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SSDCオープンサロン 人と組織を巧みに動かす「Deep Skill」開催レポート

SSDCチーフデザイナーの北村和久です。

この記事では、2023年2月8日(水)に開催されたSSDCオープンサロン 人と組織を巧みに動かす「Deep Skill」の開催レポートをお伝えします。

リアル会場40名、オンライン95名満員御礼となり、大盛況の夜となりました。Twitterでの「#SSDCサロン」を使った実況の様子も含め、少しでも当日の熱量をお伝えできれば幸いです!


リアル会場参加(顔出しOK)のみなさんと!
オンライン参加(顔出しOK)のみなさんと!



アーカイブ動画、資料はこちらから

当日のアーカイブ動画、資料は以下よりお申込み頂けます。
お申込み頂けた方に閲覧URLを送付いたします。



会場の様子

ウェビナー会場を貸出いただいた、SSDC法人正会員企業の日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS) 本社エントランス~セミナールームの様子。

エントランス
開始前のセミナールーム

JBS様、会場ご提供から事前準備まで、ありがとうございました!!



オープニング

リアル会場は満員御礼。熱気に包まれてのスタート!


開始に先立って、SSDCチーフデザイナーで本サロンのコーディネーターを務める北村和久より、趣旨・開催の経緯・テーマについてお伝えしました。

本オープンサロンの趣旨、石川明さんのプロフィールや活動概要はこちら▼


▼当日のタイムチャート

当日のタイムチャート


▼申込頂いた方の属性
事前に様々な媒体で告知したこともあり、多様な属性の方が集まってくださいました。リアル会場が約40名、オンラインが約90名の方に申込頂きました。

参加形態、社会人経験年数

業務経験は、営業、企画、新規事業開発、エンジニア属性の方が多数。
参加目的は、「人と組織を動かす技術を知りたい」「石川明さんの話を聴いてみたい」「事業創造・新規事業開発に活かしたい」「地域や社会の課題解決に活かしたい」といった方が多く参加くださいました。

業務経験、参加の目的


▼チェックイン:今日持って帰りたいものは?
開始にあたり、リアル・オンラインの方々に「今日持って帰りたいもの」を伺いました。

【参加者コメント抜粋】
・石川さんが「Deep Skill」を執筆された背景を知りたい
チームメンバーとの関わり方をよりよく変えられたらと思います!
・対話での気づきと共感
新規事業を立ち上げ、実行する際の考慮事項
・企業全体の決定が必要なプロジェクト推進のための立ち回り
新事業に必要なスキル
組織を動かすための根回しに気付きを得たいと思ってます
・事業を立ち上げて行く際にいろいろな人を巻き込んでいくスキルを得たいです!
・「人・組織を動かす」ためのテクニックだけではなく、「目的のために自分自身がどうあることが望ましいのか」というところを中心に聞きたいと思っています。
・今日のお話を、社内の誰に持ち帰るべきかの「判断基準」
・事務局として担当者をサポートしていくためにも、どのように社内で立ち回ればよいか、を学びたいです



石川明さんご講演

▼石川明さんご紹介
いよいよ、石川さんにバトンタッチ!

テーマは「」と「組織」の巧みな動かし方。
人間心理と組織力学について一緒に考えていきます。

実は、石川さんもリアル開催のオープン型の機会はコロナ以後数年ぶり!


▼石川さんの自己紹介・バックグラウンド(石川さん提供資料より)

「ボトムアップ」での「新規事業」にフォーカスして13年。
社内起案・事業化承認までの伴走と、新規事業提案制度の設計運用を中心にお仕事をされています。


石川さんのバックグラウンドは、リクルート新規事業開発室マネージャと、オールアバウト社創業の経験。2010年に独立起業して以来、今の仕事をされています。


▼石川さん著作

『はじめての社内起業』(6刷)

『新規事業ワークブック』(3刷)

『Deep Skill』(2023/2に6刷が決定!)


▼オープンサロンへの思い
人や組織を動かすのは、なぜ難しいのか」「どうすれば動かすことができるのか」を、Deep Skill「21の技術」を中心に、参加者のみなさんと意見交換したい


▼『Deep Skill』執筆の背景

編集者さんから石川さんへの最初の問い
社内起業で成果を出せる人って、どんな人なんですか?

組織での軋轢をどう乗り越えるか?仕事の実行力を高めるために必要なスキルとは?何かできることはないか?…といったきっかけがあった。

「21個」のディープスキル、実は「35個」あったという話も…
※執筆の背景、詳細はぜひ動画をご覧ください!

