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急成長スタートアップが選ぶインキュベーションオフィス【スタートアップコミュニティSPROUND 利用企業インタビュー】ゼロボード 開発本部長 本間さん

「知の還流」がコンセプトのインキュベーションオフィス「SPROUND」をご利用の企業、通称SPROUNDERの入居者インタビュー第11弾。今回は、株式会社ゼロボード開発本部長の本間 真(ほんま しん)さんに、SPROUNDはどういうオフィスなのか、実際に入居した感想を交えお話を伺います。

ゼロボードさんは、毎年『週刊東洋経済』から発表される注目ベンチャー企業100選、通称「すごいベンチャー100」に選出されたり、連日大きなプレスリリースを公開したりと、創業たった1年ながら脱炭素領域で急成長中の、今注目が集まるスタートアップです。

そんな急成長スタートアップにとって、アーリー期のスタートアップが集うインキュベーションオフィス「SPROUND」がどのようにフィットしたのでしょうか。オフィス利用者の目線でお話いただきました。

本間 真/Shin Homma 株式会社ゼロボード 開発本部長 

自己紹介と本間さんの経歴

本間さん:ゼロボードでは開発本部の本部長を務めています。簡単にいうと、ゼロボードのプロダクトを作る責任者です。エンジニアメンバーやプロダクトマネージャーを含む、ゼロボードというプロダクトを実際に開発する組織のリーダーをしています。
私はゼロボード創業メンバーの一人で、2021年8月のゼロボード設立時からこの開発本部長という役割を担っています。

私自身の経歴としては、ゼロボードは3社目です。大学院卒業後、新卒でアクセンチュアに入社し、その後A.L.I. Technologies(エーエルアイテクノロジーズ)というスタートアップへ。ゼロボードはその会社の6人でスピンアウトという形で独立し、設立しました。

日高:ゼロボードの前身となるスタートアップ企業があったのですね!
大企業でコンサル業のアクセンチュアとスタートアップは、規模も業種も全く異なる印象ですが、スタートアップに入った理由は何かあったのですか?

本間さん:そうですね、ものづくりをしたかったということがあります。
コンサルでビジネスをするのもとても楽しかったのですが、最終的にものづくりで社会にインパクトを与えたいと思っていました。
というのも、大学時代は早稲田大学の理工学部で自動車の研究をしていました。大学卒業後アクセンチュアに入りましたが、やっぱりものづくりがしたい!という気持ちが抑えられず、スタートアップそのものへの興味もあり、A.L.I. Technologiesに転職しました。

会社の事業内容

本間さん:ゼロボードは、GHG(グリーンハウスガス)、つまり二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を算定して可視化するクラウドサービスを開発・提供しています。
GHGプロトコルと呼ばれる”二酸化炭素可視化のルール”に沿って、二酸化炭素量の算定から削減までをワンストップでできるソリューションで、基本的にはB2BのSaaSです。

日高:そのような需要も注目度も急上昇している業界で、パイオニアスタートアップとして事業拡大を続けているゼロボードさんですが、この四半期での特に大きなニュースは何があげられますか?

ゼロボードさんはかなりの頻度でニュースを出しているので、社員目線でこれはすごい!!と思ったニュースは何だったのかなと思いまして。

本間さん:色々な出来事があったので迷いますが、、
1つ目は、僭越ながらzeroboardのサービス導入企業数が2000社を超えてきたことです。きちんとマーケットのニーズを捉え、その課題に応えるサービス・プロダクトを出せている結果かと思います。

2つ目は、海外展開を本格化しはじめたことです。zeroboardのサービスをアジアを中心とした国々に展開しようと考えており、第一歩としてタイから本格展開を始めています。

あとは、これまでに引き続き大企業の方々が賛同してパートナーとなってくださり、提携できていることです。
ゼロボードは脱炭素の世界を実現するべく大企業の面々と提携しておりますが、その中心をスタートアップであるゼロボードが担っていけているのは、正しくこの先の世界の見通しを立てて、それに賛同いただけているということかと思います。

ゼロボードはまだ設立1年ちょっとですがこれからもよいサービスを提供できるようどんどん成長していきたいです💪

SPROUNDを利用して

日高:SPROUNDを利用しようと思ったきっかけは何だったのですか?

