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【21回目の】逢瀬

🐈‍⬛私の愛おしい主様は普通の会話の中で、不意に本当なのかな?という 嘘情報を盛り込んで 驚かせてくれるのですが… 本当ぽい!と思わせる日々が あるからなんだな、と自覚している。本当なの?噓なの?の境界線が見えずらいのも、毎日のやり取りの中で「この人なら出来そう!」とか「確かに!」と、思わされるような言動が多くあるから、私は簡単に騙される。

そして、大袈裟でもなくその噓情報を、日常の一環としてサラッと伝えてくるから、余計に嘘なのかどうかの見分けがつかないのだ。主様は、きっと私のそんな単純な所も見越して、真剣に騙しに来る。あっけにとられ、オドオドしていると「冗談よ?」と笑いながら言ってくれる。その冗談に引っ掛かる自分が、とても悔しいんだけど「敵わないな」と思わされて嬉しい。

いよいよ次の逢瀬が翌々日に迫りドキドキしながら前日を迎えた。その日は、土曜日で私はお休み。今回は、珍しく日曜日の逢瀬かぁ~と、何気なく思っていたけれど…急遽、その日の朝になって「早く癒されたすぎる… 」とメッセージが届き、逢瀬予定が前倒しになった。早く早くと急く気持ちばかりで、お互いがそうなんだな~と、思える事ほど嬉しいものはない。お天気もピカピカで気持ち良く、主様に逢いに行く事が叶う。逢える喜びは満載で、たくさん沢山 癒し癒されDayになりますように!と願いを込める。お休み万歳!!

🐈‍⬛ピカピカお天気に映える百日紅🐈‍⬛

🐈‍⬛21回目
「早く癒されたすぎる… 」滅多に自分の気持ちを口にしない 貴方からのその言葉が、本当に嬉しかった。「早く逢いたい」と言ってはくれない所も、私は貴方らしくて大好き。逢いたい、癒し癒されたい気持ちは同じなんだな、と感じられた事が嬉しい。今回は、初めての癒し作業「洗髪」に挑戦する。実はいつも、お風呂に入って全身をくまなく洗ってあげたい欲が尽きなかった。

だけど、シャンプーなどをすると時間もかかるし、家に帰る主様には、残り香なども気になってしまうのかな?と思い言い出せなかった。少しでも長く一緒に居たいし、この関係は永遠に続けたいから。我儘になりそうで、戸惑っていた。だけど、やっぱりしたい欲は尽きなくて、使ってみたいヘッドスクラブを見つけてしまったので、主様にもさりげなく「髪を洗ってみたい!ヘッドスパ!マッサージ!」と拙い日本語でカタコトに伝えたら「え、何それ!めちゃくちゃして欲しい…それはいつでもやってくださいよ?」とあっさりお許しが出た。

私が我儘だと思って躊躇していた事も、こんなに簡単にひっくり返される。それからは嬉しくて、自分なりに毎日ヘッドスパの動画を漁り、自分の頭を使って練習した。大の大人の頭をマッサージ出来るなんて、力加減も気になるけど新鮮でワクワクしている。実際に、ホテルでのお風呂で出来るかどうか若干不安だったけど、楽しみには勝てない。

主様もとても楽しみにしていてくれて、プレイ自体もそこそこ(いいえ、ちゃんとやる事はやる!)に、癒しのバスタイムへ突入~。いつもの、お湯をトロトロにしてくれる魔法の粉を入れて、糸のように垂れ下がる水を見ながら「マトリックス~~」と言って(最近定番化してる!)軽く遊び、湯舟に浸かってぬるぬると主様の全身を揉み込む。その滑らかな水分が気持ち良くて、しばしば身体をくっつけてはしゃぐ。普段の事をお話しながら、リラックスできる二人だけの最高な空間。

🐈‍⬛癒しの空間へ🐈‍⬛

🐈‍⬛そしていよいよ、お待ちかねの「洗髪」。こう書くと、物凄い儀式が始まりそうで申し訳ない。嬉しくて仕方ない私は、湯舟から出て主様の頭部分だけを出した格好で、ゆっくりとシャワーを髪に当て水分を頭皮に馴染ませていく。まだ、髪を濡らしただけで何もしていないのに、主様は「あぁぁ~…なんかもう気持ちイイ…」と、力が抜け目が虚ろ。仰向けになり露わになったその顔を、頭頂部から眺めながら、齧り付きたい衝動を必死に抑える。

髪をしっかり濡らして馴染ませ、私が使ってみたかった、SABONのヘッドスクラブを使ってみる。主様の髪の毛を掻き分け、その地肌へとゆっくり揉み込む。粗塩のようにジャリジャリするけれど「あ~!これ、すうぅ~としてなんかイイ~」と、ふわふわした感じになっている。塩を頭に揉み込みながら、頭頂部、側頭部の頭皮や首の後ろ側の付け根なども、入念にマッサージする。大人の頭は、力が抜けると結構な重さがある。

