見出し画像

「高額療養費制度」のありがたみ

みなさんこんにちは。会計グループマネージャーの藤井です。

私事ではありますが、
実は奥さんが昨年から眼の病気にかかってしまい、
この4月に手術のために1週間弱入院しました。

術後の経過は良好のようですので、
あとはしっかり回復してくれることを願うばかりです!

さて今回は「高額療養費制度」についてのお話です。
名前を聞いたことがある方、もう知ってるよ!という方もいらっしゃるかと思います。

「高額療養費制度」とは、
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で年齢や所得に応じた上限額を超えた場合、その超えた額を支給する制度のことです。

厚生労働省のページに例がありましたのでそちらを見てみましょう。

出典:厚生労働省 高額療養費制度を利用される皆さまへ   

このようにいわゆる3割負担のみならず、さらに保険により自己負担額を軽減してくれる制度ですね。

具体的な上限額の例としては下記のようになります。

出典:厚生労働省 高額療養費制度を利用される皆さまへ
   

ちょうど奥さんはこの表のエに該当していました。

実は昨年も同じように高額療養費制度によって年度末に還付を受けたんですが、今回は入院手続きの際に、
「あらかじめ適用後の自己負担額でお支払いにすることも可能ですよ」
と言われました。
こういうアドバイスはとても助かりますね!

結果として今回は、

総医療費:836,898円 = 822,370円(保険) + 10,964円(保険食事) + 3,564円(保険外)

のところ

総医療費:68,064円 = 57,600円(保険) + 6,900円(保険食事) + 3,564円(保険外)

の支払いで済みました。

ちょうどリアルタイムで医療制度の学習をしているんですが、平成27年度の国民医療費の財源構造の内訳として、患者負担が11.6%だそうです。

3割負担をベースに考えると、約1割になっているのは、「高額療養費制度」によるところも大きいとのことです。

身をもって保険制度の大切さを実感できた限りです!
最後にこの制度を利用できた奥さんがぽろっと言った名言を書いて終わります。

「なんやかんや言われてるけど、日本はまだまだ国民に優しいな!」

ではまた次回お会いしましょう!

※会計・医療会計コンサルティングに関するお問い合わせ、お仕事のご依頼やご相談お気軽にご連絡お待ちしております。

◆ホームページ:経営戦略を会計の視点からトータルサポート
https://www.ssk-com.co.jp/ac/note/
◆Twitter:個人
岩田:https://twitter.com/iwata_sskc

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?