がん治療開始から1年、皆さんに感謝

 還暦の誕生日に入院して1年が経つ。立って歩くこともできず、貧血のため、赤血球の輸血もして検査をしていたことを思うと、よくここまで回復したものだと思う。コロナ禍のなか、家族にも会えない入院生活だった。サポートしてくれた医師や看護師、作業療法士の方々に感謝しかない。

 おかげさまで、血液検査の値は安定している。依然として貧血であり、腎臓が弱っているし、下血も続いている。抗がん剤の副作用で便秘がちでもあり、時折、頭痛もある。しかし、農作業もできるし、3キロ程度の散歩もあまり苦にはならなくなった。仕事に復帰して、150日程度勤務している。

 1年前には、こんな状況を考えることもできなかった。体調の悪い時は、さらに悪くなるのではないかと不安になっていた。新型コロナ感染症が拡大すれば、罹患しないか心配になっていた。今でもそうだが、かなり不安や心配なことが少なくなったそうに感じる。

 なんといっても、2週間に1回の血液検査の値が大きく変動しなくなった。おそらくこの程度の体調が、自分の通常の体調だと考えて付き合っていくしかないものと思えるようになってきた。言えるのは、じっとして悶々と考えているよりも、身体を動かし、徐々に活動の範囲を広げることだろう。

 それにしても、新型コロナにより行動が制限される。早く、皆さん、ワクチン接種をして新型コロナウィルスをまき散らさないようにしてください。自分の身を守るためにも、注意は怠れない。

 サポートしてくれている妻に最上級の感謝、感謝。本当にありがとう。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。