アミュレットアナリストタイタンfeat.ヴァラクートのすゝめ
あいさつ
久々のnote更新になります。あめのもと(@squallofcandy)です。
前回のパイオニアはロータスコントロールを使用しエリア予選に参加。最終戦バブルマッチまで粘ったのですがラクドス吸血鬼の前に爆発四散しました。
あれからパイオニアではアマリアとソリンが禁止、モダンでも悲嘆とお笑い芸人ナドゥの禁止、EDHがめちゃくちゃになったりと色々ありましたね。
そんな僕は今元気にモダンの戦場を彷徨っています。モダン楽しい!土地コンボ楽しい!!アミュレットタイタン楽しい!!!
店舗予選突破!
というわけで店舗予選を愛機のアミュレットタイタンで抜けました。今のリストにしてから勝率がかなり高いのもあって楽しくモダンができています。
しばらくSE1没芸人と化していましたが、感触は悪くなかったので『どっかで抜けるだろ…。』と思いながら大会に参加。この度無事抜けることができました。
今回はそんな個人的に大好きなアミュレットタイタンの内容をメモ&あわよくば布教しようと考え、筆を執りました。
まだまだ新参者、未熟者のアミュタイプレイヤーのため間違っていたり解像度が低い点がありましたら申し訳ありません。
ちなみに晴れる屋記事にてアミュレットタイタンに関する記事がいくつかあり、どれも素晴らしい内容です。興味を持った方はぜひ読んでみてください。大切なことがすべて書いてあります。
またアミュタイプレイヤーが教祖と崇め奉るKanisterことPiotr Glogowski氏(@kanister_mtg)のtwitch配信、YouTube配信も非常に勉強になり素晴らしいものですのでこちらもぜひご覧ください。見ているだけで自分も『原始のタイタン』になれる気がしてきます。
これらの記事、ついでにこのnoteを通してアミュレットタイタンを知ってもらい、『面白そうだな…。』と思っていただければ幸いです。
・アミュレットタイタンとは?
・最近流行りの無限コンボ
・今回のリストと採用カードの解説
をまとめてあります。
アミュタイプレイヤー、増えろ!
アミュレットタイタンとは?
アミュレットタイタンとはその名の通り『精力の護符』(アミュレット)とバウンスランド(シミックの成長室など)などを組み合わせ、瞬間的に出た大量のマナを『原始のタイタン』(タイタン)などに注ぎ込み、対戦相手を消したり大量の土地を出して気持ちよくなろう、というデッキです。
モダンの古くから存在するデッキらしいのですが、僕は割と最近始めたのでそこらへんはよくわかりません。
アミュレットタイタン基礎講座
どのようにプレイするのかを大まかに説明すると以下の様になります。
(出ているカード、手札などによって非常に選択肢が多いのであくまで一例です。)
①土地を置く
『精力の護符』がある状態で『バウンスランド』をセット。すると『土地が1枚手札に戻る効果』と『タップインしたパーマネントをアンタップする効果』が『精力の護符』の回数分同時に誘発します。
②スタックに積む
同時に誘発した効果はプレイヤーが好きな順番でスタックに積めるため、下の順で解決されるようにスタックに積みます。
(あくまで一例なのでこのように積まない場合もあります)
③マナが出る
順番に解決。この際、アンタップするたびにマナを出します。これによりなんだかよくわかりませんがものすごい量のマナが出ます。アミュタイを説明するときに「土地をシャカシャカするとマナがいっぱい出るデッキ」と言うのはここのことを意味しています。
「俺は本当に相手と同じゲームをしているのか?」と思う量のマナが出るため、相手にもわかりやすいようにサイコロ等を使ってちゃんと管理しましょう。じゃないとイカサマ疑惑どころか自分でも何色のマナがいくつ出ているのかさっぱりわからなくなります。
④貢ぐ
たくさんのマナを推しのでかつよクリーチャーに貢ぎます。
カーニバルの始まりです。
⑤対戦相手を消す
しかしクリーチャーを出して終わり、ではありません。本当にややこしいのはここからです。クリーチャーを出した後は戦闘によって対戦相手を倒さなくてはいけないからです。
これ以降の動きはあまりにもルートが多すぎるため、今回は対戦相手をワンパンする動きの一例のみ紹介しています。今回紹介しているものはいずれも『精力の護符』が複数存在する場合のみ可能です。
これ以外にも『イリーシア木立のドライアド』が戦場に居れば『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』で致死量のダメージを飛ばしたり、『引き裂かれし永劫、エムラクール』を瞬殺できるような屈強過ぎるサイズの『耕作する巨躯』で殴ったりと多種多様なプランを取ることができます。
特に『原始のタイタン』は土地であれば何でも持ってくることができるため、その時の状況に応じた土地を持ってくる、次のターンに備えられる土地を持ってくる、相手の妨害をするための土地を持ってくる…など様々な戦い方があります。その選択が難しいのですが、非常に楽しくプレイヤーごとに好みが出てくるために無限に味がするデッキです。あとミラーマッチが一番楽しいデッキです。
・・・おや!? アミュレットタイタンのようすが・・・!
