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根っこはノートでつながっていた 『すべてはノートからはじまる』読書感想文

こんにちは、アウトライナーをこよなく愛するセム(@ssem1622)です。

倉下忠憲さんの新刊、読みました。ええ、それはもうじっくり2回読みました。2回連続で本を読んだのはこれがはじめてです。

1回目の読みとの2回目の読みでKindleハイライトの色を変えてみたのですが、この間にも過去の自分が新たな他人性を持っており、新しい発見に驚いた次第です。

ノートをもっと広く捉え直していい、そしてノートは誰からの批判にもさらされない、自分だけの静かに考えるための場所なのだという一節がとても印象的でした。

この本を読んで得た一番大きな収穫は、手書きのノートとデジタルのノートがひとつの線でつながったことです。

手で図を書きながらあれこれ考えるビジュアルシンキングとアウトライナーで考えを深めたりタスクを管理すること。この本を読み進めるにつれて、それらはノートという一つの言葉でつながっていったのです。

これまで、自分の中では遠いと思っていた2つの分野のそれぞれにとても惹かれる、知的好奇心をゆさぶられるのはなぜだろうと思っていました。その2つの根っこはノートでつながっていたからです。

これまで、ずっと考えてきたことはノートだったのか…。

これに気づいた瞬間、うわわわわっ(語彙力…)と衝撃が走りました。

今持っているのはKindle版ですが、新書版のデザインもとても気になるので、帰国したら買おうかな〜なんて思っている今日このごろです。

ところで本書の手書き文字、どなたが書かれた字なんでしょうかね。個人的にとても好きな字です。(でも、倉下さんの字じゃないっぽい) 読みながら終始気になっていました。

書くことが好きな方はもちろん、なかなか考えがまとまらなくてうーん、となっている方、そしてわたしのようにアウトライナーが大好きな人にとってはワクワク感を楽しめる一冊です。ぜひお試しあれ。

p.s. 「おわりに」の一番最後に出てくる奥様へのメッセージがとても素敵でした。

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