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59.読書と日記_マルチの子/西尾潤

マルチの子/西尾潤

Kindle Unlimitedから。

マルチ商法は、それ自体は犯罪ではないらしい。と、この小説を読んで初めて知った。

仕組みはネズミ講と大体一緒だ。
お金の配当のみを目的としているか、商品やサービスの提供を目的としているかの違いで、前者は明確に犯罪、後者はそうでないらしい。

法律について詳しくはよくわからないので興味があれば各自調べてください。

なんにせよ、下の階層に行くほど利益は出なくなる仕組みである。
それを知りながら自分だけ儲けようと考えるのは倫理的にアウトだと思う。

犯罪ではなくて儲けられるなら人を傷つけてもOKという人が世の中にはそこそこいるのだろうなと思うと悲しい。
なんなら犯罪でもバレなきゃOKという人も結構いるか...


社会勉強になる小説だった。

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