そしてここ最近、ブルームバロウ発売あたり?からこのアミュレットタイタンには無限コンボが搭載されるようになってきました。
以前から『世界魂の憤怒』と『鏡の池』を組み合わせた無限ダメージのコンボが組み込まれていることはありました。『世界魂の憤怒』のショーケース版が好みなこともあり、個人的にもお気に入りのコンボです。カルロフ邸発売直後のプレイヤーズコンベンションで『世界魂の憤怒』をたくさん買い集めて喜んでいた記憶があります。
ただソーサリーをサーチする手段がアミュレットタイタンには無いため、狙って決めに行くものではないよな…と思いながら搭載していました。
しかし今回紹介するのはこちらとは違い、アミュレットタイタンがサーチを得意とするクリーチャーと土地で可能な恐ろしい無限コンボになります。
このコンボがモダホラ3事変にも負けず、アミュレットタイタンがメタゲームにしがみついている理由と言っても過言ではありません。
恐怖!アミュタイ無限コンボ!
⓪コンボに必要なもの
コンボに必要なものは『いい感じの6マナ』と2枚の『精力の護符』『原始のタイタン』と『森の轟き、ルムラ』です。図内では戦場にバウンスランドを置いておけと書いてありますが、『事件現場の分析者』や『邪悪鳴らし』などで墓地に落ちていたり、素置きした『睡蓮の原野』などによってバウンスランドを墓地に送っていたりした場合、戦場に置いてなくても問題ないことがあります。コンボを始めた時に出るマナの数と実際に使用するマナの数を考えて柔軟に動きましょう。
また『召喚士の契約』を使用する場合、コンボが止められてしまうとパクト死する可能性もあります。突っ込まないと勝てないときは覚悟を決め、ケアできるときは最大限のケアを心掛けましょう。
①『原始のタイタン』登場
6マナから『原始のタイタン』を唱え、戦場に出たときの効果で土地を2枚サーチします。図内では『睡蓮の原野』とありますが、墓地に『睡蓮の原野』が既にあり、この後に『森の轟き、ルムラ』を唱えられるようにマナが出せれば別の土地でも問題ありません。ここら辺も状況に応じて土地を選択しましょう。
『精力の護符』と『睡蓮の原野』の効果がそれぞれ誘発するのでアンタップ⇒土地を生贄の順に解決されるようにスタックに積みます。
②ETB解決
順番に解決していきます。通常のアミュレットタイタンの様にアンタップごとに土地からマナを出し、『森の轟き、ルムラ』用の6マナと無色1マナを用意します。
この際に『鏡の池』を起動できるように最後のアンタップ後にマナは出さないようにします。マナを出し終え、鏡の池を立たせた状態で『睡蓮の原野』と『バウンスランド』を墓地に送ります。
③『森の轟き、ルムラ』登場
『森の轟き、ルムラ』を唱え、戦場に出します。『森の轟き、ルムラ』の効果により、4枚切削後に墓地の土地が全てタップ状態で戦場に戻るため『精力の護符』の効果が誘発し、解決されるとおびただしい量のマナが出ます。マナを出し終えたら②と同じように『睡蓮の原野』と『バウンスランド』を墓地に送りましょう。
④Infinity
次に立たせておいた『鏡の池』を『森の轟き、ルムラ』を対象に起動し、コピーを生成します。この起動のコストによって『鏡の池』は墓地に送られます。
戦場に出た『森の轟き、ルムラ』のコピー(レジェンドルールにより片方が消滅します)により4枚切削後に墓地から土地がすべて戻ります。
最低10マナ出て5マナ使用する…。そうです、無限への突入です。
これを繰り返すことによって自分のデッキを全て墓地に落とし、デッキ内のすべての土地を戦場に戻すことが可能になります。
(正確には『睡蓮の原野』の枚数×2の土地を生贄に、『バウンスランド』の枚数分土地を戻す必要があったりするため、手順をきちんと説明して同意を得てから省略するようにしましょう。バウンスランドよりは2枚の『睡蓮の原野』が落ちた時点でこっちを用いてループさせたほうが土地の枚数が変わらなくて簡単だったりします)
⑤∞巡後の世界
上にも書きましたが、このループは1回ごとに『精力の護符の効果』だけではなく『睡蓮の原野の土地生贄効果』と『バウンスランドの土地を手札に戻す効果』も誘発します。
これにより好きな土地を手札に戻せるため、ループ1回につき魂力土地を使いまわすことができます。マナは無限、パワーも無限、トークンも無限、あらゆるものを消し放題…。最後は小学生の考えたようなパワーになったクリーチャーで攻撃か、『変容する森林』で『イリーシア木立のドライアド』になり対戦相手が跡形もなくなるまで『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』からダメージを飛ばしたりすることで勝利です。
別ルート
ちなみに『変容する森林』で墓地にある『事件現場の分析者』のコピーとなり、起動するとコストで『変容する森林』が墓地に落ちた後に効果で戻ってくるため無限マナを生み出すことができます。
ただこの場合は切削が起こらないため手札からのクリーチャーを出す、『ウルザの洞窟』などでの土地サーチによる追加アクションが必要になってきます。
墓地から『ウルザの物語』などが消えることで昂揚が消えてしまわないようにループを回す必要もありますが、頭に入れておくことで対戦相手の意識外から勝利をもぎ取ることができます。1人回しも楽しい。
長々と書きましたが、これはあくまで一例であり、完全に記載することはできません。ルートが多すぎます。たぶんもっと効率のいいルートを誰かがTwitterやYouTubeで解説してくれていると思います。
