多田 のりす

何もない一日に色を付けてみたくて、日記を書くことにしました。

多田 のりす

何もない一日に色を付けてみたくて、日記を書くことにしました。

最近の記事

3月03日(水)の日記 「久しぶりに」

 私の部屋には荷物が多い。散らかっているわけではないが、行き場を無くした物が棚から溢れかえっている。その状況を解決するために私は今日、新しい棚をホームセンターに買いに行った。  そのホームセンターに行くのは何年ぶりだろうか、最後に行ったのは小学生の時だったような気がする。ホームセンター周辺は、小学生の頃の記憶のまま。しかし、全く同じような景色ではあったのだが、私自身はもう小学生の頃の記憶のままではなく、見え方が全く異なっていた。近くの公園に設置されている天に届くのではと思った

    • 3月02日の日記 「ゲームやりすぎかも……」

       今日は一日ずっとゲームをしていた。プレイしたゲームは、私が中学生のころずっとやっていたゲームである、「ソウルサクリファイスデルタ」だ。私の中では人生一の名作だが、売り上げはそこまで良くなかったのか、続編が作られることのなかった、所謂隠れた神ゲーである。  ここからゲームの話  今日の目的はアリスの無限魔宮用の供物と刻印を集めること。インターネット上での情報が少なく、テンプレートが存在しないために自分で考えて装備を整える必要があった。  私が選んだ供物は剛腕魔法の『天魔の

      • 2月27日(土)の日記 「卒業」

         今日は三年間私を育ててくれた学校から卒業する日だ。長いようで短かった高校生活、それも最後だと思うとなんだか不思議な感覚だ。友人や先生方との別れに涙する生徒も多かった。  一方で私はというと、卒業式が終わってもあまり「終わり」ということに実感が持てず、何かがぽっかりと空いたようなぼんやりとした感覚だけが心を支配していた。一昔前、それこそ今ほど携帯電話が普及していなかったころでは、高校の友達との別れは本当に、今生の別れになることもあっただろう。しかし今はネット社会。対人における

        • 2月26日(金)の日記 「式典」

           今日は式典の練習、というか予行があったために登校したのだが、やはり堅苦しい場所は苦手だ。妙に背筋を張ってしまい、背中や腰を痛めてしまう。礼の角度は45°、つま先はこの角度で、といったように細かい指定が多く、ここまでやる必要はあるのかとも感じてしまうが、式典という正式な場所であるのだから気を抜く訳にもいかない。これらのどうでもいいとも思える細かなことをしっかりとやり遂げる力も必要なのだろう。  ところで、正式な式典とは言ってもこの御時世、マスクを外して密集するなど言語道断。会

        3月03日(水)の日記 「久しぶりに」

          2月25日(木)の日記 「続けることが大切だという」

           最近、一日がとても短く感じるようになってきた。私がまだ小学生の頃、母親がよく「一週間前のことなんか一ヶ月前のことやったんか分からへん」とボヤいていたが、当時は理解できなかったその言葉の意味が、ようやく理解できたような気がする。小学生の頃は、もっと新鮮さに溢れた生活をしていたような気がするが、今となっては毎日がほとんど同じことの繰り返しで、変化があったとしてもそれは些細なもの、気付かずにスルーしてしまうことも多い。  そこで私は、些細な変化に気付くことこそが日々の充実へ繋がる

          2月25日(木)の日記 「続けることが大切だという」