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SPEEDチャンネル番組収録の現場に潜入!【SPEEDチャンネル×スカパー!】

今回は、SPEEDチャンネルが日々放送している、競輪予想&報道番組「前夜版SPEED展望」の収録の舞台裏に潜入。

SPEEDチャンネルの専属解説員・キャスターを務めるお2人にもインタビューを行いました!

前回の記事はこちら▼



ということで、SPEEDチャンネル放送センターにやってきました!


放送センターに入ると、複数の画面に映像が流れている部屋に辿りつきました。
競輪の試合は全国各地で行われているので、その映像が同時にこの放送センターにやってきます。

映像のチェックを行う部屋。各画面に様々な試合の様子が映ります。
各地の競輪場の地名がズラリ。


また、その日の試合のハイライトを伝える番組の放送に向けて、同時に映像編集も行われていました。
こうした職人のお仕事によって日々新鮮な試合結果が映像として届けられているのですね!


夕方ごろになると、明日の試合情報がFAXで送られてきます。

この情報を元に展望番組が作られるため、現場も少し慌ただしい雰囲気に。

表示内容に間違いがないように、ダブルチェックが欠かさず行われています。
当日の台本。6開催分も一気に解説!
収録のスタジオ。

少しずつ雰囲気も収録に向けて熱気が高まってきたころ、
当日の解説員・内林さん、そしてキャスター・渡邉さんが現場に入られました。

収録前のお2人にインタビュー!お仕事のことや競輪の魅力を伺ってみました


SPEEDチャンネル 専属解説者 内林久徳さん(写真右)
元競輪選手として活躍。現在は競輪評論家として番組やYoutubeなどで解説を行う。
ゴルフもやられるとのことで、スカパー!ではゴルフのレッスン番組やギア番組を視聴!

SPEEDチャンネル 専属キャスター 渡邉唯さん(写真左)
SPEEDチャンネルの専属キャスターとして活躍中。
現在は5年目で、展望番組や中継インタビューなども行う。
スポーツ観戦や歌舞伎など、「現地」で味わえるエンタメも好き!


渡邉唯さん(SPEEDチャンネル 専属キャスター)

―キャスターになられて5年目とのことですが、キャスターになられた当初のことは覚えていますか?

渡邉さん:覚えています!競輪や公営競技自体初めてだったので、車番と色を覚えるところから始めて。それが結構難しかったですね。
あとは、レースの展開も早いので、その早さに慣れるようにするのも大変でした。

―そうですよね・・・!そうしてお仕事で携わっているうちに競輪もお好きに。

渡邉さん:そうですね。お仕事で現地に行かせていただいたり、自分でもプライベートで見に行ったりして試合を生で見ると、映像と全然迫力が違うんですよ。それに圧倒されて面白いなって思いましたね。
あとは、選手の人柄を色々知っていくと「推しの選手」が出てくるので応援したり、実際にその選手に賭けて車券を買ってお金が返ってくるとなおさら嬉しいというか(笑)

―なかなか、推しにお金をかけてそれが返ってくることないですよね(笑)

渡邉さん:そう、「推し活」って普通は(お金が)出ていく一方ですもんね!

―推しの選手ってちなみにどなたですか?

渡邉さん:名前出していいのかな?いっぱいいますよ!(笑)
私が北海道出身なので北の選手推しています、新山響平選手とか小松崎大地選手とか。

―同郷の選手は親近感湧きますね!選手を「推せる」というのはどのようなところで感じますか?

渡邉さん:やっぱり、レースですね。展開を見ていて「男気あるなー!」って思える攻めの姿勢を見せてくれる選手が好きかもしれないです。

果敢に攻めて先行していたり、先行じゃなくても絶対に仕掛ける選手は見ていて気持ちいいですし、負けてもしょうがないって思えるので。

―そういう姿勢を見ていると、自分も頑張ろうって思えますよね。

渡邉さん:そうですね。競輪だけじゃないと思いますが、推し活している人はそういう風に推しからエネルギーをもらっているじゃないですか。私も競輪選手を見て、パワーをもらっています。

―お仕事で言うと、渡邉さんはどのような番組に出演されているのですか?

渡邉さん:このあと収録するレース結果を予想する「展望番組」、あと中継でインタビューをしています。

―インタビューもされているのですね!選手とお話しする時に気をつけていることはありますか?

渡邉さん:そうですね…。 「1着にも色々ある」ということですかね。
勝つことが一番の競技って、「勝ちましたね!おめでとうございます!」でいいじゃないですか。
でも競輪って、私も競輪のお仕事を始めてから知ったんですけど、ただ勝ったからいいというわけじゃないこともあって。

―そうなんですか?

渡邉さん:はい。例えばレースの内容が良くないのに1着をとる時とかもあって、そういう時は選手もインタビューブースにくる時点で「すみません…」みたいに来られるんですよね。

「1着だったのに」って最初は思っていたんですけど、実際に車券を買うようになってその気持ちがわかるようになって。

―いい勝ち方とそうではないものがあるということなんですね。

渡邉さん:簡単にそれを言葉では説明できないですが、そうなんです。

そういう時に、その心情を汲み取りながらも、でも1着は1着ですし、勝利者インタビューとして来ていただいているので、言葉のニュアンスとか聞き方は気をつけていますね。

―1位であることを立てつつ、でもそのレース結果から心情を読み取って会話をするという。

渡邉さん:そうなんです。奥が深いなって思いますね。

―それは普段からやっぱりレースをご覧になっていないと選手の心情を察することはできないですもんね。先ほど、プライベートでも行かれる、とおっしゃっていましたが、「ここの競輪場はよかった!」などはありましたか?