変な回し方をすると必要な土地が全部手札に戻ってきてループが止まったり、無限のマナにはなるけどもセットランド権がなくなって何もできなくなったりします。1人回しは重要です。たくさん可愛がってあげましょう。寝るときに枕元に置いておくと段々となつき度が上がり言うことを聞いてくれるようになります。
戦場の状況、手札の状況、墓地に落ちている土地…と様々な要因があるため、アドリブで何とかしていくしかない部分や切削で欲しい土地が落ちてくれるように願う運ゲーになることもあります。それらを含めて最高に楽しいデッキです。しゃぶりつくしましょう。
今回のリスト
権利獲得時のリスト
今回使用したリストは以下の通りです。細かい変更点は大会ごとにあるのですが、大きくは変えていません。
このリストにしてから勝率が8割近くあるため今から揺り戻しに怯えています。
採用カード
採用したカード、枚数の理由と雑に所感を述べていきます。
『樹上の草食獣』
モダンにおける1マナ最強生物。
単純なランパンだけではなく、『精力の護符』が戦場に存在すれば唱えて『バウンスランド』または『睡蓮の原野』を置くことによりマナが増えます。肉体を得た『スーパー『暗黒の儀式』』と言っても過言ではありません。最後の1マナが足りないときに『召喚士の契約』でサーチすることで無理やりマナブーストすることが多々あります。
出たら仕事が終わりなのかと思いきや、0/3・警戒という対戦相手を絶妙にイラつかせるボディでアミュタイプレイヤーを守ってくれます。こいつに除去を嫌そうな顔で撃つプレイヤーを見るたびに生を実感するようになりました。『超能力蛙』に立ち向かい『濁浪の執政』の強烈なパンチによって粉々にされたりする仕事人ですが、ひとたび無限コンボが決まると∞/3・到達・トランプルという上半身に対して下半身が貧弱すぎるクリーチャーとなり対戦相手を粉砕します。
草食獣を笑うものは草食獣に泣きます。たくさん可愛がってあげましょう。
今のところ『事件現場の分析者』と合わせて5枚になるように調整・採用しています。
『事件現場の分析者』
アミュタイプレイヤーにより時限爆弾に改造手術されてしまった哀れなエルフ。
2マナで勝手に墓地を肥やし、4マナで起爆すると墓地の土地を全て戦場に戻し、その際に『精力の護符』が戦場にあればとんでもないマナが出ます。起動にタップが必要ないのも優秀です。
このデッキは半分以上が土地なので無限コンボに入らなくても雑に起爆するだけで土地とマナの数が壊れます。
当然すごい量の除去が飛んでくるので除去を吸収する生命体として出すのか、時限爆弾エルフとして出すのかはよく考えましょう。『変容する森林』でコピーして使いまわすことができるため、除去されても仕事があります。死は労働をやめる理由にはなりません。
今のところ『樹上の草食獣』と合わせて5枚になるように調整・採用。
『イリーシア木立のドライアド』
『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』のズッ友。
全ての基本土地タイプを持たせるという効果によってヴァラクートを無理やり誘発させ、数多のプレイヤーを焼き殺してきました。
ですが、最近『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』が採用されない型も多くあり、数を減らしています。個人的にはマジックを始めて最初にまともに組んだデッキである『スケープシフト』からの相棒のため、採用されていないリストを見るのは少し寂しいものがあります。
今回は『無限コンボのフィニッシャー』、『月ハメ、魚ハメからの脱出策』、『単純なランパン枠』として2枚採用。『迷える探求者、梓』と調整してもいいかもしれません。
『原始のタイタン』
『アミュレットタイタン』の『タイタン』。
6マナ6/6という屈強なボディ、トランプルと言う破壊性、すごい雑な土地サーチ効果、超かっこいいフレーバーテキスト…。
美しい…。これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう…。
デッキの核です。4枚採用。
『森の轟き、ルムラ』
ブルームバロウで獲得した新戦力。
4枚切削⇒墓地の土地を全て戦場へ、の効果により無限コンボのパーツとなり、1~2枚が採用されるようになりました。『事件現場の分析者』の方でも代用ができるため非採用のリストも見受けられますが(と言うかこの記事書いてる間にそっちの方が多くなってきた気もする)、個人的には警戒・到達が頼もしく感じられ、墓地対策の上から何とかできたりすることも含めて1枚採用。
今後減らしたり増やしたりする場合は『事件現場の分析者』と合わせて3~4枚になるように調整すると思います。
『耕作する巨躯』
カードデザイナーが酒を飲みながら3秒で考えたと思っているカード。この頭の悪すぎる効果に惚れ、初めてシングル予約したカードです。
効果により戦場に出る土地は全てタップ状態のため、『精力の護符』が存在する場合は溺れるほどのマナが出たうえに手札が全て土地以外のカードになります。頭に入れておいて欲しいのは土地を置くことは任意、その後のドローは強制です。『オークの弓使い』や『黙示録、シェオルドレッド』がいる時に気持ちよくなってドローしまくるととんでもないことになるので適度なタイミングで止めましょう。僕はこれで何度も死んでいます。
まともに『原始のタイタン』などを出しても逆転が難しい時に出すことが多く、どこまで土地が伸びるかは運任せのため、僕はこいつを『CR耕作くん』と呼んでいます。対戦相手にはよく「このパチンカスがよぉ…」と言われます。確変が起きることを祈って出しましょう。