本間さん:出資いただいているDNX Venturesさんから紹介していただいたことがきっかけですが、実際に見学にきたときすぐに入居を決めました。Quarterly SPROUND(※)に見学にきた2021年の9月、会社設立の前後くらいでしたね。

他のオフィスももう一個くらい検討していましたが、SPROUNDをみて、「ここがいい!」と思いました。

※『Quarterly SPROUND』とは、四半期に一度、SPROUNDご利用企業各社が事業進捗やナレッジをシェアし合う学び・交流の機会です。SPROUNDのコンセプト「知の還流」を体現するイベントの一つとして年に四度開催しています。

上野:その日にもう「ここにします!」って言ってくださいましたよね。

日高:ゼロボードさんの社員の方々は、特によくSPROUNDに出社している印象ですが、中でも本間さんはよくお見かけします。

本間さん:そうですね笑。
会社としてはリモートワークOKとしていますが、個人的にSPROUNDの環境が好きということ+会社としても誰か一人オフィスに社員が絶対にいることで安心できるのではないかと思っていて、私はなるべくリモートではなく出社するようにしています。

22階から望むこの景色もよく、集中できるフォーカスエリアや、和気藹々としているコミュニケーションエリアなど複数エリアに分かれていて、気分によって場所を移動し使い分けることができるのも好きなポイントです。

日高:SPROUNDはフレキシブルオフィスをうたっているのですが、SPROUNDで創業期から過ごされて急成長を遂げたゼロボードさんからみてこのあたりはどうですか?

本間さん:ゼロボードの人数増加は凄まじく、普通だったら複数回引っ越していてもおかしくない人数の増加ですが、SPROUNDはフレキシブルに対応してくれたところが素晴らしいと思います。

ゼロボードはコロナ真っ只中に設立した会社で、フルフレックス・フルリモートの体制をとっています。
社員は基本出社するも在宅も自由なので、人数にフレキシブルに対応できるSPROUNDのようなオフィスはとても便利でした。

他には、イベントや勉強会がたくさんあって、非常に勉強になります。

何よりSPROUNDの活気がある雰囲気がとても好きで、仕事をするにしてもいい刺激になっています。他のスタートアップの方々と交流会の機会などもあって、程よい距離感で関わり合えるのがとてもいいです。

先日、チームのメンバーと「家とカフェどっちが捗るか?」という議論をしました。結論は、「ケースバイケース」だったんですけど笑、カフェに行くと捗るのは、周りにいる他の人の存在があるからだろうと。
SPROUNDもそういうことだと思います。自社の人じゃなくても、必ず誰かがいるので、よい緊張感の中で仕事が捗ります。

あと、SPROUNDの運営メンバーが素晴らしかったり、ご意見ボックスがあって利用者の声を吸収してくれていたり、オフィスもいつも綺麗に保たれていて清潔感があったり、利用者に寄り添ったオフィスでとても快適です。

日高:そのお言葉、ぜんぶ嬉しい限りです・・!
ゼロボードさんにはSPROUNDのコンセプトである「コミュニティ」や「知の還流」にもたくさん寄与していただいていて、運営メンバーとしてもとてもありがたい存在です。本間さんはSPROUNDのイベントや勉強会にも積極的に参加してくださっていますよね。

本間さん:イベントや勉強会がたくさんあって有益な情報が得られることも、スタートアップ目線でSPROUNDのいいところだと思います。

日高:SPROUNDのコンテンツがお役に立てているようで嬉しいです!また、本間さんは参加者としてだけでなく、先日のマキナレコードさんによる「セキュリティことはじめ」のイベントでは、登壇者として御社のセキュリティ対策事例をお話してくれましたよね。いかがでしたか?

本間さん:はい、自社の事例を紹介する形で、自分たちが通った道をSPROUNDの皆さんに「知の還流」としてお返しさせていただきました。
自分としても自社でやってることを言語化することで見直すきっかけになりました。
後日、実例があってよかったという感想をいただいたようで、やってよかったと思いました!

事業成長

本間さん:まだ設立2年目、製品版のサービスリリースから約1年ほどですが、すでに多くの企業に導入していただいています。さらに、多くのパートナー様(一緒に事業をしてくれている大企業の方々)にも支援していただき、たくさんの会社・人を巻き込みながら脱炭素のニーズに応える会社・サービスになってきたと自負しています。

ですが、同時に、ゼロボードはまだまだ成長フェーズだと思っています。
各ポジションで積極的に採用をしています!興味のある方はぜひご連絡下さい!

日高:ゼロボードさんの社員の方々はみなさんいつも明るく、楽しそうで。
SPROUNDをご利用していただく社員数の増加から事業が急成長していく様子を直近で見て、とても感心していました。

「知の還流」、「フレキシブルで綺麗なオフィス」といったSPROUNDの良さをこれまで最大限活用していただいたとのこと、とても嬉しいです!オフィス運営として、すこしでもこれまでのゼロボードさんの成長に貢献できていたのかなと思い嬉しいです。
ゼロボードさんのこれからのますますの成長が楽しみです!

(文・聞き手:日高 くるみ(SPROUND Community Manager) / 編集:上野 なつみ(DNX Ventures))


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