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SSDC デザインMTG 2023/6/28 開催報告

こんにちは、SSDCデザイナーの北田です。
一般社団法人社会システムデザインセンター(SSDC)のデザインMTGの開催報告です。
今回は、会場、オンライン参加あわせて38名の方にご参加いただき、以下のアジェンダについて議論しました。

SSDCデザインMTG会場入り口にて



社員総会・理事会からの報告事項

新任理事ご紹介

公立はこだて大学未来大学の理事長・学長を勤めていらっしゃる鈴木恵二先生に、理事に就任いただくことになりました。


鈴木理事


新代表理事のご紹介

公立はこだて未来大学の前理事長・学長で、4月から産業技術総合研究所 人工知能研究センター 研究センター長を務めていらっしゃる片桐先生に、代表理事に就任いただくことになりました。

片桐代表理事


法人会員の退会、会員種別変更

以下の法人会員の移動についてご報告しました。

【退会】
セグエグループ株式会社
アイビーシー株式会社

【会員種別変更】
TD SYNNEX株式会社 法人準会員へ


SSDC事業創造スキーム検討状況報告と対話

SSDCの目指すもの

SSDCは5期目に入り、皆様のご支援をいただきながら、より効果的な活動形態についての議論を進めています。SSDCの目指すものは、社会システムのデザイン改革と課題解決に取り組むことであり、財務・非財務・社会の3要素を重視しています。

会員各社からのインタビューやアンケートの結果、メンバーが提供できるものや興味関心は異なっていました。そのため、それぞれの意見を尊重しなが
らも、目標に向かって進む方法を検討しています。


SSDC事業創造スキーム

4月から6月には、上記1・2・3の項目に重点を置いて取り組んできました。
「B」の「ITや科学技術の利活用の促進」に関しては、少し遅れがありますが、実際の生の課題に対するテクノロジーの利活用についてのセッションを開催したいと考えています。

今後、インタビューやアンケートを通じて抽出した10のフォーカス課題軸に取り組む予定です。

SSDCのフォーカスする10の課題
SSDCのフォーカスする10の課題(事業創造デザインプログラムDay0資料より)


事業創造デザインプログラムに関しては、今年度は既に進行中です。開港都市各地域が抱える課題を掘り起こすため、現地との連携を図っています。
来年度に向けては、現行の枠組みを再構築する必要があると考えており、検討を進めていきます。
また、事業化検証Masterに関しては、具体的な事業アイデアでMasterテンプレート作成も兼ねる形で実施します。


2023年度事業創造デザインプログラム

今年度の事業創造デザインプログラムでは、開港都市を起点にキャラバン形式で活動し、現地の人々と連携して課題解決に取り組みます。
変更点として、動画コンテンツの利活用促進を行うこと、原則参加者が一人一テーマを持って参加いただくことがあります。当事者意識やスピード感を持って参加者がアイディアを提案することを目指しています。


Master候補者の状況

・AreaConnect
7月以降にスタートし、具体的なMaster活動を開始します。

・Happy相談室
元々は電話相談を行うイメージでしたが、調査の結果、ジェネレーティブAIを活用したソリューションアイディアが浮上したため再検討を行っています。9月のデザインミーティングにて改めて提案予定です。

・金画示
起案者本人より、コンセプトを再検討したいとの希望を受け、一旦休止とします。


各法人正会員の参加者よりご意見をいただきました。


十日町の状況(牧田理事)

牧田理事が故郷である新潟県十日町市に帰られて約1年が経過しました。
地元の方々との関係性も深まる中で、現地にいることで肌で感じる地域の課題と今後の展望について伺いました。

限界集落からステキな街づくりを始めます

現在住んでいる限界集落は社会的な課題が多く存在しています。特に気候変動が激しく、農作物の種類も変化しています。また、農薬の使用も多いため、トンボやカブトムシといった生き物も減っています。
移動や買い物、医療へのアクセスも困難な状況にあるため、地域に新たな人々がほとんど流入してきません。

主な課題は、医療アクセスの悪さ、買い物の困難さ、学習環境の不足が挙げられます。これらの課題を解決し、この地域で経済的に生活できる状況を作れば、地域に住みながら時折東京に出向くという新たなライフスタイルが実現できます。そのためには、まずは医療施設、スーパーマーケット、学校などの基盤が必要です。

第一段階

具体的な取り組みとしては、まず米を扱う会社「峠733」を立ち上げ、地域の収入を増やすことを目指しています。
地域の豊かな自然を生かし、十日町に暮らす著名な建築デザイナーの方と協力して快適な住宅を作りたいと考えています。また、学習環境を整えていくための解決策も模索しています。

第2段階

さらに、デジタルキオスクを活用したスーパーマーケットやオーガニック農業の推進、雪を活用した冬の楽しみ方なども考えています。
移動手段としては、カーシェアを活用することを検討していますが、自動運転には多額の費用がかかるため、まだ実現は難しそうです。

第3段階

また、医療面では、シニアの診療所に医師を呼び寄せるために尽力しており、在宅医療の専門機関からも学びを得て構想を練っています。
さらに、週替りにシェフが滞在しながらレストランのような形態でオーガニックの野菜を提供するアプローチも検討しています。

峠733

その他共有事項、最新トピックの共有をおこないました。


◆デザインMTGとは
デザインMTGは四半期に一度、SSDC理事・アドバイザー・顧問・会員各位が集まる会議体です。
理事会で決議された内容の共有、今後の活動計画についての対話を行っています。また、プログラムにて磨かれたアイデアへのフィードバックを通じて、事業計画にまで落とし込み理事会に事業化の承認を得る機能を持っています。

◆法人会員一覧
2023年7月現在、14社の法人会員が参画してくださっています。

◆一般社団法人 社会システムデザインセンター(SSDC)とは

◆お問い合わせ
お問い合わせはこちらから

以上、SSDC デザインMTG開催報告でした。


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