仕事に復帰して1年、復調に感謝

 昨年6月に入院、約3か月の入退院と自宅療養を経て、昨年9月18日に職場復帰してから早いもので1年が経過した。その間、定年退職も経験し、現在は非常勤として継続雇用されている。

 この間、昨年度は部下職員に本当に助けてもらって、無事退職の日を迎えることができた。幸い激務の職場ではなかったので、がん治療中の回復期の私にとってラッキーだったかもしれない。そして、現在も非常勤として働かせていただいている。職員相談ということで、若い職員に会い助言することが多いが、かえって自分の方が勉強になっている。

 新採用の職員や職場が変わってすぐの職員は、明日の業務の先が見えない不安がつきまとう。1年もすれば、1年度の仕事のながれも把握できており、その不安は大きく軽減されてくる。何事も日々の経験だということを思い知らされる。そして、明日が分からないときは、今できることを地道に重ねていくことが自信につながっていくものだ。

 がん治療も同じようなものだった。日々、明日の不安をかかえながら、徐々に良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、一月ごとに改善してきた。治療日誌も1年以上になった。最近は、記入漏れも散見されるようになったが、毎日気になることをメモしているエクセルシートは、開くのに時間がかかるように重たくなってきている。

 先月、抗がん剤やステロイドの服用も終わり、薬の量は激減した。まだあだ、がんサバイバーと名乗るのはおこがましいが、周囲の支えがあってここまで生き残れたものだと感謝している。特に妻には心配をかけた。心理的にも大きな支えになってくれている。まだまだ、完全な回復でもなし、再発の不安を抱えながらの日々が続くが、深く考えず、通常の日々が送れるようにしたいし、そのようにできていることに感謝だ。

 noteも書き始めて10か月にもなった。これも、がんを患っていなければ書き始めなかったものだろう。明日に感謝、今日に感謝、明日にも感謝。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。