お医者さんありがとう!でも薬の投与を間違えてチーム医療も機能せず

 今日も苦言を呈することになった。ここまで、抗がん剤投与の効果が現れてきたのは、主治医をはじめ総合病院のチーム医療のおかげだと思っている。感謝のきもちで一杯だ!

 でも、やはり気になったことがある。退院してからは薬の管理は自分でしなければならなくなった。抗がん剤のレブラミドは最も危険な毒薬としてしっかり管理することが医師、薬剤師から事前に説明を受けていた。特に、薬剤師さんからは3度に渡って説明を受けた。

 入院当初、看護師さんが「毒薬」と書いたレブラミドの袋を持ってきて投薬管理をしていたのには驚いた。あと幾ばくの命なのだろうと不安に駆られていた私は、「毒薬」という文字に非常な抵抗感と不安感を持った。退院までに「毒薬」という文字は何とかならないかと意見したものだ。間違いのない管理をするにしても、赤色にして色による識別をするとか別の方法を採ってもらいたいものである。

 さらに、退院後に衝撃を受けたのは、レブラミドは、1サイクルの第4週目は投薬が休止されるはずなのに、主治医が処方していたことだ。休止開始日から三日過ぎてやっと自分が気づいた。急いで病院に電話し医師に確認を取ったところ、当然ながら飲むのを休止してくださいとのこと。

 次の診察時には主治医にも伝え、化学療法室の看護師さんには、「どうして間違えるのか?チーム医療でやっているのではないのか?主治医が間違えても、薬剤師や看護師がチェックできないのか?」と少し強く尋ねてみた。ところがだ、看護師さんは「チーム医療には患者さんも入っていますから・・・」との反論があった。これにはさらに腹が立ってしまい、その日は気分がすぐれなかった。

 確かに、チーム医療には患者も入れられている。患者が容態の推移をきちんと伝えなくては、治療効果もっ期待できなくなる。しかし、毒薬の投薬はわけが違う。薬の知見を患者に求めてしまうのは行き過ぎではなかろうか。主治医の処方違いは、薬剤師がチェックしなければならない。加えて、患者がどのような治療法を行っているか知っている看護師も気づいてしかるべきである。患者は医学的知識は乏しい。そこに情報の非対称性が存在する以上、患者に薬の処方間違いをチェックしろというのは、余りにも酷であろう。

 その後も、それまで、信頼し処方どおり飲んでいたが、以後、薬を受け取る際に自分でチェックすることにしたのは、言うまでもない。それでも、院内の薬局で処方されている薬を出してもらえておらず、催促して出してもらったことがある。

 命に係わる薬であろう毒薬のレブラミド。長~い付き合いになるレブラミド。大きなケースに入れて診察時に必ず飲んだ殻も確認されるレブラミド。チーム医療の改善を期待して苦言を呈したい。もちろん、患者たる私は命に係わる薬の管理を治療日誌に記載し、でそれまで以上にチェックしている。

貴重なあなたの時間を、私のつたない記事を読んでいただく時間に費やしていただきありがとうございます。これからも、地道に書き込んでいこうと思いますので、よろしくお願いします。