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最近の記事

ファイト…

 今年で37になる。  年を重ねるごとに感性は枯れ、これまで楽しいと感じていたこと、嬉しいと感じていたこと、悲しいと感じていたこと、虚しいと感じていたこと、どうしても譲れなかったもの、憤りを感じていたような人々、、、全てが凄まじくどうでも良くなってきた。  5年前に1人目の子どもが産まれ、3年前に2人目の子どもが産まれ、妻も育休から職場復帰し、まさに生活と仕事の両立の只中にあって、家と仕事以外の事柄について気にする余裕が全くない。十数年来連れ添った地元の友人とも疎遠になって

    • 親に友達はいない

      自分の親に友達らしき人はいない。ずっと不思議だった。 そういえば、人見知りな二人だ。そのせいかなと思った。 自営業だ。付き合わざるを得ない上司や同僚らしきものもいない。ずっとそのせいかなと思っていた。 割と仲良しな気もする。そのせいなのかもしれない。 子どもが、私も含めて三人いて、保護者同士の付き合いとか何とかあってもいいんじゃないかなと思っていた。自分もそうだけど、やっぱり人との関わり合いが、あまり好きじゃない二人なのかなとも思った。    そんなことを考えてい

      • エンジンの在りか

         生きるための原動力は、人それぞれだろう。つい最近まで、私の生きる原動力は復讐心だったように思う。転校続きであったことと、太っていたこと、その2点が揃っただけで漏れなくいじめの対象となった私は、小学生であった6年間、基本的に虐げられ続けた記憶しかない。自分の身を守るのに必死でありながら、どこかでこんな辛い人生ならばさっさと終わってしまえばいいなと、幼いながら常に思っていた。死生観は、記憶が芽生えたときから、ずっと私とともにある確かな感覚だ。生きるか、死ぬか。いついかなるときも

        • ROCKET DIVE

           下らない調査ものや関係部署からの連絡が絶え間なく降り注ぐメールボックス。後任の参考になるかと思い、重要なやり取りは残しておきたいと考えているが(かつて所属していた部署の前任が、丁寧にメールのやり取りを残してくれたおかげで、大分助かった経験がある)思うように整理が進まない。先週、一念発起して、5,000通以上あった送受信ボックスの中身を要不要に仕分けし、4,600通にまで削減したものの、それから数営業日で4.872通にまで膨れ上がった。性質の悪い病原菌との闘いのようだ。深く大

        ファイト…

          全ては些末なこと

           今朝、妻と喧嘩をした。原因は些末なことの積み重ねであるが、些末なことを捨て置けないのが人間ではないか。些末なことに対する価値観とか好みとか考え方とか、諸々の不一致が積み重なって人間関係が崩壊するからバンドは解散するし、夫婦も離婚するのだと思う。じゃあその状況を回避する為に、諍いの原因は些末なことなんだから、それを気にしなければいいじゃないかと、、、言われると、それは何だか違う気がする。それをスルーしてしまったら、人格とか尊厳とか、そういう人間の根幹が揺らいでしまうと思うから

          全ては些末なこと

          メソッドに倒れる

          早起きメソッドを実践しようと決意した、とある日の出来事である。 早起きメソッド実践本を夜更かしして一気に読み終え、翌日から即行動!と思い立った。さて4時に起きられることは起きられたが、明らかに寝不足だ。それもそのはず、睡眠時間は3時間程度である。 そういう日に限って、いつも6時起きの子どもたちが5時に起床し、メソッド本に書いてあった実践内容が、全く予定通りにこなせない。私自身も睡眠不足が祟ってイライラが募る。何とか取り繕ってはみたものの、こちらの不機嫌ムードが伝播したのか

          メソッドに倒れる

          憧れと呼べるもの

           いつからだったろうか。物書きになりたいと思うようになったのは。  鮮明に覚えているのは、小学生のときの作文の授業。担任の教師が、 「書き出しは喋り言葉で始めるとインパクトが強くなって読む人がその先を読みたくなるよ!まずは、カギカッコで書き始めてみよう!」 というような説明をしていて、 「へぇ!なるほどそうなのか!」 と、トリビアの泉であれば個人的に18へぇくらい差し上げたいくらいの気持ちになった。 (まさかその指導が陳腐な学習指導要領に則ったもので、同年代の皆が