『精力の護符』
『アミュレットタイタン』の『アミュレット』。
兎にも角にもこれが無いと何も始まりません。当然4枚。
『洞窟探検』が採用されているリストをよく見ますが、モダン級のカードなのか未だ信用しきれず、1人回しの際の感触は微妙だったので今回は不採用としました。
ただ初手の『精力の護符』と『洞窟探検』の有無はミラー戦で死活問題となるためサイドに1枚入れておいてもいいかもしれないなと思っています。
『探検の地図』
『ウルザの物語』で持ってこれる土地引換券。墓地に落ちることで昂揚を達成しやすくなる、無限マナになった後に『変容する森林』でコピーして特殊地形を持ってきたりと様々な役割があります。
ただ手札に加えるだけなので変成土地、魂力土地以外を持ってくるときはセットランド権がちゃんと残されていることを確認して起動しましょう。
「マナ余ってるしとりあえず起動するか…」と軽々しく起動してはいけません。これでどうでもいい土地を持ってくることは本当に死を招きます。ぎりぎりまで耐え適切な土地が何なのかを考えましょう。
ただ4マナカーンが唱えられたときはびっくりして起動してもいいです。あいつは犯罪者です。許してはいけません。
『探検』・『邪悪鳴らし』
地味ながら良質なマナ加速呪文たちです。人によって好みが出るスロットだと思います。
『探検』は『樹上の草食獣』と同じように『精力の護符』の数によってはマナブーストに使用することもできます。
『邪悪鳴らし』は墓地肥やしをしたうえでパーマネント回収ができます。『原始のタイタン』でも『精力の護符』でも『一つの指輪』でも土地でもなんでも回収できるのです。強すぎる。モダホラ3は人類には早すぎます。落とし子トークンは生贄に捧げることで無色マナが出るため、出たターンにマナが出せます。最近指摘されて気が付きました。テキストはちゃんと読まないとだめですね。
『精力の護符』のとこに書きましたが、『洞窟探検』もここのスロットに入るカードだと思います。
好みとメタゲームに合わせて4枚前後の採用になります。僕はサイド後の微調整として減らすことを考えた結果、2枚ずつ採用しています。
『召喚士の契約』
最強のクリーチャーサーチカードです。緑のクリーチャーなら何でもサーチすることができます。
しかし大いなる力には大いなる責任が伴います。サラ金から軽い気持ちでお金を借りるととんでもないことになるのと同じです。なんと次のアップキープに緑2マナを含む4マナを払わないと敗北、という重すぎる代償。これによって死ぬことを『パクト死』と呼びます。
『パクト死』に関しては最大限のケアをしたうえで回避しましょう…と言いたいところですが、どうしようもなければ突っ込むしかありません。ビビッて動かないで負けることほどしょーもない負け方はありません。パクト死を重ねることでアミュタイプレイヤーとして強くなれると信じましょう。
よくあるパクト死としては
・単純に忘れる(アホ)
・『原始のタイタン』で持ってくる土地を間違える
・バウンスランドなどで払うつもりが割られて緑が足りなくなる
・『イリーシア木立のドライアド』が除去されて緑が足りなくなる
・『血染めの月』や『海の先駆け』によって緑が出なくなる
・『約束されし終末、エムラクール』などで脳破壊され「払わない」と言わされてしまう
などがあります。なるべく対戦相手を消すことで支払いは踏み倒していきましょう。借金は返す相手がいなくなってしまえば返さなくてもいいのです。
最近のリストだと2枚採用が多いです。無限コンボの搭載により『森の轟き、ルムラ』や『事件現場の分析者』が勝利に直結するため減ってるのかな?と思っていますが、2枚ってちょっと怖くない?と感じたので3枚採用。減らすつもりは今のところありません。
『攪乱のフルート』
予選終わった後リストの写真撮ってたら周りに「なんでこんなのメインに入ってるの?」と言われたカード。
サイドを見てもらうとわかるのですが、ルビーストーム用の枠が余ってなかったので思い切ってメインに入れてみました。ヨーグモス医院や『一つの指輪』を使用するデッキにも一応刺さるかな?と思って入れてみたのですが、『邪悪鳴らし』か『事件現場の分析者』で毎回墓地に落ちて消えていくため昂揚達成以外の効果はよくわかりませんでした。もう少し回して試したいところです。
『一つの指輪』
そのうち禁止になるのでウィザーズ・オブ・ザ・コーストからレンタルしているカードだと思ってたくさん使いましょう。
使っていても使われていても面白みのないすごいカードです。特に追加5ターンの時に出したり出てくると虚無感がすごいです。
コンボに直接関係しないカードを4積みしたくないなと考え3枚採用。サイド後は減らすことが多いです。
『森』
言わずと知れた最強の土地です。なんと緑マナが出ます。割られにくいです。『血染めの月』や『海の先駆け』を置かれても大丈夫です。これらを巡るゲームで初手にあった時は安心感でクラクラします。
アミュタイミラーで相手が何の『森』を使用しているのかを確認するのはアミュタイ紳士の嗜みです。必ずチェックするようにしましょう。勝敗には何の影響も及ぼしません。
青黒マークタイドが多いだろうなと考え『魂の洞窟』をメインに入れたせいで枠がなくなり、2枚しか採用していませんが少なすぎたと痛感しています。当たり前ですが『魂の洞窟』は『海の先駆け』が出たら青色しか出ません。最強の土地の方をもう1枚採用するべきでした。
『バウンスランド(『シミックの成長室』・『グルールの芝地』)』と『睡蓮の原野』