【参加者コメント抜粋】
軋轢!すごくわかりますし納得です!!
・組織は既存の最適化を図るもの。人は変化を嫌う→変化に対する恐れ
 これを前提に考えられるか否か。入り口の認識から重要ですね。



対話セッション❶人や組織を動かすことは、なぜ難しいのか?

石川さんからの講演後、対話セッションとして、2つのテーマに対してリアル/オンラインそれぞれで参加者間対話を行いました!


▼ディスカッションテーマ①
人や組織を動かすことは、なぜ難しいのか?ご自身の経験をシェア

【参加者コメント抜粋】
そもそも組織を動かしたいと思っている人が何割いるのか?経営層の思いは現場に浸透しづらいため、立ち上がったPJがいつの間にか無くなることも多い
・みんな失敗したくないもの、手をあげたくない。各役職とも失敗してコケたくない・責任とりたくないという意識が強い
社内で新規事業創出のプログラムを実施した際に、最初は盛り上がるが中盤から現業との兼ね合いが難しくなりモチベーションが下がっていく傾向があった。明確なルール決めやアイデアへの予算づけに関する取り決めがないまま進んでしまったことも起因していた
「手を上げたもの負け」の文化。事務方の絡むドロドロした人間関係。上司が踏み込めない縦割りの文化
管理職の経験不足で提案力や巻き込み力が足りないと感じる。歳の離れた若手社員、部下との目線を合わせることが難しい。
悩み。ある部下とソリが合わない。社歴が上の年下の部下。キレもので我が強い。正論で押し通されてしまう。
あるエリアを任せたが潰してしまい更に孤立状態となりどうしたら良いかわからない。
・コンサルをしていて、Deep Skillに書いてあるもの全てにぶつかった。社長は持ってこいと言うがその実、何も求めていないように思える。
・ディスカッションを通しての気付き⇨人と人の間に見えない壁が存在している。懐に入り込んで自分が鎹になる事も必要。
・色々やっていく中で会社単位でやるうえで、利害関係の問題でやり辛さを感じた
・既存事業に付属する管理部において、スピード感があわない
・新規事業をやるうえで、既存事業部と新規事業部で軋轢がリアルタイムで発生している。物理的な距離が離れてしまっているため、コミュニケーションがとり辛い
撤退基準をつくるのが難しいので、レベル感を知りたい。どうしても甘めにしてしまう。基準を説明して、理解させるハードルが高い
・新規事業を良く思っていない連中に対して、新規事業のベクトルが変わった際に説得が難しい



対話セッション❷「Deep Skill」21の技術について気になったもの

▼ディスカッションテーマ②
「Deep Skill」21の技術について気になったものをシェア


ディスカッションの呼び水として、SSDC北村がまとめた『Deep Skill』図解を参考に取り上げながら進めていきました!

スキル01~03
スキル04~09
スキル10~15
スキル16~21

(参考)詳細の解説はこちら↓


ディスカッション前に、事前の参加者アンケートより、『Deep Skill』21の技術で気になる項目をリストアップ。Top5は…

  • 01_信頼資産

  • 14_言語化力

  • 04_覚悟

  • 08_思考法

  • 13_企画力

みなさん話の熱量がどんどん上がっていくのを感じながら、あっという間の20分の対話になりました!

【参加者コメント抜粋】
・『Deep Skill』は巷にあふれているビジネス本とは違い、非常にリアリティがあって目から鱗だった
・チームで上がった気になったスキル 信頼資産/裏切り/言語化/権力/求心力/嫌悪感
・新しいことを始める時、どうしても各部署間での対立は避けられない。相手のミッションを知ったうえで、個人としてのメリットも考えるのが望ましい
・08思考法で紹介された「壁打ち」。マネージャーになって実感。05達観。重く受け止めすぎる部下が多く。プロセスフェーズゲートという制度があり上位層に諮ることができる。
01信頼資産。思えば味方してくれる人が多かった。味方を増やす。権力者との根回し。技術職課長はネガティブな人もいればポジティブな人もいる。まずポジティブ属性に丁寧に根回しをしてきた。
05達観。若手は成長時期に持った案件によっては葛藤を抱えやすい。別にこの会社じゃなくても良いんじゃないかと今自宅待機中の鬱病メンバーに伝えたい。
21使命感。認証取得を目指すクライアントは取得のみがゴールになったり使命感を持ってない。彼らに想いを高めてもらう施策があれば良いと思う。
対立が気になった。no dealでよい
嫌悪感とはどういうこと?⇒人間というものはそういうものだと理解すると、ある程度裏切られても許容できる
信頼資産を大切にしている。正論でたたかれた際は合理性を意識して対応する
対立を意識していくことが多い。
・石川さんのおっしゃっていた通り、新規事業なりあたらしい事を始めるにしても、「始める」がゴールではなくて「持続していく」ことが重要で。そのためには「信頼資産」もそうですが、周りを動かすテクニックというところではなく、「自身のあり方」「組織のあり方」の再定義が必要と考えています。
・12番の自分の機嫌をマネジメントする(求心力)について。内省力を高めて、自分は機嫌よくを心がけていてもどことなくチーム全体がピリピリしているとき、どんな風に空気感を変えていくとよさそうか、ぜひ教えていただけると嬉しいです。



