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MELL-Being vol.11 feat. LGBTQ+ & Child-Raising

性的マイノリティと子育て

MELL-Being(メルビーイング)
Music Empowerment and Liberal Lively Being
音楽エンパワメントと自由でライブリーな在り方

※ MELL-BeingはWELL-Being(持続する幸福・よき生)に掛けています

WELL-Being(ウェルビーイング)のWをMusicのMに置き換えたイベント名をもつ、音楽ライブと勉強会の同時企画"MELL-Being"(メルビーイング)。

今回は会場となっている王子のシェアハウス「たまごま」4周年イベントの一環(昼の部)としての開催です。夜の部はリンク先をご参照ください。

うすい愛子(東京北区議)

今回のトークセッション・ゲストは、北区議会議員のうすい愛子さんです。レズビアンであることを公表しながら、今年の2月に双子をご出産。産後の大変な状況でありながら、4月の統一地方選においては4位の上位当選を成し遂げられました。セクシュアルマイノリティと子育て×政治というテーマでお話を伺います。想像を絶する産後の大変さの中リアルでお越しくださり、本当に感謝です。

美里(Pf.)

ライブは、北区で子育てと仕事を両立させつつストリートピアノ演奏やライブ活動をされている 美里さんにご依頼しました。美里さんは岩淵の正光寺・寺ピアノにお子さんとよく来られていました。寺ピアノが撤去されて以降も、芝浦工大の大学生箏奏者、流音君と「月ノ陽」というユニットを組んで精力的にライブ活動をされていますが、今回はソロライブの予定です。

性的マイノリティと子育て

MELL-Being vol.11 feat. LGBTQ+ & Child-Raising

2023.6.24 (Sat.)

13:30 open
14:00 LIVE Session
14:30 TALK Session
16:30 close

Charge: ¥2500(一般)・¥2000(学生)
(※ 夜の4周年イベントに参加される方は両方で、
 一般¥4000・学生¥3000)
Foods: シェアハウス運営のサイト君が作ってくれます
Drink: お茶のご用意はあります

会場:Oji Tamagoma House(たまごまハウス)
王子駅徒歩3分
(住所は個別にお知らせいたします)

※ MELL-Beingは医療福祉系シェアハウスREGIEのアンバサダーによるイベントですが、社会文化系シェアハウスたまごまを会場として利用しています。

過去のイベント風景

主催よりひとこと

MELL-Beingは、勉強会と音楽ライブの共催イベントで、社会を(ゆるく)変えていこうとしている人びとの交流と連携を目指しています。広い意味では各分野の知見とアートによるソーシャルイノベーションの実践の試みです。

MELL-Beingは、もともと医療福祉系シェアハウスREGIEのアンバサダーイベントとしてはじまりました。音楽とケアは、芸術文化と医療福祉という異なる分野です。しかし音楽とケアは、誰かを癒すという点においては共通しています。

音楽は趣味、医療福祉は切実、という区別もあります。しかし、近年のケア業界は、趣味縁に関わりかつ病の根源的な要因である社会関係まで踏み込むべく、病院から出てまちに進出してきました。たとえば、医師の西智弘さんは病の原因である社会的孤立を解消・回避するための「社会的処方」という本を2020年に出版しています。予防医療的にも介護予防的にも、社会的孤立の解消・回避には、ひとりひとりの趣味嗜好にマッチした地域のコミュニティやネットワークが必要であり、特に私が提供できるのは、音楽的な繋がりです。

音楽は人びとを精神的に癒すだけでなく、ライブやコンサートに参加した人びとをアーティストとファン、ファン同士という共通項によって繋げることができます。音楽は、聴き手や奏者という役割や位置を人に与えることで、社会への参加を容易にし、社会的孤立を防ぐことができるのです。この繋がりは音楽がもたらす、もうひとつの癒しといえます。

つまり、音楽はそれじたい目的となる社会文化的な価値であるだけでなく、会食と同様に、人と人が自然に繋がることができるツールとしても価値が高いのです。

またもちろん、近年、ファンコミュニティはアーティスト側から見ても活動の支えになるために魅力的です。アーティストの側からみれば、やはり自分が求められていることを実感しなければ、自信をもって活動することができません。医療福祉関係者、シェアハウス関係者、地域活動のアクターといった人びとがファンコミュニティとなってくれれば、大変心強いものです。またファンまでいかなくても、アーティストを知ってもらう機会は、特に駆け出しのアーティストにとって大きな価値があります。

MELL-Beingは社会的孤立にある人びとに直接リーチするものではないですが、そういった人びとを支えるためのコミュニティとして、医療福祉関係者と音楽関係者が繋がっておくことが重要と思っています。医療福祉関係者にとって音楽は美術、演劇、映画、読書、茶道、華道、囲碁将棋、旅行、スポーツ、ゲームといった趣味コンテンツの一つであり、それぞれに趣味縁があります。しかし音楽こそが、最もインパクトがあり、誰でも楽しめ、それゆえいろいろな人と仲良くなれて孤立を防ぐジャンルではないかと私自身は考えています。

また近年のMELL-Beingでは、医療福祉を基軸としながらも、環境系やまちづくり、ITなどソーシャルイノベーションに関係する分野の方にお話いただいたり、オーディエンスとして参加いただいたりしています。

コンセプトの詳細は、こちらです↓

MELL-Being―音楽とケアを繋ぐ

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