強烈なマナブーストを可能にする土地たち。
『シミックの成長室』の青マナは『トレイリア西部』の起動などに、『グルールの芝地』の赤マナは『ハンウィアーの要塞』による速攻付与や『ケッシグの狼の地』の起動などに使われることがあるので全部使わずちゃんと考えて残しましょう。
これ以外に採用される緑を含む『バウンスランド』としては『セレズニアの聖域』と『ゴルガリの腐敗農場』があります。白マナは『流刑への道』や『耳ざわりな静寂』、『オアリムの詠唱』などに使われ、黒マナは『四肢切断』や『羅利骨灰』のキッカーなどに使われます。メタ読み⇒サイド構築の際にどの色マナが必要になりそうかで微調整しましょう。逆に言えばバウンスランドのマナの色からサイドに採用されているカードがなんとなく想像つくかもしれません。あくまでなんとなくですが。
『睡蓮の原野』はコンボパーツであると同時に1回のセットランドで3マナも出る恐ろしい土地です。調子がいい時は9マナとか出ます。『Black Lotus』が自生している土地なので本家よりマナが出るのは当然です。マナバーンが廃止されていて本当によかった。
マナを出した後は墓地に送ることが多いのですが、『睡蓮の原野』を含め墓地に送る土地は慎重に選ぶようにしましょう。盤面にあって欲しい土地、盤面でアンタップ状態であって欲しい土地、墓地にあって欲しい土地、墓地対策で追放されると困る土地、というように整理して最適な土地を墓地に送らないと後々痛い目にあったりします。
『バウンスランド』と『睡蓮の原野』を合わせて9枚前後の採用になると思います。合計で8枚しか採用していないため、『諜報ランド』を減らしてもう1枚採用した方がよかったかなと思いました。
『魂力ランド(『耐え抜くもの、母聖樹』・『天上都市、大田原』)』
置物対処枠兼無限コンボからのフィニッシャー枠。『耐え抜くもの、母聖樹』は『血染めの月』や『倦怠の宝珠』などを割ったり、エルドラージ相手には土地を『トロンランド』を割ることで減速&土地ハメさせてくれます。
『天上都市、大田原』は少し重いですが、『耐え抜くもの、母聖樹』と同じように邪魔なパーマネントをバウンスするのに加え、自分の大切なパーマネントを守ることにも使用できます。また『海の先駆け』を対処できる数少ないカードです。大切に大切に使いましょう。『森の轟き、ルムラ』がいると軽くなることも忘れずに。
正直どちらも強すぎて言うことがあまりありません。伝説なので複数手札に来てしまうと困ることを考え、『耐え抜くもの、母聖樹』はメイン2、サイド1の採用。『天上都市、大田原』はメイン1の採用としました。
『魂の洞窟』
メインに入れておくと青黒マークタイド相手に少し安心できる土地。これにアクセスできるカードが『探検の地図』『トレイリア西部』『ウルザの洞窟』『原始のタイタン』あたりで、原始のタイタンは出すことが前提のデッキなので確実に場に出ます。出ないと負けます。いや『原始のタイタン』を場に出すために必要なんですけども。
1枚だけメインに採用。サイドは枠が無くて抜けました。
『諜報ランド(『迷路庭園』・『商業地区』)』
カルロフ邸で実装された諜報ランド。
タップイン、色マナが出る、トップを確認しつつ墓地を肥やせる、人によってはフェッチで持ってこれる、とあまりにも新時代アミュタイに噛み合いすぎています。あまりにも強すぎてシングル予約をしなかったことを悔やんでいます。Foilが見つからない。
今回は安定性を求めて2枚採用したのですが、『商業地区』1枚で問題ないかなと思いました。とりあえずは最強の土地である『森』と入れ替える予定です。
『崩壊する痕跡』
タップイン無色ランドですが出た時に好きな色マナが出る謎の土地。結構な回数テキストを聞かれます。
イラストが最高に好きな1枚。絵違いのプロモがあるのですが、そちらのイラストも最高に美しいので見てみてください。あと英語Foilがあれば僕に売ってください。エルドラージによって崩壊し、無色マナしか出なさそうな風景にそれでも確かに残る命。能力がイラストと完全に噛み合うアミュレットタイタンオタクカードの堂々1位だと思っています。
『精力の護符』があるとアンタップして出る無色マナに加えて色マナが出るため、パクト死ケアなどで土地の枚数を減らしたくない時に疑似的なバウンスランドとして持ってくることがあります。また『精力の護符』が場に無い状態で『ハンウィアーの要塞』がアンタップ状態だと『原始のタイタン』でサーチしてくればそのまま殴りに行けます。最高の土地です。
『残響する深淵』と『ヴェズーヴァ』
コピーってロマンに溢れてますよね。大好きです。
『ヴェズーヴァ』は僕が1番好きな土地カードです。戦場の土地のコピーとしてタップインで場に出てきます。これは相手のコントロールする土地カードにもなれるため、ミラー戦ではこのカードの存在によってセットランドの順番にすら頭を悩ませることになります。時に『バウンスランド』、時に『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』、時に『森』と選択肢は無限にあります。最近だと『睡蓮の原野』をあえて場に残し、追加セットランドなどでコピーとして出すことで大量のマナを確保することもあります。
『残響する深淵』はイクサランで追加されたスーパーヴェズーヴァ。プレビューの時に大興奮して色々な人に布教したのですが誰も買ってくれませんでした。悲しい。8枚シングル買いした後に箱から4枚とか出てきたので家に15枚くらいあります。無限回収しろと言われているのでしょうか?
