0歳の娘がくれるパワーへの感謝

今の気持ちを忘れないように書き残します。
娘のことがとても好きというだけの内容です。

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娘がもうじき1歳を迎える。
正確にはまだ1ヶ月ほどあるけれど、少しずつ歩き始めたこともあって、乳児期の終わりを感じつつある。

娘の成長にしたがってたくさんの驚きや発見があった。私の気持ちにも変化が生まれた。
一番意外だったのは、娘がとても愉快な子で、強くたくましいこと。幼さやか弱さよりも、陽のエネルギーを振り撒く力強さが目立つ。

もちろんまだまだ1人で生きていけないので、危険からは守るし、衣食住の世話は必要だけれど。底抜けに明るく前向きで、圧倒的なエネルギーを発散している姿が、すごく頼もしく思えるのだ。
近頃は自分の意思を強く主張し始めて、ご飯を食べてもらうのも一苦労だけれど、それも心強く感じられる。

そして私はその姿に励まされ、憧れを抱き、彼女を慕う気持ちすら抱いていることに、自分で驚いている。

娘はほとんど私に似ていない(夫ともそこまで似ているわけでもないけれど)。実母からも「頭の形しか共通点がないね」と言われるくらい。そのせいか「私の血を引いた、私の娘」という感覚が薄い気がする。
ときどき「ひょっとして、私の遺伝子は引き継がれていなかったりして」なんて思うことすらある。

もし遺伝的に他人だったら、と想像してみても、それでも変わらず娘のことが好きな気がする。
私は娘のことがとても好きだ。
「かわいい」とはもちろん思うけれど、「好き」という言葉のほうがしっくり来る。
ひとりの人間として素敵な子だと思っている。

我が子を包み込み、庇護して可愛がる、私の想像していた母親像と自分は違っていた。
むしろ娘のファン1号という感じがする。

もともと子どもに興味はなく、欲しくもなかった。夫婦関係の維持という保身のためだけに身篭って、子どもを楽しみにも感じられなかった。
メリットなんてないと思っていた。時間もお金も体力も奪われて、デメリットしかないと。
思えば「子どもを庇護し育てなければならない」という義務感が重荷になっていたのかもしれない。

私はいま、以前は想像もできなかった大きなメリットを享受しながら日々を過ごしている。
それは、明るく元気で前向きな人が近くにいてくれて、そこからパワーをもらえること。

彼女の頼もしさが、大きな心の支えになっている。相変わらず私はすぐ落ち込むし、後ろ向きになりがちだけれど、娘の姿を見ては「前を向かなければ」と踏ん張っている。

もしかすると娘もこの先、私がそうであったように、前向きでいられなくなる日がくるかもしれない。
もちろん私は彼女のことが大好きなままだろう。変わり続ける彼女のことが、どんな姿になってもずっと好きだと思うし、そうありたいと思う。

順調にいけば、これからいろいろな苦労が待っているのだろう。
それでも、彼女の明るさに救われている今の私を、いつまでも忘れずにいたい。

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半年前(↓)を振り返ると娘に対する気持ちに変化があって、自分でも不思議に感じます。

最後までありがとうございました。


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