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日常にJリーグが帰ってきた!!あの男も帰ってきた!!ホーム開幕戦清水エスパルスVSコンサドーレ札幌簡単レビュー

2月19日に行われた試合の超絶簡単な雑感になります。最初に戦術的なポイントを一個だけ書いて、後は4年ぶりにエスパルスに戻ってきたあの男を取り上げます。

清水のプレスと札幌のビルドアップ対決

試合開始から、前半終了までは、札幌のビルドアップを清水が止められませんでした。その原因は、両チームの構造にあります。

札幌はGK菅野もビルドアップに参加しアンカー1名、可変で両CBポジションに2枚の計4枚が菱形でビルドアップする形を取ったのに対して、清水は前線2枚が横並びに立ち位置を取っており、この時点で4対2の数的優位。清水のSHは福森やWBにピン留めされており、2枚でプレスに行っては剥がされ、自陣に撤退させられる展開が続きました。前進した札幌の王道パターンは、福森のサイドチェンジから金子が受け、金子が仕掛けてそのままクロス、あるいは清水のSHがサポートに来た際は後ろでフリーの選手に落とし、清水の構造上フリーの大外の選手が受かる展開となり、札幌の先制点はこの形から生まれました。

ハマらなかった前線からの守備の修正した後半

全く前線からの守備がハマらなかった我が軍は、後半からコロリを投入。鈴木唯人と2トップを組んだが、ここで我が軍は2トップを縦関係にし、まずはアンカーを抑えつつ、1トップに入ったコロリはボールを奪いに行く守備ではなく、どちらかのサイドに誘導するようにコースを切る守備をしていました。こうなると、前線が孤立して間延びすることがなくなり、守備が連動していきました。

影のMVP?戻ってきた背番号18白崎凌兵

今回、エスパルスでMVPを選ぶなら、権田や鈴木唯人になると思います。間違いなく。
ただ、4年ぶりにエスパルスに戻ってきた白崎は、その能力をいかんなく見せつけてくれました。

ボランチとして出場した白崎は、守備でハードワークを厭わず、球際にも強く、キーパーとの一対一を作ったチャンスシーンでも、三列目から飛び出してゴール前まで入っていく姿は、昨シーズンエスパルスに足りなかったボランチの得点力向上が期待できます。

また、元々技術力には定評のあった選手なので、雨でスリッピーな中相手がプレスに来ようとも慌てずにワンタッチ、胸トラパス、などで狭いスペースでも何本も縦パスを通していく姿は、流石元うちの10番。また、クールな見た目ながらハードワークも厭わず、何気にヘディングも強いので、セットプレーの守備でも貢献できます。

開幕前のインタビューでも、「プレーで示す」と何度も口にしていますが、彼の能力の高さを再びエスパルスで観れたことは、エスパルスサポーターにとっては堪らない試合でした。

終わりに

コロナ感染と怪我の影響で、チームは昨シーズン最終戦から5人が入れ替わっており、開幕戦を見る限りチームの状態は40%程度にも見えたので、これから主力が戻ってくるまでどう戦うのか、あるいは戻った後どんなチームになるのか楽しみな所です。先ずは今週末の静岡ダービーに勝ちたい!!


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