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50代エンジニアも転職が当たり前の時代に

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日本のIT業界における深刻な人材不足は、国の経済成長と技術革新の面で大きな障壁となっています。
国内において、2021年には122万人のエンジニアがいるとされています。世界的に見ると4位という数字です。アメリカの約409万人、インド・中国の約230万人に次ぐ4位ではありますが、インド・アメリカ約60%の人数となると、大きく不足しているように見えます。
この問題を解決する有効な手段の一つとして、直近多くのIT企業では経験豊富なシニアエンジニアの採用とその経験の活躍が注目されています。特に、プレッシャーが高く困難を伴うプロジェクトにおいて、彼らが果たす役割は計り知れない価値があると個人的にも感じております。
(シニアエンジニア=50代以上の経験豊富なエンジニアをここでは定義します)
 
シニア人材の経験値と活躍事例
例えば、ある大手IT企業では、シニアエンジニアがリードするチームが、新しいブロックチェーンベースのセキュリティシステムの開発を成功させました。このプロジェクトでは、シニアエンジニアの持つ深い専門知識と、過去のプロジェクトで培った経験が生かされ、開発期間を予定よりも20%短縮するという成果を上げました。また、彼らの経験により、システムのセキュリティ強度も予測以上に高まりました。
若手に負けず劣らずの学習意欲高いシニアエンジニアの成せる技だと感心しました。
 
ハードなプロジェクトにおけるシニアエンジニアのタフさ
別の例として、ある受託開発の企業では、厳しい納期の中での製品開発プロジェクトにおいて、シニアエンジニアがプロジェクトマネージャーとして活躍しました。彼のリーダーシップのもと、チームは技術的な困難や予期せぬ障害を乗り越え、納期内に製品を市場に投入することができました。この成功は、シニアエンジニアの精神的な強さと、問題解決能力によるものであり、場数が違うと痛感した事例になりました。
また若手が大きく成長する経験にもなり、企業にとっても個人にとっても大きな成功体験になったことは容易に想像できるかと思います。
 
若手の育成と知識の伝承
シニアエンジニアが若手エンジニアに対してメンタリングを行った事例では、若手の技術力向上だけでなく、プロジェクト遂行能力の向上が見られました。
今の若手の中には自社プロダクトで納期など多少の遅延が発生しても許される環境下のみの経験しかないエンジニアもいます。
それは環境起因であるので致し方ないですが、受託開発の場面で遅延は許されません。
具体的には、メンタリングを受けた若手エンジニアたちが主体となって新規プロジェクトを立ち上げ、初期の予測を超える成果を上げたケースがあります。この事例では、シニアエンジニアからの知識と経験の伝承が、若手の成長と組織の技術力向上の化学反応が発生したことによるものだと思います。
 
結論
日本のIT業界における人材不足の課題に対して、シニアエンジニアの経験とタフさの活用は、プロジェクト成功の鍵となるだけでなく、若手エンジニアの育成と組織全体の技術力向上に不可欠な役割を果たしています。
日本の技術力や労働力を向上させていく観点でも、百戦錬磨のエンジニアの方々が目一杯活躍できる時代に早く到来すると良いのではないかと感じています。
シリコンバレーの多くのシニアエンジニアもリスキルにて会社や社会に大きく貢献しています。
 
具体的な事例からもわかるように、シニアエンジニアの活用は、現在の技術課題を解決するだけでなく、将来の日本のIT労働力革新の道を切り開く戦略的投資として、極めて価値が高いと言えるのではないでしょうか。
もちろん企業側としては、若手を採用し長く働いてもらいたいという点も理解できますが、転職が当たり前の時代において、長く働いてくれる保証もないため、通り一辺倒の若手採用ではなく、今一度、組織戦略含め見直す良いきっかけになるのではないかと考えております。


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<当社の特徴>
当社は転職のみならず、現職でのキャリア相談も可能でございます。
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キャリアパスが決まっている場合:最短2週間
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