プロメアを見ました

正確にはプロメアを浴びました。

クレイのような「目的の為に犠牲を厭わない結果悪役になるタイプ」に対して、
ガロのような「後のことは後で考えればいい!」ってタイプの主人公がぶつかって行くことは多い。とても多いと思う。

そして私はそういう主人公に対して「どうにもならなかったらどうするんだろう…検証した上で無理って判断した人間がこれだけ大それた計画を練ったのに、それを目先の善悪だけで阻止するのはどうなんだろう…」と気にしてしまうタイプの人間だ。
まぁ多分絶対どうにかしてしまうんだけど、
どうしてもそこが物語の終わりまで気になってしまうことがある。

のに。

プロメアはそれがなかった。
全然気にならなかった。
それってこの物語の持つすごいポテンシャルだと思う。

ガロとリオが研究所に来た幸運を、
「人類はまだツいてる」で説明してしまう。
難しげなバーニッシュについての説明を、
ガロは寝て流してしまう。
それでいいんだと理解する。
これはそういう物語だ!で納得する!

とにかくテンポよく、
主人公に悩む余地など与えず、
観客に足を止める暇など与えず、
画面に圧倒されてとても気持ちよく終わった2時間だった。

プロメアは精神に効く。

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