見出し画像

自分が目指す夢の話。

こんにちは、採用支援をメインに広島で活動している30代開業社労士、Reiwa社会保険労務士事務所の久米です。

今日は「これから、こんな事務所にしていきたい!」という目標を書きます。その目標を書くにあたり、過去の話もしていきます。

このnoteを書こうと思ったいきさつ

先日ある方と今後の事業計画について話していた時に、

「久米さんは、夢のある業界にしたいんですね」

と言われました。え、業界?!ワールドワイド!!(笑)とはいえ、自分なりのビジョンは、うっすら持っております。

これから「どんな事務所にしていきたいのか」語る前に、まずは自分の過去に触れていきます。なぜなら、過去に出会った社労士事務所が、自分の信念の核となっているからです。

過去編:今まで出会った社労士事務所について

私は2箇所の社労士事務所に勤務し(通算3年)、スカウトされた広告会社で勤務社労士兼中途採用担当者として働いた後に、社労士として独立しました。良くも悪くもこの2つの社労士事務所は私の人生や仕事感に大きな影響を与えています。

この章では、私が勤務した社労士事務所について語ろうと思います。ちなみに2箇所ともに広島県の事務所ではございません。最初に勤めた社労士事務所はいわゆるブラック事務所、その後に就職した社労士事務所は超ホワイトでした。

※1つご留意ください。
私が就職した事務所がたまたまブラック、ホワイトだったというだけの話で、ここに書いたことは全て私の経験談に過ぎません。世の中の社労士事務所について言及している訳ではないのでご留意ください。個人の感想です。

1つ目のブラック

  • 労働条件通知書を入社しても渡さない
    この時点でうっすらヤバそうかも?とは思っていたんですよね。ちょっとでも「アレ?今までと違うな」「変だな」という匂いがしたら社外の人に相談しましょう

  • サービス残業が常態化
    時間外労働は30分未満切り捨て(1日あたり)←労働基準法第24条違反

  • タイムカードは手書き&上司の印鑑を退勤時にもらう仕組み
    嘘の退社時間を書かないと印が押してもらえないことも。タイムカード手書きが即怪しい!と言っている訳ではありませんが、嘘を申告させようとしてきたら要注意

  • どう考えても時間内に終わらない業務量
    1ヶ月に200人分の雇用保険資格取得手続きを1人でやれ、など(他の顧問先の業務もあるのにかなり無茶。他の先輩に頼み込んで締め切りに間に合わせたけれど入社数ヶ月の新人にやらせることかは未だ疑問)

  • ほぼ教えてもらえない
    マニュアルなんてなし、給与計算のみ口頭説明数回あり、その後は放置。システムの使い方に関するレクチャーがないので、隣の先輩に声かけて何とか教えてもらう…の繰り返し。放置する会社は注意。未経験歓迎で放置なら要注意

  • 分からないまま仕事が振られるので、どんどん溜まる溜まる
    多分、これがメンタル的にきつかったです

  • 上司、同僚も忙しく仕事の進め方を相談できる相手が1人もいない
    辛い

  • 辞めさせてもらえない
    退職願を出して引継ぎ担当者の割り振り表を作成し提出するも、いつまで経ってもGOサインが出ず、引継ぎさせてもらえない(ちなみにこの頃入社数ヶ月)。有期雇用契約だったので、期間満了で辞めようとするも、引継ぎしないまま辞める気か!筋通せ!!と言われました。筋通さないのに筋通せって言う人は信用しちゃダメ、絶対

  • 給料安い
    当時の時給は800円台in大阪。業務量と責任に見合った賃金を支払わない会社には従業員が定着しないよね……


仕事のやり方が全く分からず、調べる時間が膨大になるので、タスクがどんどん溜まっていきます。年度更新の封筒だけ渡されてやっといて、と言われました。使ったことないシステムで、やったことがない年度更新をどうやって1人でやるんですかね…。私に仕事を教えてくれる担当者は私の入社後2ヶ月で退職し、私はほとんど1人放置状態でした。

もちろん離職率がすごくて、(詳細は言えません)どんどん人が辞めていき、現場は火の車。あんなに現場が疲弊している職場は、いまだかつて見たことがありません。サービス残業という名の過重労働で、鬱病を発症しました。

2つ目のホワイト

  • ほぼ定時退社
    退社時間になったら即帰ってました

  • 繁忙時期は残業するけど月5時間くらい
    残業代は1分単位で計算

  • 丁寧なレクチャーあり
    顧客全社分の分かりやすいマニュアルあり

  • 分からないことは遠慮なく質問できる

  • 質問には、答えそのものではなく「考え方」を示してくれる

  • 「全ての責任は代表が取る、重要な判断は代表がする」というスタンス
    でも業務の裁量はしっかり与えてもらっていたので、のびのび働けました

  • 自分の意見を言える風土

  • (食事会の負担金は0円)
    上司はグルメで美味しいご飯が月に数回、無料で食べられる(人によって食事会そのものがデメリットになるかもしれませんが)。


ブラック事務所とは真逆も真逆。業務以外にも多くのことを学ばせてもらいました。特に上司は盛和塾に入っており、朝礼の時には稲盛和夫氏の本を読む時間が設けられていて、その時触れた考え方が今の自分を形成してくれたと思います。

経営者の考え方、人として正しく生きること、そういった当たり前の原理原則を知らず、独立していたらどうなっていただろうと、よく考えます。多分、すぐ廃業していたかもしれません。この事務所に雇ってもらい、たくさんのことを学ばせてもらって本当に良かったです。

今描いている未来地図

私は黒い事務所と白い事務所、対極の場所で過ごしました。白い事務所で素晴らしい経験をさせてもらったことで、私もこの上司のように「スタッフをきちんと育てる事務所を作りたい」と強く感じるようになりました。

「士業事務所っぽくない、会社のような事務所を作りたい」

これが私の夢です。例えば、

こんなことを考えています。

夢やきれいごと言ってるんじゃないよと思われるかもしれませんが、夢見るのはタダですし、私自身は夢がないと生きていけない人種でして。それに夢見るのも語るのも自由ですしね^^

細々と、一歩一歩ではありますが、前進中です。私の夢に共感してくれる人が現れるのを待ってます🦾

最後に

私はいろんな事務所を見てきたわけではないですし、あの頃ブラックだと感じたあの事務所も、もしかしたら今は変わっているかもしれません。(私がブラックな事務所にいたのは10年近く前です。)

2つの事務所を見てきたからこそ、自分はこうしたい、こういう恩返しをしたいと思えるようになりました。この夢は、自分1人では達成できないものです。こうやってnoteで私が描いている未来地図を話すことで、共感してくださる方がいるかもしれない…そんな方に届いて欲しい、そう思ってnoteを書きました。

これからどんな未来が待っているかは分かりませんが
未来は自分で創るものだと思うので、
これからも一歩ずつ、亀ペースで、地道に前へ進んでいきます^^

「応援してやるよ!」と思われた方、ぜひフォロー&❤️押していただけると嬉しいです!また次の記事でお会いしましょう☺

………………………………………………
Reiwa社会保険労務士事務所
代表 久米 和子
HP:https://sr1reiwa.wordpress.com/
Instagram:https://www.instagram.com/reiwa.sr/

《サービス内容》

◎開業•独立支援
◎労務管理の仕組み化
◎就業規則の作成
◎社会保険手続き、労務相談、助成金など

#なりたい自分



社会保険をもっと身近に。会社で働く人には必須の知識を「わかりやすく」たくさんの人に知ってもらうために活動しています。みなさんのサポートが、わたしのエネルギーです❤️