自分はそういう人間じゃない
僕は大学の後ある学校に行きました。
そこを終えるために論文がありました。
僕は最後の最後まで手を付けられず、締切の3週間前にようやく書き始めました。
その時はまだパソコンがなかったのでワープロを使ってました。文字も1行か2行しか表示されません。
A4で110枚分です。よくやりましたよ。支離滅裂でしたが。
感熱紙にプリントし、コンビニで3部コピーしました。
そして論文の面接が終わって、冊子を製本し、最後提出して終わりというところで僕はふと「自分はこのような称号をもらえるような人間ではない…」と思ってしまい、冊子を作らず提出しませんでした。
僕は修了できませんでした。でもそれで良かったと思ってました。
親もなぜか怒りませんでした。なんでだったんでしょう。呆れて物が言えなかったのかもしれません。
ある人からはもったいないだとか、もらえる称号はもらうとかいろいろ言われましたが、僕自身は後悔しなかったんです。
これが僕なんだと思います。
FIN
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