渡邉さん:平塚競輪場はすっごい綺麗でした。

女性1人でも全然いけますし、お子さん連れも結構いました。

―確かに、「平塚競輪場、おすすめ!」という声は結構聞きます!

渡邉さん:音楽もずっと流れてるんですよ、今流行っている音楽!

若い人も気軽にいけると思うので、ちょっとずつ増えてはきていますが、もっと(若い人が)増えたらいいなって思います。ネットでも今は車券を買えますけど、やっぱり「現地」で見て欲しいです。

―自転車のスピードとか、歓声とかの迫力を体感することができますもんね!最後に、今後の野望があれば教えてください。

渡邉さん:やっぱり、年末の競輪グランプリには携わってみたいですね。
インタビュアーでもいいですし、前夜祭があって、ホテルを貸し切て行うパーティのような催しがあるのですが、その司会もいつかやってみたいなって思います。

―さすがG1、豪華ですね! ぜひ、応援しております!

渡邉さん:ありがとうございます!

内林久徳さん(SPEEDチャンネル 専属解説者)

―内林さんはもともと競輪選手をされていたかと思いますが、競輪を始められたきっかけはどこからだったのでしょうか?

内林さん:高校の時に自転車部で、最初は競輪に興味がなかったので、長距離としてロードレースの選手を目指していたんですよね。それなりの成績を納めていたので高校卒業後に実業団に入って。そこで4年半過ごして、その時もアマチュアの日本代表になったりしました。

―最初は「競輪」ではなく「サイクルロードレース」が入り口だったんですね。

内林さん:そんな時に、自転車部の同級生で競輪選手になった人に「せっかくだし試験だけ受けたらええやん」と言われて。
当時は世界選手権の日本代表だと実技試験が免除になったんですよ。それで、学科試験も合格したので競輪学校行って。卒業して競輪選手になりましたね。そこから競輪の世界にハマって行った感じです。

―「競輪の魅力」は一番どのようなところに感じたのですか?

内林さん:「奥行き」ですね。作戦とか駆け引きとか、展開の予想とか、競輪の選手は色々なことを考えるんですけど、そこが好きで。そこがロードレースの選手と比べても競輪選手の強いところだと思います。
「誰々がこう動いたら自分はこうしよう」「この人はあいつにこう思わせようとするだろう」とか。

―本当に心理戦ですね・・・!
現在はSPEEDチャンネルで解説員として展望や狙い目をお話しされているかと思いますが、解説する難しさなどはございましたか?

内林さん:やっぱり、1日に行われているレースがたくさんあるので全てに目を向けることはできない一方で、そのシーズンの流れとかいろんなことを加味しなくてはいけないので、初日の予想はやっぱり難しいですね。
ある程度その人の性格がレースに現れるのでそこから予想もできますが、見ていないうちに(性格が)変化していることもありますし。

―確かに。全てを加味しても全く予想外な結果になることもありますしね…。

内林さん:それはありますよね。それは自分のデータとして蓄積して。

―解説をされる中で、心がけていることはありますか?

内林さん:やっぱり、いろんな人がみているでしょう。競輪初心者の方も見ているし、玄人の方もいるし。
なので、初心者の人にはこれ、慣れている人にはこれという風にみなさんにわかるように解説するように心がけています。
例えば、かたい狙い目とか、展開が変わるならこう、というように何通りか示すようにしていますね。
今はYoutubeでも(解説番組を)見られますから、それでもお金払っている人が見てくれているので、ちょっとでも有益な情報を届けられるようにしています。

―初心者に向けても話していただけるのはありがたいです。
私もまだまだ競輪初心者ですが、そういう「これから見たい」と思っているような人に向けた「競輪の魅力」はなんだと思いますか?

内林さん:競輪って、一番難しいギャンブルだと思うんですよね。
でも、見れば見るほど当たりやすくなりますし、その選手の性格が現れていて、レースにストーリー性もあるっていうのも1つの魅力だと思います。
競馬やボートレースと比べて、ラインといったような複雑な要素もあって複雑なので、以前は「究極のギャンブル」なんて言われていたりしますが、逆に言えばそれを読み解くのが楽しみだと思いますね。
人間関係や性格も複雑で、強気に見せているようで実はそうでなかったり、その逆もあったりするので、そこを見抜くっていうのも1つの魅力ですね。

―新聞に載っている「コメント」も鵜呑みにできないということですね!(笑) 面白いです。
最後に、今後の野望があれば教えてください。

内林さん:競輪がこれからも続いていくよう僕たちも努力したいですし、若い選手も増えたりと新しい風も吹き始めているので、そういうのを皆さんと一緒に見ていきたいなって思いますね。

―もっともっと競輪が盛り上がって。

内林さん:はい。ギャンブルだから偏見もあると思いますが、「奥が深いスポーツ」でもあると思うので、理解するのも難しい分、知れば知るほど面白いと思ってもらえるんじゃないかなと思います。

―ぜひ周りにもこの面白さを布教していきたいと思います!


\SPEEDチャンネルさん、取材させていただきありがとうございました!/


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