僕は僕

あたりまえのことだ
僕は僕
昔付き合っていた女の子に
君と一緒にキレイな夕焼けが見たい
なんて言って口説いたこともあるけれど
一緒に見たって僕は僕、君は君
同じことを感じるわけは無いし
ひとの心の中を覗けるわけでもなし
結局は幻想に過ぎないなあ
なんて思ったこともあった
最初はひとつだった魂が分かれてこの世に生まれて
いろんなことを経験してまたあの世でひとつになるんだ
なんてことを言う人もいた
じゃあ、今は分かれた魂がさびしいさびしいって言ってる状態か
と思ったこともあった
でも一度分かれた魂はこの世では元には戻らない
孤独についてはいろんな詩人が語っているし
哲学者だって芸術家だって孤独のこと語らせたら饒舌だ
孤独は何かを生み出すエンジンになるのか
僕は僕
それを思うことで僕は僕になれる
それってデカルトと一緒だな
と今気づく
繰り返されるこのtheme
終わりはないのね