人もいますが、それぞれの人たちが、どんなコンサルティングサービスを提供しているのか、どのように知識を更新して、どのようにクライアント企業を増やしているのか、知らないことがたくさんあります。気心が知れている人には率直に聞いたりもしますが、それぞれ経営コンサルタントのバックグラウンドや住んでいる地域、得意分野によって返ってくる答えは随分違って、一般化するのがなかなか難しいなと感じています。

そこで、経営コンサルタントの仕事について、一般化するのでなく、自分が提供しているサービスがどんなものかを抽象的かつ分かりやすく説明しようと考えてみました。その時、頭に浮かんだのは、「経営学の考え方を翻訳する」という言葉でした。私が提供するサービスでは、ビジネススクールや中小企業診断士を取得する過程で学んだ経営学の知識を、実際の企業の事例に当てはめることで、個々の企業で起こっていることを抽象化したり、他の事象と比べられる状態にして、社内での認識の共有化を図ったり、将来の戦略を考える土台を整えたりといったことをしています。「道順や交通標識の意味をお伝えして交通整理をする」「ぼんやりしていた地図をはっきりさせる」というようなイメージでしょうか。ある程度のところまで進めると、企業の中にある力の発揮する方向が見定められて、もともと持っていた力で、よい方向に向かうような場面を目にすることがあります。私はグイグイと力で引っ張るような経営コンサルタントではありませんが、「企業の持っている力を引き出す」ことは比較的得意なのかなと思うようになりました。

まだまだ、自社や自分自身の経営コンサルティングのスタイルを模索している段階ではありますが、クライアント企業と自分自身に常に向き合い、クライアント企業に良い変化をもたらすということに集中して、自社・自身の経営コンサルティングスタイルを少しずつ言葉にできるようにしていきたいと思います。

とりとめのない文章になりましたが、ありのままの姿を残すことで、将来振り返ったときに、少しは成長が感じられればと思い、率直に書きました。

それでは、最後になりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

HP:社外社員計画株式会社
e-mail: info@shagai-shain.com



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