          憧れと呼べるもの

          15個下の年代と接触した時の感想

          もう少しだけ勇気があれば、あの時、もう少しいいように立ち振る舞うことが出来たんじゃないかなと、思うことがある。 気持ちだけ先走って、結果は伴わなかったけれど、あの時はまず行動を起こすことが大事だったんだと、そう思い返すことがある。 自分が生きてきた、その足跡を振り返ってみると、もっと強く踏み込めばよかったのにとか、そんなに深く踏み込まなければよかったのにとか、色々と思うことがある。 ただ年を経るにつれて、その時に感じた瑞々しい感覚は胡散霧消して、散り散りになって、跡形も

          15個下の年代と接触した時の感想

          人間は変わる、人間を変える①

          大学進学とともに上京した。 地元の国立大学志望だったが、試験前日に風邪を引いたり、隣の席のやつの貧乏ゆすりが凄まじかったりなんだりで見事に不合格となった。 と書けば何だか聞こえはいいが、ただの二次試験対策不足で、志望する国立大学に関して言えばセンター試験の結果はA判定寄りのB判定。翌年度、某予備校によって作成された合格者分布調査をチェックしたら、その階層で不合格になっていた人数はたったの1だった。匿名性の高い数字という記号で表現された分布上で、この1は自分だなと確信出来たこ

          人間は変わる、人間を変える①

          宿木のような存在

          昔から、誰かの宿木のような存在になれたらと思っていた。 親の転勤や転職が度重なり(と言っても、幼稚園から小学校5年までの間に、転園や転校を伴う大きな引っ越しを3回経験した程度)、自ら進んで人間関係を選び取る好機に恵まれない時期が長く続いたせいなのかもしれない。 自然と、自分を選んでくれる人の力にならなければ、、、ということを常に意識するようになり、自分を取り巻く彼ら/彼女らの人生に少しでも貢献できるようになれたら、、、という意識が働き始めていた。人間関係に関して、何とも受

          宿木のような存在

          ただの日記のようなもの

           最寄り駅と自宅の間の移動手段として、バスを利用することがある。基本的には徒歩圏内なので頻繁に使うわけではないのだが、傘を持たずに出かけた帰りに不意に降られてしまったときなど、フラッと乗り込むバスが好きだったりする。  今日がまさにそんな感じの流れで、予報に反してパラつき始めた雨に観念したような表情の乗客が、ズラズラとバス停に列をなしていた。思いがけずスマホの充電を切らしてしまった私は、改めて時刻表を確認することもなく、その列の最後尾に、雨に観念した一員として加わった。誰が

          ただの日記のようなもの

          時間は、人間関係をダメにするのか

           コロナ後の世界の走り始め、それこそ一回目の緊急事態宣言が発令された頃くらいか。長年に渡って、当たり前のように定期的に集まり、居酒屋で馬鹿話をし、締めにお姉ちゃんのいる店に行って盛り上がって解散する、という付き合いを続けてきた友人たちと、しばらく対面で会うことが無くなった。その一方で、リモート飲みなる発明品が世に産み出され、これまで数か月に一度顔を合わせる程度だった友人たちとの付き合いの頻度が、週一に激増したという変化もあったりした。また、これまでの世界であったら、物理的な距

          時間は、人間関係をダメにするのか

          与えられた役割

           例えば所属する会社で、自身が考案した企画を通す為には、様々なハードルが待ち構えていることと思う。直属の上司は勿論だが、あちら側の厄介な人間としてよく登場するのが予算当局的な存在だ。役所的に言えば財務省、我が家的に言えば大蔵大臣たる妻、会社的には財務部といったところか。  少し面倒な案件を抱えている。ざっくり言うと私は必要ないと思っているが、上司が必要だと思っている案件だ。股裂きこの上ない状況だが、面倒くさい予算折衝的な仕事は「お前に任せた」の一言である。乗り気でない私に本

          与えられた役割

          周回遅れのテレワークに関する考察

           男性にしては珍しいのか、今となっては珍しくもないのか。つい最近まで1年半ほど育休に入っており、その間、新型コロナの影響もあってか、世の中はすっかり様変わりしてしまった。  テレワークだ、DXだと横文字が飛び交う中で、職場復帰への不安は募るばかり。旧知の友人たちとZOOMを使用した飲み会は開けても、取引先と画面越しに打ち合わせなど、そもそも出来るのか?運用がガラリと変わってしまった職場にスムーズに適合することは出来るのか。。。浦島太郎状態に対する大いなる不安を抱えながら、1

          周回遅れのテレワークに関する考察