小倉アナのがん転移で、改めて調べてみた

 先日、著名な小倉智昭アナウンサーが、かねてから治療中の膀胱がんが肺に転移したことで、ステージ4となったことを公表し、入院療養に入った。素人の私は、膀胱からどのようにして肺にがんが転移するのだろうかと疑問に思った。

 そこで調べてみると、がんの組織は罹患部でどんどん増殖していくだけではなく、周辺の組織に進行していく浸潤というものがあること、さらに、リンパや血液の流れに沿って他の臓器などに移り、そこを住みかとしてさらに増殖することがあるとのこと。これを転移といい、もともとがんが発見された原巣部の治療を行っても、転移により思わぬところにがんが発見されることがある。

 ちょっと安心したのは、血液のがんは、もともと血管やリンパ管を流れる血液などのがん組織が全身をめぐっているため、転移という概念はなく、局部的な放射線治療や切除は行われないそうだ。ということは、内臓がんなどの固形がんとは違い多発性骨髄腫も再発はあっても、転移といいうことはないので、転移を心配することはないということだ。なんとも、基本的なことをいまさらながら確認することになった。

 小倉アナウンサーをテレビで拝見すると、いたって元気な様子。とてもステージ4のがんを患っているとは思えない。世の中には、がん患者とは見た目では分からない方が多くいるんだろうなと思った。かくいう私も、カミングアウトしなければ、がん治療をしているとは思われないと思う。

 小倉さんは、膀胱がんの治療を行ったことで免疫力が落ちて、他の部位にもがんが転移しやすくなったのではなかろうか?素人の考えだが、未だに、がん治療(抗がん剤やステロイドの投与等)による免疫力の低下は、身体に悪影響を及ぼすものと思っている。小倉アナが早期に復帰できるように祈っている。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。