さいごに

オープンサロンに参加頂いたみなさんからのコメントを掲載します。
これ以外にもとても熱いメッセージを頂き、運営した私たちにとってもこれ以上ない貴重な経験となりました。

【参加者コメント抜粋(リアル参加)】
・大変よかったです!オフラインのイベントをお願いします!
・非常に勉強になりました。管理職になってあまり期間も経っていないので、本日学んだ内容を実務に活かしていきます
・きゃずさん最高でした。ありがとうございました。
・素晴らしい企画をありがとうございました!キャズさん並びにスタッフの皆さんお疲れ様でした!
非常に有意義な機会を無料でご提供いただきありがとうございました!
・めちゃくちゃ勉強になりました!このような場を設けて頂きありがとうございました!
・ありがとうございました。対面のこのようなセミナーひさびさで楽しめました
・無料で受講させていただける大変ありがたいプログラムでした。参加者との出会いもあり満足しています。
今後も参加させていただきたいと思いました。とても有意義でした。ありがとうございました。
・お忙しい中、このような機会を企画、運営してくださり本当にありがとうございました!知識のインプットだけでなく、ディスカッションを行うことで、自分自身の考えが言語化されたり、他の方が何を大切にしながら組織を動かしたり、働いたりしているのかを知ることができて、とても刺激的な経験になりました。今後もオープンハブやセミナーにも積極的に参加して、自分のキャリアについてだけではなく、社会に感じている課題と向き合って考えたり、いろんな職種や年齢の方と関わって自己成長ができればいいなと思っています!重ねてにはなりますが、このような機会をいただき、登壇してくださった石川さんにもお礼を申し上げます。ありがとうございました!
・自分に必要なことを改めて見つめ直すきっかけになりましたが、ディープスキルが理解できたところで実際にどうすればそれが身につくのか、もう一歩先の話が聞きたかったということも感じました。実践あるのみ、かもしれませんが。笑
・面白い内容でした。開催してくださって、ありがとうございました。
久しぶりに大人数が対面で集まる場に参加でき、刺激をいただきました。欲を言えばグループディスカッションの時間をもう少しだけ長く取っていただけると良かったかなと思いました。

参加者コメント抜粋(オンライン)
・あっという間に時間が過ぎました。本を購入したいと思いました。
・社会人1年生の方がグループを引っ張ってくださって、すごい優秀な方だなと思いました。
やっぱり大事なスキルだと感じました。リクルートの良さも知ることができました。
・時間があったのでチャットの質問をひろってほしかったです・・
ハイブリッドスタイルでもとても有意義な時間でした。ありがとうございました。
・リアルは機器の不調などあり、オンオフミックス開催は準備や配慮が多く大変だったかと思いますが、オンラインは非常に快適に、初対面の方との対話を楽しむことができました。ありがとうございました。
・初めてお会いした方との対話で盛り上がるのかなと不安でしたが、「あるある」が満載で、悩み事に共感したり、気づきを得たり、めちゃめちゃ盛り上がりました。21のスキルをネタにいくらでも話せそうです笑
・大変楽しかったです。有難うございました。準備等色々と大変だったかと思います。お疲れ様でした。
・キャズさんの想いが実現した場!素敵だなと思いました。ありがとうございました。
・本日はありがとうございました。途中ルームで皆さんとトークできるのは良いですね!また石川さんの講義に久々に参加でき嬉しかったです。実は私リクルート(HR総企)時代に、「new-RING」や新規事業開発の石川さんを身近で存じ上げておりました。当時を振り返ると今でも私とってはレジェンドであり神のような存在です
著者の話を直接聞けるのはとても興味深く、楽しかったです。お人柄も伝わってきて、著書の内容が机上の空論ではないことを実感できます。
・対話の時間は理解が深まってよかったのですが、私自身が本を読まずに参加したため、読みこんでいる人と内容に関する深い話ができず少し申し訳ない気がしました(読んでない人にとって図解はとても役に立ち、助かりました)あともう少し石川さんの話を聞く時間が欲しかった気もしました。貴重な機会をありがとうございました!

石川さん、ご多忙のところこのような機会に応じて頂き、本当にありがとうございました!!


懇親会後、石川さんから頂いたサイン。


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