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7/n シン・目立てのポイント チェンソー、ソーチェーン(チェンソー用チェーン)、目立ての正しい理解
ソーチェーンサービスジャパン(略: SSJ)です。
SSJは当事業体の宣伝も兼ねて、タイトルの記事をシリーズ化してnote上に公開することにしました。本記事の内容はXアカウントのhttps://twitter.com/SSJP2023 固定ツイートで先行公開していますが、noteで公開する内容は、Xアカウントで公開中の資料 「4D Sawchain Study」の「 V.1.25」以降の内容となります。
「簡単な目立て」、「正しい目立て」、「目立てのポイント」
スチールやオレゴン、ソーチェーンの正しい目立て、Google、Youtubeと、チェンソーの目立てに関する情報や意見は溢れていますが、あまりに当たり前過ぎるのか、ほとんど言及されていない点がありますので簡単に紹介します。
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図の中の赤字、Cutting Point、いわゆるカッターの頂点といわれる部分が、切れ味の要=目立てをする上で最も大事なのですが、どういうわけか「左右で上刃の長さを揃える」や、「上刃と横刃を一辺に」、「角度」、「ヤスリの頭出し」などと、頂点の大事さはすっ飛ばされて説明されるケースがほとんどです。
![](https://assets.st-note.com/img/1702194051242-jaYYrcVY01.png)
頂点の尖り具合がどれぐらい大事かというと、新品のソーチェーンのカッターの頂点だけを狙って、工具か何かでカチンとすればそれだけで切れ味が一気に悪化します(先割れスプーンvs普通のスプーン feat. 爽)。つまり、この尖りを維持すれば現れる不具合はさておき、とりあえずは切れる状態にはなるわけです。そこからやっと、振動を減らす、まっすぐ切れるようにする、速く切れるようにする、切れ味が持続するようにするということで、「均一な仕上がり」、「角度」、「頭出し」、「デプス」と話が広がっていきます。尚、この尖り具合を数値にすると、新品時=切れる状態で約8µmです。肉眼ではまず判別できないので、指で触って判別がつくまで身体に染み込ませましょう。年単位で時間を掛けてください。
使う度に頂点は消耗し、尖り具合が20µmを超えると明らかに切れるのが遅くなります(参考: 花粉粒子は30µmだそうです)。ベンチグラインダーの目立てであればこの頂点の尖り具合は担保されます。丸ヤスリの当たっているようで当たっていない状態は最低限回避できるからです。
再掲1: 目立てをしたのに切れ味が戻らない
再掲2: 角刃とそれ以外の目立ての違いについて
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