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小匙の書室157 横溝正史ミステリ&ホラー大賞発表


 1次通過作が発表されてからおよそ三ヶ月。

 ついに4/17、横溝正史ミステリ&ホラー大賞の受賞作が発表されました!!

 文芸にはたくさんの賞がありますけど、一読者としては選考過程もさることながら結果発表の時が一番ワクワクドキドキします。
 特にここ最近は気になっている賞を一次選考から追っているわけですから、興奮も一入なのです!

 さて、第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞ですが。改めて最終候補作の4作を振り返ってみましょう。

 責/浅野皓生さん

 死肉食む妻/雨宮酔さん

 死に髪の棲む家/織部泰助さん

 神鳴り/高賀器用さん

 私調べになりますが、この4名のうち浅野さんは『テミスの逡巡』(『東大に名探偵はいない』(角川書店)収録)で、織部さんは『花霞紅莉の怪異調書シリーズ 僕の瞳に映る僕』(メディアワークス文庫)で作家活動の履歴があるのです。
 これはなかなか熾烈な戦いになるぞ……と思ったものです。

 それでは参りましょう。

 今回残念ながら大賞は該当作なし。
 しかし、

【優秀賞】
 責/浅野皓生さん

【読者賞】
 死に髪の棲む家/織部泰助さん

【カクヨム賞】
 神鳴り/岩口遼さん

 というような結果となりました。
 受賞された方、おめでとうございます🎉🎉

 いずれ書籍として刊行された暁には、ぜひとも読んでみたいなと思います。
 ちなみに。
 カクヨムで最終候補作が公開されたときにちょこっと読んだ限りですと、死に髪の棲む家は私が好きなタイプの文章でした。

 これにて第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞も終幕。
 今回のレースを経て、また新たに素晴らしい才能を持った作家さんが登場するのを期待したいです!

 ここまでお読みくださりありがとうございました📚

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