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50歳を超えて大学院に入学してみたら  (1年生春学期)

無事4月を迎え入学式がありました。私の所属する健康マネジメント研究科とは非常に変わっているシステムを持っていました。健康マネジメント研究科は、慶應でもかなり意識高い系が集まると言われるSFC(湘南藤沢キャンパス)にあります。しかし、健マネはいわゆるSFCにはなく、少し離れたところの看護医療学部と同じ校舎に存在しています。

しかもコロナ禍の影響で授業はほぼオンラインで実施されることになったため、私はこの校舎に所属しているにもかかわらず、授業は一度もここで受けることはありませんでした(選択した科目によりますが)。私が授業を受けた大部分は信濃町にある看護学部の校舎でした。それプラス日吉の中にあるスポーツ医科学研究所での授業のみでした。会社員ではない、しかもパソコンはスケジューラーとメールだけの生活をここ数十年やってきたため、大学院のIT化の流れに戸惑うことも多かった。Zoom, slack, webex,Teamsに始まり、SPSSやRなどの統計ソフトなど、もちろんOfficeも。脱サラ後ワードやエクセルなんてほぼ触らずに来ていたのでなかなか最初の数ヶ月は本当に苦労しました。オンラインで授業していて、画面共有や、ファイルをアップロードするなど、トレーニング指導者の日常ではあまりないこともたくさん経験しました。画面共有が上手くいかず変な汗をかくことも日常でした。履修届なんかもオンラインで完結します。自分の成績のチェックも。あと授業の日程やシラバスのチェックも。トータルで自分で確認しなきゃいけないので場所の変更や時間の変更を気づかずにいたなんてことも何回かありました。挙句の果てに単位をそれで落とすということも。最初の4ヶ月は本当に頭が飽和するかと思う量と内容でした。ここでは書ききれないほど新しいことを詰め込んだ4ヶ月でした。授業をとりすぎたのかもしれませんが、授業によって重さが全く異なり、1単位なのにここまでやるのっていう授業もある一方、2単位なのにほんとにこれでいいの?という内容の授業もありました。忘れていましたが、大学ってそういうところだったよなと。
そうこうしているうちにゼミを選択する時期が来ました。健マネでは7月から8月中旬には希望のゼミの先生にコンタクトし、受け入れをお願いすることになります。本当に最後の最後までスポーツマネジメントをやるか、身体科学系で悩み、私は自分の仕事に最も近いと思われる、スポーツ動作解析(バイオメカニクス)を選ぶことにしました。

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