スカッピーの聖地巡礼旅~ドラマ「ブラッシュアップライフ」編~
一日一日を大切に生きよう。この人生に二度目はないのだから。
ーそんなふうに、突如として一日一日の何気ない一瞬が愛おしく思えるようになったり、絶対にありえないのに、もしも人生に二周目以降があったなら?の議論に熱中したあの時期、まだ皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか。
2023年1月放送の日テレ系ドラマ『ブラッシュアップライフ』。
バカリズムさんが手がけたこのドラマの脚本が、最近アジア最大級の番組アワード『ATA2023(Asian Television Awards 2023)』にて最優秀脚本賞を授賞するなど、国内外合わせて11つの賞を獲得した大人気ドラマです。
交通事故で30代で亡くなってしまい、死後の案内所で「来世はグァテマラ南東部にいるオオアリクイ」だと告げられた近藤麻美(安藤サクラ)。
オオアリクイに生まれ変わることを渋っていると、「今世をもう一度やり直すこともできる。そこで徳を積むことで望んだ来世になれる可能性が上がる」と言われ、人生をやり直す=ブラッシュアップすることを選択します。
一度30代まで生きた経験や記憶を持ったまま、0歳児から再スタート。
シール交換やプロフ帳、学生時代に誕生した地元のラウンドワンなどを懐かしみながら、人生1周目では気づかなかった保育園の先生と友達のお父さんとの不倫を阻止するなど、「徳を積む」ことを心がけた人生2周目を送ります。
麻美は2度目の人生で徳を積み、来世を「人間」にすることができるのか?…とここまでは実はまだまだ序盤のあらすじなので、未視聴の方はぜひ本編をお楽しみください。
今回は、そんな「ブラッシュアップライフ」の舞台、“北熊谷”として登場する場所のメインロケ地、神奈川県秦野市にスカッピーがやってきました!
いざ!”北熊谷”へ!
まずやってきたのはこちらの小さな公園。
ドラマを見ていた方には見覚えのあるベンチではないでしょうか。
ここは小学校時代に、あーちんこと麻美と、友達であるみーぽんこと美穂(木南晴夏)、なっちこと夏希(夏帆)の3人でよくシール交換をしていた場所。
「シール交換は交渉の場」
「タイルシールやフェルトのシールはレートが高い」
そうそう!そうだった!
何十年ぶりに見たタイルシールの存在に、ドラマを見ている女子一同大盛り上がりしたのを覚えています。
もちろん小学校時代に「交渉」の意識はなかったし、タイルシールやフェルトシール、キラキラシールやぷくぷくのシールが価値が高いという共通認識も暗黙の了解だったので、それを大人の目線で解説されるとジワジワくるものがありました。
このベンチはのちに、誕生日プレゼントでエンジェルブルーのシールセットをあげるシーンで登場する場所でもありますね。
このシーンも女子大盛り上がりで、「エンジェルブルー」がTwitterでトレンド入りしていた記憶があります。
続いて訪れたのはこちら。
ここは少しわかりづらいかもしれませんが、
人生二周目の保育園時代に、友達のお父さんと保育士さんとの不倫を食い止めるため、ポケベルにメッセージを入れるべく公衆電話に向かった階段です。
「こりゃ明日筋肉痛だな。 ん?子どもって筋肉痛になるのか?」
と思いながら階段を行き来していた麻美。
確かに、筋肉痛になったな〜と自覚したのはもう少し成長した後だったような。言われてみたら確かにそうだ、ということを言語化して脚本に落とし込むバカリズムさん、天才。
そしてここはのちに、まりりんこと真里(水川あさみ)と、体力作りのためにランニングする階段でもあります。
そして、ついにやってきました。
本日のメインスポット。
ドラマ内で何度も登場する道&トンネルです。
橋がかかっている川は室川といって、水源はここ秦野市。
このあと金目川に合流し、相模湾にそそぐ川になります。
また、トンネルの上を走るのは小田急小田原線です。
毎話のように近所の道として登場するだけに、あの時はあの分かれ道を誰と分かれた、というようにその時々で見え方が変わってくる場所でもありますよね。
私は最終回の最後に登場するこの道のシーンが大好きです。
さて突然ですが。
先日「スペースデブリ除去事業」についてのリリースを出させていただきました!
「ブラッシュアップライフ」視聴者としては勝手に嬉しく思っています。
(詳しく話すとすぐにネタバレになってしまうので唐突にすみません。「人生もう1度やり直す話だと思っていたら、急に宇宙の話とはなにごと?」となりますよね、ぜひ本編を…!)
皆さんは、人生に2周目以降があったら人生をどう”ブラッシュアップ”しますか?
(取材=スカッピー 文=タンタン)
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