『残響する深淵』は墓地にある土地のコピーになれるため、『邪悪鳴らし』や『事件現場の分析者』で切削した土地カードや生贄に捧げた『睡蓮の原野』のコピーで出すことによって大量のマナを出します。また『鏡の池』や『変容する森林』をコピーしてコンボを繋いだり無限トークンを生成するコンボパーツでもあります。単純に3章が終わって墓地に落ちた『ウルザの物語』のコピーとして場に出すだけでも恐ろしく強く、対戦相手が高確率でめんどくさそうな顔をします。おじいちゃんの長い話って確かにただの迷惑ですしね。
ちなみに『事件現場の分析者』や『森の轟き、ルムラ』で一気に墓地の土地が戻ってくる場合、『残響する深淵』と墓地にある他の土地のコピーとして戦場に出すことができます。この挙動が無限コンボに絡む場合は丁寧に説明しましょう。
それぞれ1枚ずつ採用。ただ『ヴェズーヴァ』は時々2枚採用したりしているため枚数は安定していません。
『ハンウィアーの要塞』
アミュタイに必須の速攻を付ける土地。
同じ役割の『処刑者の要塞』とは異なり、赤1マナで起動できます。軽さは正義。古事記にもそう書いておきました。
『原始のタイタン』で持ってくる前提のカードのためライブラリに眠っていて欲しいのですが、しょっちゅう初手に来て渋い顔をすることになります。ご主人に遊んでもらいたくてすり寄ってくる猫ちゃんだと考えて許すようにしましょう。最悪『原始のタイタン』を唱えるためにこれからマナを出さざるを得ない状況に陥った時も『ヴェズーヴァ』を持ってきてコピーすれば問題ありません。
これとセットで持ってくる赤マナ源としては『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』、『商業地区』、『グルールの芝地』などがあるので状況に応じて適切な土地を持ってきましょう。
また『精力の護符』が無い状態で『原始のタイタン』を唱えたとき、『ハンウィアーの要塞』がアンタップ状態であれば『崩壊する痕跡』をサーチすることでそのまま殴りに行くことができます。『ハンウィアーの要塞』は無色マナしか出ないので優先的に使ってしまいたくなりますがぐっとこらえましょう。適当にマナを出した結果殴りに行けなくて負けたことが何度もあります。
『ケッシグの狼の地』
イラストの陰鬱さに対して下の方に書いてあるテキストのIQがあまりにも低い土地です。
基本的に『原始のタイタン』を分裂させたりしたのちに対戦相手を消すためにサーチしてくるのですが、無限コンボが完成すると適当なクリーチャーが無限のパワーを持って殴りかかっていきます。赤緑という制約があるため、これを起動して勝ちに行く時はマナの残し方に気を付けましょう。
結構対戦相手が見落としがちなようで『超能力蛙』や『魂の導き手』などに殴られた時に『樹上の草食獣』あたりに起動して相打ちさせたりすることがあります。
『鏡の池』
無限の可能性を持つ土地。
起動に無色マナが必要ですが、5マナタップと生贄でクリーチャーのコピーを生成します。『原始のタイタン』をコピーしたり『森の轟き、ルムラ』や『事件現場の分析者』で無限コンボに入ったりとやりたい放題。非常に重要な土地となります。起動型能力によって墓地に送られることを忘れないようにしましょう。
インスタント・ソーサリーをコピーする方はあまり使わないと思いきや、大量にマナが出るような場面では『召喚士の契約』をコピーしてコンボに関わるクリーチャーをまとめて持ってきたり、『邪悪鳴らし』をコピーして一気に墓地を肥やしたりします。無限コンボに入ろうとすると墓地の土地が強制的に戻ってきてアンタップするので思い切って使いましょう。ただし『召喚士の契約』をコピーした場合はサラ金への返済によってパクト死しないように気を付けてください。
『変容する森林』
無限の可能性を持つ土地その2。
昂揚していれば墓地のパーマネントのコピーになれます。パーマネント!!!!?????クリーチャーではなく?????
