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うつ病はコンテンツじゃない

しらさきです。
タピオカミルクティーが飲みたい。
お店のやつ。
でもタピオカは普通に家で作れるらしいので、
今度作って見ようかと思います。
ミルクティーを淹れるのは得意です。

夕食のとき、家族がつけていたテレビを
何気なく見ていると、
うつ病になった芸能人のお話が流れていました。
ご家族の介護疲れから何やかんやあって
うつ病になり、引きこもりがちになったと。
元相方がその人を叱咤しているシーンは
何だか胸がもやもやとしてしまい、
食べていたご飯の味がよく分からなくなった。

何でその人を怒るんだ?
「自分にだって苦しいときはある」なんて
うつ病を理解してない人の常套句。
病気と診断されているのとそうでないのでは
気持ちの持ち様も違うだろ。

その人が怒られ、小さな声で謝るシーンを見て、
心が苦しくなりました。
これからは前向きにこの人は生きていくだろう、
そう勝手に締められた番組を、
私は酷く不快に感じた。

この番組だけではなく、
メディアはうつ病など、所謂精神疾患をどこか
"面白い見世物コンテンツ"
として見ているのではないかと常に思う。
精神疾患だけに限った話ではないが、
自分が精神疾患にかかっているからか、
そういったコンテンツ扱いを受けている方を見ると
心底不愉快に感じる。

たとえば、芸能人が精神疾患にかかれば、

「そうなった時の気持ちはどうでしたか?」
「何でそうなったと思いますか?」
「ご家族の反応はどうでしたか?」

平気な顔をしてそんなことを聞いている。
(人でなしか?)
特にうつ病、パニック障害を患った人を
取り上げる事が多い様に思う。

病気を乗り越えた人を持ち上げ、
この人にはこれからは素晴らしい人生が待っている、と
決まって最後には美談にしたがる。
馬鹿馬鹿しい。
精神疾患の完治、というのは難しい。
例え再発の可能性が限りなく0に近くなっても、
0ではない。無くなるものじゃない。
素晴らしい人生が待っていても、
常に再発という大きな爆弾を抱えている。
それを理解せずに勝手なことを言うな。
私はそんな番組を見る度に
心の中でひっそりと憤っています。

そんな番組が無くならないということは、
メディアだけでなく視聴者側も、
病気を"そういった目"で見ているのかと。
何だか悲しいです。

うつ病は誰にでもなりうる病気です。
老若男女関係なく。
このnoteを読んでいるあなたも、
あなたの家族、友達、同僚も、
いつうつ病と医者に言い渡されても
不思議なことではありません。

完治しない、という点を除けば
風邪や骨折と同じ様なものです。

あなたは風邪をひいてる人を見て
見世物だと思いますか?
骨折して松葉杖をついている人を
面白がりますか?

そう思わない人が大半だと信じたいです。
うつ病、精神疾患も同じなのです。
見世物ではないし、
無論面白コンテンツではありません。
それだけは心に留めて置いて欲しいです。
病気に対する理解を、配慮を、
と押し付けるつもりはありません。

ただ、精神疾患は
消費されるためのコンテンツではないことを
覚えておいてください。
悲しかったね、かわいそうにね。
そんな同情や憐れみの目で見る位なら
放っておいてください。

病気のことを書くと
中々明るい話にならないなぁ。
私なりの病気との付き合い方とか、
明るい感じでまた書けたら。

絵の息抜きにこれを書いてたのに
1時間以上経ってしまった…
眠気が来ないので、
下書きまでは終わらせたいなぁ

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