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#磨け感情解像度 ありがとうございました

わーん、嬉しいよー。

このたび、noteで大賑わいしていた私設コンテスト「 #磨け感情解像度  」にて、優秀賞をいただきました。
主催のilly / 入谷 聡 さん、まとめ隊のサトウカエデさん、カラエ智春さん、Mica Hiraiさん、企画の運営、お疲れ様でした。
ありがとうございます。
すごい企画よ…ほんと…ね……運営する方の信頼がないと、こんなにたくさんの魂のこもった作品は集まらないですよ……。

今回出させていただいた作品は、一言で言うと「大人しかった祖母が認知症になって性格が激しくなり、私たちに語った生前の壮絶な体験内容を、ほぼそのまま口語体(京都弁)で記事にしたもの」です。

私は普段どちらかというと「わーい」「愉快な」「好き」「恋愛〜」みたいな、お気楽めな作品ばかりを書いています。

なので、「戦争」や「差別」、「悲しみ」を含んだこの内容は、noteを始めた頃からずっと書きたいとは思っていたものの、本当に難産でした。
おばあちゃんのことを勝手に書いていいのかな?って気持ちもあったし、書くなら自分でも納得のいく言葉でちゃんと書かないとおばあちゃんに悪いなって思ったから。


……と言うのもあるし、こんな重い暗いことを書いてしまったら、引かれちゃうんじゃないかな、こんなの誰も求めてないのでは、って思って、正直に言うと書くのを躊躇ってました。

しかし、なんとか書いて公開するまでにいたれたのは、#磨け感情解像度 と同じく大盛り上がりした、 #方言note のおかげです。

猫野サラさん、ありがとうございます。


方言で言葉を記すことで、あんなに迷っていたのに流しそうめんのようにスルスルと言葉がつむげたこと、すごく驚きでした。
私ほんと、方言noteが楽しすぎて、速攻、しかも二回も参加させてもらったんですよ!笑
この初夏は、私にとって方言がより、とっても、さらに、めっちゃ、でぇじ、ばり、わっぜぇ大事な存在になりました。

このお話を書いてから、今までいただいたことのないくらい、沢山の方からコメントをいただきました。
初めましての方にも、大変ありがたいことに……。
書いてからしばらくは、書けたことへの達成感でいっぱいだったけれど、おばあちゃんの悲しみが私の言葉に乗って多くの人に伝わっていることがしみじみと嬉しかったです。
それと同時に、「あ、やっぱりこれって、他の方から聞いても悲しいし辛いことなんだ」と、やっと理解も追いつきました。
わからなかったんです、身内すぎて、身近すぎて。
どういう気持ちになったらいいのか、ずっとわからなかったんです。

そして、我ながら複雑な感情だなあとも思うのですが、この話を書いて時間が経つにつれ、祖母への「怒り」みたいのものも少しずつ認識しました。
多分、私はずっと少し怒っていた。
孫の私でもこんなに重い気持ちなのに、じゃあ、祖母の実の娘である私の母は一体どんな気持ちで祖母の言葉を聞いていたんだろう?って。
仕方ないんだけどさ……。
私、もし実母に死ぬ間際に「人生なんもいいことなかったわ」って言われたら……ものすごくキューってなる。
考えていたようで深く感じるに及ばなかった、母の心情。
悲しくないはずがなかったよなあ。
今頃になって、ドカンとのしかかってきました。
祖母のことを書き記せたことで、今生きている実母の気持ちを改めて考えるきっかけになりました。
おばあちゃん、ありがとう。ごめんね。

主催の入谷さん、そしてお読みいただいた皆様。
心を寄せてお読みいただいて、本当にありがとうございます。
今度また機会があれば、今度は超ハッピーな内容でも挑戦したいな。

いただいたサポートは、私も地味にnote歴が長いので、初心者の方が長くnoteを楽しめるなにかの取り組みに寄与したいなと思います。


さて、最後に私のいつもの作風に近いものをご紹介して、しめのご挨拶の代わりとさせていただきたいと思いますヽ(´ー`)ノ





いただいたサポートで船に乗ります。