アオタケプロジェクト - 採択者紹介① 青木眞尋さん -
アオタケプロジェクトは、会津・秋田地方の若手人材を対象として起業家を発掘・育成しています。採択を終え、現在アイデアを磨き上げている採択者の姿ををご紹介します。
\ プロジェクト概要はこちらからどうぞ /
今回ご紹介するのは……
青木 眞尋 さん
秋田公立美術大学3年。茨城県出身。
美術学部美術学科コミュニケーションデザイン専攻
応募テーマ「AEDを身近に考えてもらう」
↓ 青木さんのポートフォリオは下記Instagramから ↓
交流を通して、今まで避けてきた世界に触れる。
インタビュアー>>> よろしくお願いします。
青木さん(以下、青木):よろしくお願いします! インタビューを受けた経験が少ないので緊張します。
>>> まずアオタケプロジェクトに応募された経緯を伺えますか?
青木:プロジェクトは大学の先生から紹介いただきました。ソーシャルデザインの講義の一環で考えてきたアイデアをもっていたので、そのアイデアを実現できたらなと思い応募しました。はじめは専門であるグラフィックデザインの面でプロジェクトに関わるつもりでいたのですが、せっかくの機会でしたので採択者として応募しました。
>>> 参加してみていかがですか?
青木さん:同じ採択者には会津大学の方も多いのですが、今までITや数学などが苦手で避けてきた分野だったので、交流を通して違う世界や価値観に触れられました。それでもやっぱり苦手ですが、できるひとは凄いなぁと……。
たくさん相談し、ヒアリングし、アイデアを磨く。
>>> 「AEDを身近に考えてもらう」をテーマに、AEDの場所がわかることから一歩踏み込んだアイデアを構想中と伺っています……ずばり進捗はいかがでしょうか?
青木:アイデアの根幹であるAEDそのものももちろんですが、ビジネスやサービスを考えることも初めてなので、初めは何がわからないことがわからない状態でした。メンターさんや運営の方々にたくさん相談させていただいています。消防署などに話を聞いたり、今後は他大学の救急救命を専門にしている教授や、AEDを制作しているメーカーさんにもヒアリングをしていく予定です。
>>> AEDには何か思い入れがあるのでしょうか?
青木: 深いエピソードはないのですが……。実際にAEDが使われる場面に出会っことがあります。大きな商業施設だったので、店員さんや倒れた方の家族がしっかりと対応されていました。でも、自分はそのとき、見ていることしかできなくて……。店員さんがAEDをもってきてくれましたけれど、店員さんがいなかったら救命活動は遅れていたのかな、とか……。正直、ただ見ているだけだった自分がイヤだったんです。
>>> なるほど……。
青木:それからAEDについて関心をもちました。調べていくと、AEDの場所を調べられるサービスはすでにあるんです。でも、そもそも緊急時にアプリをダウンロードしているひとが必ず近くにいるわけないですし、自分自身も身近にあるAEDの場所すら知りませんでした。
普段からAEDの場所を気にかけてもらったり、実際にAEDのある場所にいくことがインセンティブになる仕掛けがあればどうかと考えました。まだまだ構想中です。
参加することで明確になった、”起業すること”へのイメージ
>>> 将来への展望などを伺いたいです。
青木:今はプロジェクトを通してアイデアを最後までつくりきることで頭がいっぱいですが……。自分はとにかく起業したい! という感じではないです。大学卒業後は学んだことを活かしつつ、自分の興味関心のある印刷などの企業に就職したいと考えています。
まだプロジェクトの途中ですが、起業や事業をすることは本当に大変なんだなって実感しています。今まで漠然としたイメージしかもっていなかったので、プロジェクトに参加することで明確にできたと感じています!
>>> ありがとうございました!
インタビュアーによるまとめ
アオタケプロジェクトで初めてビジネス・サービスづくりに挑戦する青木さん。はじめは「わからないことが、わからなかった」と語ってくれましたが、たくさん相談し、多くのひとに話を聞くことでアイデアをブラッシュアップさせていました。
青木さんは「ひとの話を聞くのが好きなので、参加して今まで聞けなかった話を聞けることが楽しい」と話してくれました。アオタケプロジェクトにはそれぞれに専門的な知識を持つメンター陣だけでなく、全く別の専門を学んでいる同年代の学生も参加しています。プロジェクトによって、普段関わりの少ない学生間の交流もできるのだと気づかされました。「ひとの話を聞くのが好き」という能力も、起業や事業を組み立てていくうえで大切な資質かもしれません。
大学での学びも活かしながら、きっとワクワクするアイデアを発表されるのだろうと思います。今後の報告が楽しみです!
\ スパークル株式会社について /
地域に本社を構えるベンチャーキャピタル・プロフェッショナルファームとして、新しい世界の経済循環をつくりだすことを目指しています。
所在地 :宮城県仙台市
代表取締役 :福留秀基
Twitter :https://twitter.com/Spurcle_tohoku
Facebook :https://www.facebook.com/Spurcle.tohoku
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\ 話を聞いた人 /
鎌田 翔至
弘前大学人文社会科学部在学時にスパークル株式会社へインターンシップとして参加。大学卒業後も、本業の傍らフリーランスとしてPR業務に関わる。北海道網走市出身。
Twitter:https://twitter.com/KShoui