起動にタップが必要ないのも優秀で、こいつ自身から出た緑マナを起動に充てられる上にマナさえあればコピーした『事件現場の分析者』の効果をすぐに起動することができます。
ちなみに森(基本森や諜報ランド)があるとアンタップインとなってしまい、戦場に複数の『精力の護符』があると出るべきマナが減るという不思議な現象が起こります。
とりあえず1枚採用で挑んでいました。アミュタイでは緑マナが出ることも重要なポイントですので今後2枚採用して練習もしたいところです。
『ウルザの洞窟』
無限の可能性を持つ土地その3。
『探検の地図』と違ってサーチした土地を直接場に出すことができます。すごくない?『事件現場の分析者』と『変容する森林』から無限マナになった時に戦場にあるとデッキの土地を全て出すことができます。
また『精力の護符』が戦場に2枚あれば起動して『睡蓮の原野』を持ってくることで6マナ出ます。手札にバウンスランドが無い時などに検討しましょう。
『ウルザの物語』
そのうち『精力の護符』になる謎のカード。アミュタイプレイヤーはこいつを『精力の護符』引換券としてしか認識していませんのでドヤ顔で1ターン目に置いてきます。
…と言いたいところですが、構築物トークンがやたらと強く、トークンで殴っているだけで勝ちそうになるくらいに強いのでいつ置くかはかなり悩んだりします。僕はモダンホライゾン2付近からマジックを始めたので「土地はみんなこれくらい強いのが普通なんだろうな…」と思っていましたが次のセットで現実を思い知らされることになりました。
ただトークン戦略をとりたい青黒などに対して『海の先駆け』を出されると自然消滅するというとんでもないデメリットがついているため、サイド後は2枚くらい減らして『精力の護符』を根性で引くことで乗り切っています。
このプランが正しいのかはよくわかっていません。誰か正しいサイドインアウトを教えてください。
『マイコシンスの庭』
精力の護符になれる土地。
起動にタップが必要なため、コピーしたいものが『精力の護符』くらいしかありません…と思いきやサイド後は『防御の光網』や割られそうになった『三なる宝球』などをコピーすることがあります。どこかの店舗予選に参加した時に『一つの指輪』の重荷カウンターによって死にそうになり泣きながら『一つの指輪』をコピーしたりしたこともあります。ちなみにその試合は「プロテクションつかないですよね?」「はい…。」のやり取りした後に『稲妻』が飛んできて死にました。生は苦しみ。
『精力の護符』をコピーできれば大量のマナを生み出すことができるため、土地を置く順番や、『バウンスランド』を置くタイミングには気を付けましょう。気が付かないでマナを損しているだけならまだいいですが、欲張った結果何もできずに『精力の護符』を失う…といった状況に追い込まれてしまうこともあります。
マナフィルター効果があるとは言え、無色ランドをこれ以上増やしたくないため2枚の採用に留めています。
『トレイリア西部』
地味カードに見えてアミュレットタイタンではデッキの半分以上のカード(土地全部+召喚士の契約)を持ってこれるウルトラスーパーサーチカードとなります。魂力のように起動型能力のため打ち消しづらいのも素晴らしい。青マナが2つ必要になることは常に心に留めておきましょう。
『バウンスランド』が手札にあるときは戦場に出すことも多いですが、『海の先駆け』が出てきそうな雰囲気を感じたら前もって手札に戻すようにしましょう。一生手札に戻らなくなるうえに『天上都市、大田原』をサーチできなくなります。
最近採用枚数が減ってきて寂しい限りです。個人的にも2枚は入れたいのですが枠がカツカツなため1枚にしています。『一つの指輪』とかそろそろ禁止にならないか?
『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』
山が5つ以上あるときに山を出すと3点飛んでいく土地。
MTGのルールの抜け穴みたいなものを利用したスケープシフトというデッキで使い始めてから手を変え品を変え悪用し続けています。
このカードを活躍させたくてモダンを続けているので絶対に抜きません。そんなカードが1枚くらいあってもいいじゃないですか。
サイドボード
『防御の光網』×3
青黒マークタイド、御霊シュートあたりにサイドインします。
打ち消されても自分のターンに『変容する森林』でコピーすることで相手にだけ追加マナ支払いを要求することができるため、唱えるだけで『否定の力』を使わせたりすることができます。2マナと軽いのも使いやすく、一度出てしまうと『マイコシンスの庭』でコピーすることで相手に何もさせずにコンボに入ることができます。
『炎渦竜巻』×2
エネルギー系統、ヨーグモスなどにサイドインします。
『月の大魔術師』を置かれても無理やり突破できる素晴らしいカード。
より軽いものを取りたい場合は『紅蓮地獄』、再利用を許したくない場合は『神々の憤怒』、アーティファクトを粉砕したい場合は『兄弟仲の終焉』、タフネス4やプレインズウォーカーを許したくないときは『嵐の怒り』あたりと入れ替えます。
最近エネルギー系統が多いので『炎渦竜巻』×2&『紅蓮地獄』×1の様にこの枠が3枚あってもいいかもしれません。
『夏の帳』×2
青黒マークタイド、ジェスカイコントロールあたりにサイドインします。
一時期『緻密』や『ティシャーナの潮縛り』のような当たりにくいカードが採用されることが多かったので抜けていましたが、『対抗呪文』や『否定の力』のようなカウンターを素直に採用してくれる青黒マークタイド、ジェスカイコントロールの出現によってサイドに戻ってきました。
このカードが発売された時はまだマジックやってなかったんですけど、ここまで青黒をいじめ倒したりして苦情とか来なかったんでしょうか?