力の抜けた大きな体躯を私に預け、その重さが心地好くじんわりと沁みる。お疲れな身体を頭から足の爪の先まで、思いっきり癒してあげたいし、気持ち良さそうにしている主様を見ながら「私 貴方が大好きなんだなぁ…大好きな人が貴方で良かったな」と心から思う。顔や身体のパーツ一つずつを指で撫で、この人を構成しているモノを確認しながら、またお湯でスクラブを流していく。その後、シャンプーとコンディショナーで仕上げをする。

頭皮をマッサージする際に、シリコンで出来た頭皮ブラシを使ってぐりぐりしていたのだけど、少し力みすぎたのか「もうちょっと…優しく…」とか言われながらも「痛気持ちイイなぁ~~」と、ゆるゆるになっていたので良し!もう少し時間があったら、トリートメントやヘアパック、ドライヤーまでしてあげたかったな。次の目標にしておこう。

🐈‍⬛大好きな貴方との幸せ空間🐈‍⬛

🐈‍⬛翌日も、余韻が離れず 爽快ながらも微睡む朝。離れてもすぐに逢いたいし、 全身に残る鈍い肉の重みと芯から疼く 深い感情。今日も幸せに生きている、貴方に生かされている、そう感じられる休日が嬉しい。また一つ、貴方と過ごした記憶が増え 私の心も深まるから、幸せな繰返しに感謝。

8月も終わりに近づき、蝉の声も失われ 秋虫達が鳴く。静かな朝に、季節が移りゆくこの瞬間が 割と好き。四季を感じられるって素敵だ。不思議な現象や出来事が起こると、つい主様と結び付け 当て嵌めてしまう。何事も主様を中心に動いてるから? きっと単純なんだろうな。思考より先に感情が動く。

今回の逢瀬では念願の、初めてのシャンプーが叶ったというのに、主様は私が「疲れてやしないか?大丈夫か?」などと気にかけてくれて、心配がすぎる。「俺はお前に甘え過ぎてる気がする」と、貴方は言ったけれど…それはお互い様であり 、お互いにとことんまで 甘え合えば良いと思う。それが二人の間でだけなら 嬉しいに越した事はなく、貴方のそんな一面が垣間見られる素敵な時間だから。私はそれを感じるのが大好き。

だから、私にはいくら甘えても良いし、いくら捻じ伏せても良い。貴方は優しいから、私が嫌がるような事が出来ないし、しない。私はもっと、強引でも無理矢理でも構わないと思うけれど「そうしたくても、実際にお前の顔を見ると出来ないんだよな」と言って少し照れて笑う貴方が大好き。いいの。貴方は私の絶対的な支配者であって、生涯唯一無二。他では味わえない、私にはピッタリの貴方とだから楽しめる。貴方も同じように感じてくれていたら嬉しいけれど、こればっかりは私の想像でしかない。

🐈‍⬛お互いにとことんまで 甘え合う🐈‍⬛

🐈‍⬛主様のお仕事が忙しすぎて、最近朝のおはようを交わしてから、夕方まで返信がない時があったりする。それはそれで、私も忙しかったりするのだけど…気がついたら夕方!みたいな時に朝しか話してない!と、少し悲しくなってそのまま伝えてみた。「ごめんごめん…笑」と言いながら返信があるとそれだけで嬉しい。

そんなやり取りがあった翌日、同じように朝の挨拶と何気ないか会話を交わし、お昼。主様から「今日はお昼にしてみたよ!」と私より先にメッセージが届く。何?その可愛いすぎる返信は!!!主様への私の惚れポイントが とても多すぎる…。きっと彼は意図せずに やっているのだろうけど めちゃくちゃ刺さる。恋は3年毎に更新と言うが、3年とかからず週1… 何なら毎日 更新されていく。もう大好きすぎて…切ないよ。

時が経過すればする程「大好き」が深まっていく。この感情は「愛してる」の次元も越えて、更に広くて深くて何処までも永遠に伸びそうな「愛おしい」モノだ。タイミングを逃し、上手く眠れない夜も、9月の始まりを迎えながら「 好きすぎてしんどい」とか 「恋しすぎて震える」とか「愛おしすぎて切ない」だとかを 主様に伝えると 『そのままで居てくれよ?』 なんて言ってくれるので調子に乗って 好き好き言う 毎日が継続できている幸せ。

カタチなんて何でもいい。他人様の関係が何だっていい。私達が私達であれば、それだけでいい。ぶっちゃけ「主従」でなくても。

🐈‍⬛be continued🐈‍⬛

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