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料理スキルの低いおっさんがリモートワークを利用して幼児食を作る

昨年より子供が離乳食から幼児食にステップアップしたので、この機会に自分でもできるだけ幼児食をつくることにしました。以下は、その数カ月間のざっくりとした記録になります。

1.最初期

在宅とはいえフルタイムで働いていること&そもそも料理スキルが低いこともあって、家庭内で話しあった結果、自分の場合は毎日リアルタイムで作るのではなくフリージングでストックしてみることにしました。

参考にしたのはこれ。

本の中からオススメのおかずを選んで、1週間分のストックをまとめて作りました。そこから次は協力して、双方で翌週以降のおかずを準備していきました。自分の中で持っていたテーマはこれ。

難しいものは作らない

そもそも料理スキルが低いので、いきなりハードルをあげると絶対続かないと考え、まずは「その日のおかずがない」状態を避けることだけを目標に準備しました。幸い、本に掲載されているおかずはさほど手間がかからず作ることができました。

週末のお昼寝中か平日の夜にまとめて作る

毎日作り続けることは難しいので、なるべくまとめて作ることにしました。そのかわり、一度さぼると一気にストックがなくなってしまうので「この日にやる」と決めたら機械的に動くようにしました。

2.定番ができる

いろいろ試しているうちに、自分でも無理なく準備できて反応もそこそこ良いおかずが出てきたので、そちらを中心に作ることにしました。

たとえば野菜ベースのスープなら、4食分のレシピを2倍量にすれば約1週間分はストックできることになります。それに、基本は切って煮るだけなので夜中ヘロヘロでもあまり考えずに作れます。とはいえ同じものが続くと飽きてしまうので、調理時は基本的な味付けだけして、解凍時にトマトペーストや牛乳、違う野菜を加えたりして都度違う味になるようにしました。

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↑結構勝率が高かったナスピーマンみそ炒め

3.定番が通用しなくなってくる

定番ができてしばらくは順調だったのですが、さすがに続くと飽きます。また、離乳食のときと違って、明らかな好き嫌いや食わず嫌いも出てきました。これは、定番をつくることを考えすぎてバリエーションが狭くなっていたことが原因だと考え、新しい食材や調理法を探すことにしました。

離乳食時に食べていた食材から探す

離乳食のとき大丈夫だった食材や調理法を幼児食用にアップデートすれば、そこそこ勝率があがるのではないかと考えました。そこで、前に使われていた離乳食用の本にあったレシピをもとに、食材の大きさを変えたり味を少し強めたりしてみました。結果、しばらく使ってなかった納豆がハマったりして「ヤバかったら納豆にしよう」みたいな回避策が見つかってきました。

調理法を変える

普段、卵は炒り卵にしていたのですがなかなか食べず、「卵自体あまり好きじゃないのかな」と思っていたところ、たまたまゆで卵にしてみたらかなり食べるようになりました。また、ジャガイモも同様にスープにいれたものは全然食べなかったのですが、肉じゃがにしてみたらどんどん食べるようになりました。

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↑意外とイケた肉じゃが

その場で好みの味に変える

元々レシピより少し薄味で作っていたこともあったので、食べるときにその場で調味料を増やしてみることにしました。特にハマったのは鰹節ときな粉で、一時期はかけたら大抵のものは食べてくれました。ただ、しばらくすると何にでもかけてほしいと言うようになってしまったので、調整に苦心しました。(しばらくしたら飽きた)

定番を確保しつつテスト的なおかずに集中する

この頃には、家人が作るコーンスープだったり、かぼちゃだったりが絶対に外さないスーパーメニューになっていたので、自分の役割を「トライアル」だと定義しました。毎回簡単にできる範囲で違うメニューを作り、反応を見ながら強化する食材やメニューを変えていきました。

4.フリージングで対応できなくなってくる

トライアルを続けていると当然はずれメニューもたくさん出てくるので、フリージングだけだとバリエーションに限界が出てきました。

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↑マジで食べなかったしらすとたまご

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↑マジで食べなかったきんぴら

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↑既に敗北の予感ただよう麻婆豆腐

リアルタイムでも調理してみる

といっても難しいものは作れない&作る時間もないので、ストックのブロッコリーにハムとチーズをかけてレンチンしたり、卵とピーマンを炒めたりなど、5分ぐらいで作れそうなものを目安にしています。

一緒に食べる

リアルタイムで作る機会が増えると、一緒に食べるメニューが増えてきました。(自分も薄味派なので親子で調理方法を変えなくても良かった)

ご飯以外でも、例えばプレーンヨーグルトだと必ずきな粉を欲しがっていたのがそのまま食べるようになったりと、趣向も変化してきました。

5.準備を待ってくれなくなる

2歳になるとどんどん行動力が増してきて、時には椅子から脱出を試みたりとリアルタイムの調理が難しくなることも増えてきました。

お昼時間に作る

リアルタイムではなくてもその日に作れるタイミングを探した結果、在宅であることを活かしてお昼休みに作ってみることにしました。それなら自分のおかずも作れるので、全体としては時間を圧縮できます。

6.現在とまとめ

自分の調理体制

・平日のお昼につくる(30分ほど)
・週末につくる(お昼寝中)
・たまに平日の夜につくる

仕事時間

調理体制にあわせて仕事の時間も変わりました。

・09:00-12:00
・13:00-17:00
・22:00- (足りない分)

重視していること

とにかく「特別感を出さない」ことを目標にしました。特別感を出すとモチベーションがわくのにすごく時間がかかるのと、食べなかったときにショックが大きいので。。それよりも、できるだけ自分の生活パターンに組み込んだルーチンにすることを重視しています。

課題

現在の課題はこちら。

ハムとひき肉がやたらメニューに入ってくる

調理の時間とタイミングが限られるので、賞味期限が短いものや解凍に時間がかかるものをあまり使わなくなってしまいました。結果、ハムと冷凍のひき肉が増えてしまっています。

アレンジの限界を感じる

もともとの料理スキルが低いので、コンソメ・醤油(バターやみりん)・トマト系・牛乳系ぐらいしかありませんw もう少しアレンジを増やす必要があると思います。

欲が出てくる

慣れてきたせいか、だんだん調理に対する欲が出てきた気がします。ただ、欲が出ると食べなかったときのショックが大きいので、なるべく難しく考えないようにもしています。でもアレンジは増やしたいし困ったな。


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