『四肢切断』×2
憎き『海の先駆け』や『月の大魔術師』用の除去としてサイドインします。
もう少し体に優しい除去を使ってみたいのですが、『海の先駆け』と『月の大魔術師』のどちらを出されるのかが始まってみないとわからないため、色を無視して使えるこのカードを採用しています。
使用している『四肢切断』がファイレクシア語のもののため毎回テキストを聞かれます。
『ボジューカの沼』×1
青黒マークタイド、リビングエンド、ヨーグモス医院、御霊シュート、ホロウワンなどにサイドインします。
アミュタイのサイド後は土地を減らすことも多いため、墓地をちょっとでも使いそうだなと感じたら雑に入れています。レガシーと違ってインスタントタイミングで出す手段が少ないため、基本的にはさっさと置いてしまい、定期的に『バウンスランド』で使いまわして墓地掃除することが多いです。
『エレヒの石』×1
追加墓地対策が欲しい時にサイドインする枠です。
一緒に店舗予選に参加する友達がヨーグモス医院を使っていたので顔メタとして入れたのですが明確に失敗でした。最近のヨーグモスは『邪悪鳴らし』あたりで墓地を肥やしてくるため常在型能力が完全に仕事をすることが無く、下の能力の方は正直起動している暇がありませんでした。これを入れるならルビーストームにもより刺さる『魂なき看守』のほうが良かったと思っています。ルビーストームに当たらなかったのはラッキーでした。ちなみに『魂なき看守』がいると自分の無限コンボを止めてしまうので注意です。僕はコンボ直前で気が付いて『溶鉄の尖峰、ヴァラクート』で無理やり除去しました。もっと早くに気づいてください自分。
『羅利骨灰』×1・『活性の力』×1
ボロスエネルギーの月割り用、ネクロ、ドメインズーなどでサイドインします。最初は置物破壊枠として『活性の力』を2枚採用していたのですが、『一つの指輪』を追放できること、ピッチコストの損失が気になることなどから1枚をこちらにしました。
一応キッカーコストを払えば万能除去になりますが、黒マナが出る土地が少なく、あまり現実的ではありません。万能除去の役割を少しでも期待するなら『バウンスランド』の枚数調整が必須だと思っています。
『耐え抜くもの、母聖樹』×1
置物対策、エルドラージ用にもう1枚追加したいときにサイドインします。
『巨大な島亀』×1
『海の先駆け』対処枠にサイドインしますが、幅広い使い方ができるいいカードです。
神河発売直後から愛人枠として採用していましたが起源を主張すると炎上しそうなのでやめておきます。起源主張枠としては『鏡殻のカニ』も採用していたのですが、こっちは何とも言えない弱さですぐ抜きました。
基本は2マナ起動のバウンスで使用するのですが、3マナ起動回収も非常に優秀です。回収対象はカードなので墓地にあるものなら何でも拾えるため召喚士の契約を拾ったりできます。
プレイングについて
プレイングについて語れることはありません。僕はまだまだ下手くそです。もう少しまともに回せるようになったら書こうと思います。
まずはKanisterの配信を見ましょう。そこに全てがあります。
最後に
長々と書いてきましたがいかがでしょうか。少しでもアミュレットタイタンに興味を持ってもらえれば幸いです。
本来ならデメリットであるタップイン、土地を生贄に捧げる能力、コストで生贄に捧げられてしまうパーマネント、使い方がよくわからん土地、無色しか出ない謎の土地、無色すら出ない謎の土地、クソ重いクリーチャーたち…。悩みどころが多すぎてカード単体で見てしまえば紙束に見えてもおかしくはありません。実際初めて回した時はこんなの全試合運ゲーだろ…と思いました。
しかしパーツの一つ一つが密接に関係しあっていることがわかってくれば、ほんのわずかなチューニングでデッキが変化する感触、巨大クリーチャーが出るまでの様々なルート、ライフの詰め方、コンボの乗り越え方、パクト死の回避の仕方…など気づくことや考えることも多く、無限に回し続けられる相棒デッキになってくれると思います。
モダンの数あるデッキの中でも『1試合中でデッキ全部を使って戦う』ことのできるアーキタイプですので、そのパワーは折り紙付きです。どんな状況からでも勝利を狙うことができます。『原始のタイタン』とkanisterを信じましょう。
最後に1人でも多くアミュタイプレイヤーが増えてくれることを祈って筆を置きます。エリア予選に参加される方はマッチしましたらお手柔らかに!
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございました!
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