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古い事務所を生まれ変わらせました

自動車修理工場の事務所の改装です。

この度の自動車修理工場のオーナーはアメ車好き。
古いシボレー・サバーバンにも乗っている方なので
アメリカ映画に出てくるレトロな事務所みたいなイメージでコーディネートしました。

築数十年の工場の一角。
元は昭和の香りが残る事務所でした。

改装前
昔懐かしい畳の小上がり休憩スペース

職人さんがゴロンとするであろう畳の小上がりが懐かしい。
壁紙も柄が入っていたりとレトロな雰囲気です。
懐かしい感じは嫌いではないのですが、今回のイメージには合わないのでいろいろと変更しました。


■壁と天井の塗装

レトロな柄の入った壁紙

壁、天井は張り替えせず塗装で仕上げました。凹凸で模様が付けられている昔の壁紙に塗装したことでレトロ感を残したままで綺麗になりました。
塗装ではなく新しい壁紙を貼るという手もあったのですが、このちょっと古めかしい柄が消えてしまうので、少し手間がかかりましたが塗装仕上げに。
味があっていい雰囲気になったと思います。


■木を貼ったアクセントウォール

壁の一部に木の板を貼りアクセントに

壁の一部は木の板を貼り付けてアクセントに。
当初は古材を貼ろうと思っていたのですが予算オーバーになってしまうのがわかり
どうしようかと・・・
木目柄の壁紙も考えたのですが、それだと少しチープな印象になってしまうかもなと悩んでいたところ、施工をお願いしている大工さんが処分に困っている檜のフローリング材を大量に持っているとの情報が。
それを譲っていただきコスト削減。やはり本物の木材だと壁紙では出せない重厚な印象が出るものです。
無垢材でしたのでオイルステンで少しだけ暗い茶色に着色。
落ち着いたかっこいい仕上がりになりました。

オイルステンで着色して落ち着いた色合いに


■ブラインドのカラーチョイス

窓にはブラインドを取り付けました。
当初はウッドブラインドを検討したのですが、窓が8ヶ所と多かったため予算オーバー。ウッドブラインドより費用が抑えられるアルミブラインドにしました。

問題はブラインドの色。
アルミブラインドはカラーが豊富にあります。
インテリアコーディネーターとしては「お!さすが!」と言われるような
色選びをしたいもの。

無難にアイボリー?
どんな部屋にも合わせやすい色ですが少し可愛い印象になる可能性も。

クールにするにはブラックやネイビー?
かっこいい雰囲気にはなりますが、窓の面積が広いので部屋が暗く見えるかも。

微妙なニュアンスのグレー

そこで選んだのが少しベージュがかったグレー。
コンクリートのような色合いのグレーで、甘い雰囲気にもならず、かといって暗すぎない。今回のコーディネートにぴったりな色合いでした。

壁紙やブラインドなど小さな色見本で選ぶものは実際に施工するまでドキドキするもの。
しかしながら、自分で言うのもなんですが今回のカラー選択の結果は大成功!
オーナーさんも気に入ってくれていました。


■照明の変更

古い蛍光灯を取り外しかっこいい照明に取り替えました。

古い蛍光灯を撤去

蛍光灯2ヶ所のうち、ひとつはシーリングライトに。
もうひとつはライティングレールに変更しました。

シーリングライトはLEDで、艶を抑えたシルバーのボディと波板ガラスを組み合わせた照明でクールな印象です。

存在感あるシーリングライト


もうひとつのライティングレールのところには、四角いペンダントライトとスポットライトを取り付けました。

インダストリアル感あふれるライト
スポットライトで木の壁を照らします

天井の照明だけでなくアクセントにデスクランプも取り入れました。
空間を天井から照らすだけだと光が均一的になりのっぺりとした印象に。
そこでデスクライトなど置くことでそこに「光の塊」ができ、視覚的に奥行きやリズム感が感じられるようになります。
天井からの照明だけでなく光源を分散させることで空間に広がりが生まれるのです。

アンティーク風のデスクライト



■カウンター製作

事務スペースと応接スペースを分けるカウンター。
3m近くあるので一枚ものの板ですとかなり費用がかかりそうでしたので、コストを抑えるために杉のカフェ板というものを使いDIYで製作しました。
杉の無垢材なので無骨な仕上がりです。

無垢材にオイルステンで着色



■床の塗装

そして床。
コンクリートの床に塗装がされていたのですが、畳の小上がりを撤去したためその部分は元のコンクリートのままで、部屋の中で床の色が分かれてしまいました。

畳を撤去した部分と色が分かれてしまっています
古さを感じる塗装床


塗装部分も年数が経っていてだいぶ汚れていましたし、あずき色が雰囲気に合わないので変更することにしました。

でもこの塗装を剥がすのはけっこう大変。機械で削り落としていかなければいけないので手間も時間もかかります。
そこで塗装の上からさらに塗装することにしました。塗装によりコンクリートの色合いを作り出します。

巾木はマスキングテープで養生。
床を水拭きしてホコリや汚れをある程度落としてから塗装を始めます。

まずは塗料がよく定着するようにシーラーを塗り、それが乾いたらベースとなるグレーを塗ります。


その後、トーンの違うグレーを重ねて模様づけしてコンクリートの風合いを出していきます。
ベースのものよりダークなグレーと少し茶色がかったグレーの塗料を使用。
塗料に水を多めに足してシャバシャバの状態でポンポンと叩くように模様づけをします。

模様が強いところ、弱いところができてしまうのでバランスを見ながら作業をしていくのですがなかなか難しい・・・
何度か修正をして完成。

最後にクリア塗装で表面保護。
クリアで少しツヤが出るとリアルなコンクリート床になります。


塗料はタカラ塗料さんのものを使用しました。


■隣にもう一部屋

この事務所の隣にもう一部屋。


こちらも改装。
壁、天井の塗装。照明の変更。
また、この部屋の床もあずき色でしたので、コンクリート風に塗装しました。


■完成画像をまとめて

以上、自動車工場の改装事例でした。
ご覧いただきありがとうございました。



店舗や住宅のリニューアル、モデルハウスのコーディネートなどお気軽にご相談ください。

SQL.(エスキューエル)
新潟県長岡市東坂之上町2-6-8 遊和ビル3F
MAIL / sequel28@gmail.com


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